あのAV女優もこのAV女優も精神を病んでいる?
かつてはAV女優になる人は精神疾患者が多かったものです。
現代のAV女優はどうなのでしょうか。
AV女優は精神病の人が多い時代もあった
かつては精神疾患者が多かったものです。
精神疾患というのはうつ、パニック障害、自傷癖、不眠などといった軽度のものもあれば、統合失調症、境界性人格障害などといった重度のものを含みます。
昔はAV女優のなり手が少なかったのもあり、精神を患っている人がAV嬢となっているパターンが多かったのです。
しかし現代は、AV女優志望者が増え、ごく普通の女性がAV嬢になっています。
これにより、逆に、精神疾患を持った人はまったく採用されなくなったのです。
AVも風俗も、セーフティネット(お金を稼げる最終手段としての受け皿)という側面があったのですが、普通の女性の進出により競争率が高まり、セーフティネットとしての機能はなくなりました。
なんらかのトラウマを持っている
これらの精神疾患というのは先天的なものではなく、何らかの原因があり、後天的に現れるものです。
(精神医学にはまだ解明されていない部分があるため、精神疾患になりやすい遺伝的体質などはあるかもしれません)
彼女たちは過去に壮絶なイジメを受けていたり、機能不全家庭で育ったり、何らかの幼少期や思春期のトラウマによって精神疾患を抱えています。
精神疾患者は、症状が重度であればあるほど治療は難しく、一般社会に順応していくことが難しくなります。
そうなれば当然、生活に困ることになります。
そのような女性でもかつては完全な売り手市場であったために、これらの女性が志願した場合には容易にデビューすることができました。
だからこそ、かつては精神疾患者の割合が多かったのです。
精神疾患者は問題も多いのが現実
精神疾患を抱えた女性は精神的に不安定なことから共演者とうまくいかずに撮影に支障をきたすことがよくありました。
また、軽度の症状の場合でも、自傷癖によって体に傷をつければ出演することはできなくなるわけですし、うつ状態に陥って仕事をキャンセルすればクライアントには迷惑がかかります。
不眠の女性は睡眠がうまくとれないことで遅刻が多く、撮影中も元気や気力に欠けてしまいます。
AV女優志願者が多くなった今、プロダクション側は面接の際に精神的な問題があることがわかると、採用しないようになりました。
精神的にも肉体的にも健康な女性がほかにいくらでも応募してくるのですから当然のことです。
このことによって、かつては精神疾患の女性が生きていくために残された、AV女優という道は、今では断たれています。
そして社会的な傾向をみれば、精神疾患を抱える人は年々増加しています。
これを改善するためには、精神疾患が発症するそもそもの原因を取り除く必要があり、これは大変解決が難しい問題と言えるでしょう。
患者は増加し、働く最後の場所が失われた今、彼女たちは大変な苦境に立たされていることと思います。
AVや風俗に換わるセーフティネットを必要としているのも現実なのです。