AV女優に挑戦する介護士が増えている理由とは?
介護士→AV女優の流れから、社会の問題が見えてくる。
最近増えているのは、介護職のセカンドキャリアとして風俗嬢やAV女優になるというケースです。
増えてきた介護士からの転職
風俗やAV女優をバイトとして行う女性は近年増加傾向にあります。
最近増えているのは、介護職のセカンドキャリアとして風俗嬢やAV女優になるというケースです。
これまでに副業として風俗やAVをやっている職業といえば看護師、飲食店員、アパレル店員、美容師でした。
また、副業に風俗関係を選ぶ女性の6割が貧困層のシングルマザーであるというのも特徴的なことです。
これらの風俗関係の仕事を兼業しなければならない職種には何らかの深刻な問題を抱えていることが少なくありません。
上記の仕事を考えてみても、看護師はそれなりに給料が保証される仕事ではあります。
しかし、人の生死という責任による重圧が付きまとう職業であり、また女性がほとんどの職場環境ではストレスが過剰になりがちです。
看護師には転職を考える人が非常に多く、看護師転職支援がビジネスにとして確立されているというのは本来異常なことなのです。
そして飲食業、アパレル、美容師などに従事する女性の多くは低賃金に悩んでいるものであり、それのみの収入では生活するのに精いっぱいです。
時に趣味に興じるなどといった人間的な生活を送ることは難しくなります。
介護職の労働環境は劣悪
介護士が風俗産業に流れる傾向が強くなったのは2000年代後半からのことです。
施設介護職員、訪問介護員、ヘルパー、介護福祉士、ケアマネージャーなどの女性が、これまで目立っていた看護師、飲食店員、アパレル店員、美容師などより多くなっているのです。
風俗店経営者の話によれば、今や募集広告を見て応募してくる女性の7~8人に1人が介護職の女性だといいます。
これも低所得が原因になっています。
介護職員はシフト制で時間が不規則な仕事であり、また介護福祉士以外は時給計算の非正規雇用が一般的です。
また、介護福祉士に受験するためには3年以上の実務経験が必要となります。
非正規雇用であれば、フルタイムで働いても月収は15万円程度にしかならず、生活は困難となります。
また、介護福祉士になって正規雇用になったとしても月給は手取り20万円弱であり、まったく良い仕事とはいえません。
生活は厳しく、勤務は厳しく、将来性はないというワーキングプアの代表的職種なのです。
日本は高齢化社会であり、介護士の需要は非常に高く、社会貢献度も非常に高いと言えます。
しかし、なぜかその仕事に従事する人の労働条件は劣悪を極めているという矛盾が起きています。
普通、需要の高い職業はそれなりの給与が支払われてしかるべきなのですが、一般的な職業より少ない給料しか支払われていないのです。
このような職業で優秀な人材がとどまるわけもなく、日本の高齢化社会の前途は非常に危険に満ちていると言えるでしょう。
介護職に従事する女性たちは、たとえ正規雇用になったとしても給料は低く大変厳しい生活を強いられます。
そこで、風俗嬢やAV女優に挑戦してみるのです。
AV女優などは非常に数が多くまともに働くことができない女性も少なくありません。
しかし、とりあえずそれらの職業についてみて、成功すればそちらで稼ぎ、もし失敗しても介護士に戻れるという保険があります。
介護施設は全国的に人手不足であり、いつでも採用してくれることが多いだけに大胆な行動に出ることができるのです。
かつては風俗やAVは一般的な職業で稼げない人のセーフティネットとして機能していたはずです。
しかし、最近では介護士のほうがセーフティネットとして機能しているということであり、社会がいかに変化しているかが如実に表れています。
日本の高齢化に伴って介護職はこれから成長する産業であるともてはやされ、多くの人が希望を抱いて介護の世界に入ってきました。
しかし、フタを開けてみると精神的・肉体的に非常にきつく、さらに低賃金と言う最悪の職業だったのです。
希望を抱いて入ってきた当初は高齢者や病人の役に立とうという気高い理想も抱いていたのですが、その理想を求めていく余裕などとても望めない環境なのです。
そして離職に至ると、次に選ぶ職業は同じサービス業である風俗を選ぶことが多くなっています。
介護施設やブラック企業の嘘
介護職の問題は山積みでしょう。
介護施設を見てみると、笑顔ややりがい、夢などといった美しい言葉をうたい文句にして職員に押し付ける傾向があります。
某ブラック企業が「地球上で一番ありがとうを集める企業になる」などといいながら、実態を見ると社員が自殺していると言う、もはやギャグのような実態があるのですが、これと似たものを感じます。
これには洗脳によってネガティブな面から目をそむけさせ、ポジティブな状態を保つようにし、低賃金で酷使するという意図が隠れています。
しかし、劣悪な労働環境では笑顔になることはできず、やりがいも夢もないのは疑いのないことです。
介護職から風俗嬢やAV女優に流れることができ、そこで一定の賃金を稼ぐことができた時には、介護施設に努めていた時よりも笑顔で、やりがいも夢もあることは明らかです。
いくら介護施設が職員に熱い想いを訴えても、実際には貧困女性の巣窟なのです。
昔の介護施設の仲間が風俗関係に流れて話を聞くと、白い眼でみるどころか「自分もやりたい」と思う人が多く、風俗へ女性が流れるという連鎖が起きています。
この他、介護職と風俗には似た傾向があります。
同じサービス業であり、会話と肉体を使ったサービスを行う点において同じなのです。
このことから、他の職種よりも違和感なく転職できると言うことも、多くの人が流れる原因です。
他の職種よりもやりがいに満ちた世界
介護職は、風俗嬢やAV女優と共通項が多い仕事です。
しかし、介護職はどれだけ頑張っても低賃金で、今後あがる見込みもない職業であるのに対し、風俗嬢は努力が報酬に確実に反映される職業です。
AV女優も厳しい業界であるものの裸一巻でなりあがれる可能性のある職業です。
風俗業界の方が圧倒的にやりがいに満ちているのです。
風俗関係の仕事は、かつては蔑まれる職業でした。
しかし、昨今の若者の労働環境は非常に悪い場合が多いため、風俗嬢やAV女優が魅力的に感じられる社会を担っているのです。
特にAV女優などは、AV女優からタレントや歌手に活動を広げている女優が非常に多く、若い女性が憧れを抱いても当然と言えます。