引退後に幸せな人生を送るための重要なポイント
AV女優はなぜ引退するのか、引退後の幸せな人生にはどのようなものがあるのか、転落するとどうなるのか、実際に幸せになった女優と転落していった女優の実例をあげ、
引退後に幸せな人生を送るためのポイントを見ていきましょう。
見出し
ネットの情報の誤り
インターネットの情報を見てみると、よく「AV女優はAV女優になった時点で人生終り。引退後も元AV女優として生きていかなければならず、どん底の人生を送ることになる」などと言われています。
しかし、このように断定してしまうのは誤りであり、多くのAV女優が引退してから幸せな人生を歩んでいます。
一方でネット住民たちが言うように転落してしまう女性が多いのも否めないことです。
では、両者の違いは一体どこにあるのでしょうか。
ここでは、引退後に幸せな人生を送るためのポイントを見ていきます。
なぜ引退するのか、引退後の幸せな人生にはどのようなものがあるのか、転落するとどうなるのか、実際に幸せになった女優と転落していった女優の実例をみてみましょう。
そして幸せな人生を送るためのポイントという流れで把握していくと、AV女優になったところで「人生詰んだ」などということが誤りであることが分かると思います。
AV女優と引退
「引退する」と言うのは、一般的にはモデルプロダクションをやめて所属女優一覧から名前が抹消されることを指します。
これは自ら願い出て辞めることもあれば、仕事依頼が全く来なくなったために女優とプロダクションの関係が自然消滅してしまうこともあります。
その他に、女優と何らかの理由によって一切の連絡が取れなくなったものを失踪したと処理して関係が消滅することもあります。
オファーが来なくなった女優はAV女優を続けるどころではなくなり、糧を得るために何らかの別の仕事をする必要に迫られ、そうなった場合には多くの場合引退することとなります。
そして、全く新しい人生を歩み始めることとなります。
なぜ“全く新しい”のかと言えば、AV女優を職業差別するものではありませんが、やはりAV女優と活動していたということは履歴書に書けるような経歴ではありません。
それまで以上にAV業界で頑張って功績を積んだとしても、ほとんどの場合にはその経歴を活かすことなく、またゼロの状態から新しい道を模索することとなるからです。
ただし、活躍して芸能人に転身したり、風俗嬢になるなどといった元AV女優の経歴を活かせる職業についた場合には、AV女優の経歴を活かして活動していくことなります。
しかし、転職が難しい仕事に従事していたからといっても気後れする必要はありません。
AV女優という職業が経歴として活かせない職業に就職したとしても、AVで培った能力は確実に活かすことができるからです。
カメラの前で本来は披露されるものではないものを披露し、自分の持てる全ての技能を駆使して視聴者を興奮させることが仕事なのです。
そこでは普通の業界に得ることができない様々な利点を持っているのです。
それなりに頑張った女優には、以下のような利点があります。
- 名前が売れている
- 対人スキルが高い
- 成功体験を持っている
- 外見メンテナンスのスキルが高い
それぞれの利点を活かすことができれば、引退後に幸せな人生を送ることができるとわかります。
名前が売れている
出典:http://www.dmm.co.jp
AV女優として活動し、ある程度活躍することができれば、売れないアイドルなどよりはるかに名前が売れていきます。
この時に売れた名前を利用することで、芸能人やタレントとしての道を切り開いていくことができるのです。
とくに、最近はAV女優や元AV女優のメディア進出が著しいためにこの流れは大きくなってきいます。
AV女優になる理由を尋ねられた時に「元AV女優の○○さんみたいになりたい」という理由を挙げる女優は少なくありません。
90年代にはAV女優から芸能人になることなどはあり得ないことだったのですが、飯島愛、及川奈央、夏目ナナ、みひろなどが進出を果たしています。
特に顕著なのは及川奈央とみひろでしょう。
及川奈央は戦隊ものの子供番組にレギュラー出演しましたし、みひろはNHK大河ドラマに出演を果たしました。
元AV女優という肩書が、芸能界への進出に役立つ時代が来ているのです。
今後もこの流れは大きくなっていくことが予想されます。
少し特殊な例では、小澤マリアが中国の芸能界へ進出しています。
出典:http://www.dmm.co.jp
蒼井そらと小澤マリアの中国での人気は相当なものです。
これは人気が爆発した当時の中国人のネット環境や日本のAVが海賊版で流通していることなど色々な背景がありますが、その人気ぶりといえば日本国内以上のものです。
中国人から人気のAV女優が訪中すると、空港にはファンが押し寄せて大パニックが起こり、彼女たちにはSPがつくほどです。
小澤マリアに至っては中国の大手検索サイトの美女検索ランキングで1位になるほどの異常な人気ぶりで、活動の舞台を中国に変えたこともうなずけます。
まさにAV業界は何が起こっても不思議ではないと言ってよいでしょう。
この他にも、ある程度名前が売れたAV女優は高級風俗店に所属すれば客足が絶えません。
順調に稼げるのは間違いないことで、その後数年は非常に裕福な生活を送ることができます。
中には一旦AV女優として活動して名前を売り、その後に風俗やキャバ嬢で大きく稼ぐという長期プランを持ち、そのプランの一環としてAV女優になる女性もいます。
対人スキルが高い
対人スキルの高さも非常に大きな利点となります。
AV女優のクオリティは年々急速に高まっていますが、その高さは今や外面だけではなく内面にも求められるようになっています。
内面的な要素の一つである対人スキルは非常に重要です。
撮影現場では撮影が円滑にいくように監督やスタッフが求めているものを敏感に察知して演じていく能力が求められるのです。
また、仕事依頼をもらうためのメーカー面接や監督面接では、競争の激しい中で出演を果たすためにいかに魅力的に映るか、いかに面白く語るかということが重視されます。
それらの能力が一般の業界では考えられないほど高くなっています。
協調性があり、人間性に魅力があるというのは、間違いなく対人スキルに直結します。
特に、全体主義の日本においては、組織が求める働きをこなしていくことができる人材は重宝されます。
それほど有名にならなかったAV女優ならば、現役が1万人もおり1年で数千人が入れ替わると言われる業界であるため経歴がバレる心配はほとんどなく、普通の仕事に転職ができるでしょう。
そして、転職後は対人スキルの高さが求められる職種がお勧めであり、思う存分に能力を発揮していくことができるでしょう。
対人スキルの高さは、仕事以外でも活用可能です。
つまり結婚です。
AV女優は対人スキルが高いだけではなくセックスのスキルも非常に高いため、男を喜ばせる技においては一級品とも言えます。
それだけではなく、男性が中核をなしている業界にいれば、おのずと男性の品定めをする能力も身につきます。
さらに、ハイクオリティ化が顕著なAV業界においてAV女優をしていたと言うことから容姿端麗であることは疑いもないことです。
美人で、男を喜ばせる技術にたけているのですから、ターゲットとなった男性はすぐにメロメロになってしまいます。
品定めのスキルも合わせて磨かれていれば、良い男性を見つけて、幸せな結婚生活を送ることができることでしょう。
成功体験を持っている
AV女優として活躍した女性に意外と多いのが、AV女優になってからは脚光を浴びて成功したものの、それ以前には何ら注目されるような活躍・成功をしたことがなかったと言う女性です。
成功体験に乏しい人は、男女を問わずに人生全般を通して成功しにくいものです。
したがって、たとえそれがAV業界における成功体験であったとしても、成功体験を得ていることはその後の人生に大きな好影響をもたらします。
しかも、その成功体験は上質なものです。
AV女優が社会に受け入れられるようになった今、ツイッターで数万人にフォローされているAV女優が珍しくありません。
数万人から注目された体験などそうそうできるものではなく、人がめったにできない上質な成功体験をしたことで、引退後の人生が幸せになる可能性は大幅に上がります。
外見メンテナンスのスキルが高い
つまり、キレイな女性を演じるためのメンテナンスが上手であると言うことです。
やはり女性においては美貌が一つの才能とも言えるほどに人生を豊かにするものです。
批判を恐れずに言うならば、不細工な女性よりも美人をこのむ男性の方が圧倒的に多いのは事実であり、不細工よりも美人の方が豊かな人生を送りやすいのです。
この意味において、外見メンテナンススキルの高さは確実にプラスになります。
たとえ少々不細工な女性であろうとも、外見メンテナンスをしっかりできればいいのです。
つまり肌をきれいに保ち、スタイルのバランスを保ち、化粧もしっかりとでき、服装も自分に合うものを選択できているならば、それらを持っていない天性の美女とも対等に渡り合っていくことができます。
AV女優が引退する理由
では、AV女優が引退する理由とはどのようなものがあるのでしょうか。
業界がAV女優に対して性的搾取を強要しているという誤った認識から、単純に
「セックスを売りにするのが嫌になってトラブルでも起こしたのだろう」
と思われがちですが、色々な理由から引退に至ります。
現在はAV女優の数が非常に多くなっている時代で、プロダクションに所属するものの活動していない女優も含めると1万人にも上り、このうち4000~6000人が毎年入れ替わっているとされています。
毎年4000~6000人がトラブルを起こして辞めているとなれば業界は瓦解するに違いありませんが、そうならないのはやはり引退する理由がトラブルばかりではないからです。
引退の理由は人それぞれであり、様々なものがあります。
いくつかの理由を見てみると、
- 単体デビューをしたものの、企画女優に落ちてギャラが下がったから
- 撮影がハードになっていき耐えられなかったから
- 家族にばれて続けられなくなったから
- 自分より若くキレイな子が増えたから
- 面白くなくなったから
- 結婚するから
- 次にやりたいことが見つかったから
- AVだけでは生活できないから
単体女優で契約していれば、毎月1本の出演で100万円近いギャラを得ることもできるのですが、販売成績が悪ければ契約更新することはできず、企画単体に落ちればギャラは半分程度に下がります。
そして、企画単体でどのように売っていくかを考えて出演した結果、そこでも販売成績がふるわなければたとえ元単体女優であろうともギャラは容赦なく下がっていきます。
そのため、単体女優から企画単体女優へ、企画単体女優から企画女優へと移動する時を引退のタイミングと考えている女優は少なくありません。
特に、単体女優の時にAVアイドルとして売り出されていたような女優は、企画単体へと移動するとギャラが下がるばかりではありません。
行う行為はそれまでとは大幅に変わって過激になっていくため、AV業界が本当に好きな女性でなければ続けることは難しくなります。
単体女優でありながら引退作をだして引退していく女優というのはこのような理由によって引退しているケースが多いです。
実際には企画単体女優の方が単体女優より稼げることもあり、プロダクションとしても企画単体として続けていくことを女優に勧めます。
そのため、この時点で辞める女優の多くはお金を最優先しておらず、芸能界進出を本気で狙っていたような場合が多いです。
例えばグラビア出身であり、AVで名前を売っていきたいと考えていたにもかかわらず、活動が思ったようにうまくいかなかったケースです。
現在一般メディアに進出しているAV女優は業界でもトップクラスの女優であり、単体女優として10年以上も活動しているような女優たちです。
そのため、単体女優として1~2年も契約が続かないならばその時点で芸能界への転身はまず不可能であると考えていいでしょう。
望みのないものに貴重な若い時間を費やすよりは、その他に挑戦したいことがあればそちらには約切り替えるのが賢明であると言えます。
内容が過激になりすぎたから、と言うのもよくある理由です。
AV女優はNG項目を設定して活動していきますが、それがはずれていくほどこなせる仕事の数は増えるため、オファーが来るようになります。
しかし、NG項目にも限界があり、自分がここまでできると考えられる全てを解禁してしまいます。
それでも徐々に仕事が取れないようになってくれば次はそれぞれのジャンルや自分が得意とするジャンルで過激な行為を行う必要も出てきます。
例えば、最初はノーマルなセックスだけをしていれば売れたものが、次第にレズ、3P、外人とのプレイ、レイプ、中出し、SMなどと求められる行為が過激になって来るのです。
それでもAV女優としての自分の成長に喜びを感じられたり、もともと性に対して大きな興味を持っていたならば続けられるのですが、そうでない女性は許容できる限界を迎えることとなります。
これとは逆に、性に対して大きな興味を持っていた女性が、色々なジャンルを経験したために興味を失ってしまい、引退するというケースもあります。
このような女性は少ないかに思えるのですが、最近では増加傾向にあります。
AV女優として働くことに前向きな意識を持っており、楽しみながら仕事をする。
同じギャラでも普通のセックスをするのは退屈で未知のジャンルや過激なものに挑戦したほうが刺激があって面白いと思っている女性が増えているのです。
AV女優は非日常的なセックスを体験できる職業です。
性的に好奇心旺盛な女性は楽しんで仕事ができますが、色々経験しつくすとお腹いっぱいになってしまうこともあります。
このような女性はAV女優と言う仕事を「セックスをしながらお金を稼げる職業であり、他の仕事とは全く違う特殊な仕事」という明確な認識があります。
そのため、性的な刺激を感じなくなってからも続けていくことは難しく、かなり真剣に次の道を模索するようになります。
AV女優という仕事は性的刺激で考えれば頂点の仕事であり、このような女性は風俗店勤務などをしてもなんの面白みも感じることができません。
そのため、資格取得を目指す、学校に通うなどして、次に自分が好奇心を抱いて邁進できる何かを目指すことがよくあります。
このように、最近ではAVに出演したことによって 後悔の念を抱く女性は少なくなっていますが、中にも後悔を抱く女性が皆無になっているといえばやはり語弊があります。
彼女たちが後悔するタイミングとして最も大きいのは親や彼氏にばれたときや本当に好きな人ができて結婚したいと思った時です。
このような時、自分の職業によって傷つく人がいることを知れば、やはり後悔する人はいることでしょう。
また、自分に子供ができた時、子供が自分の昔の職業を知ったらどうなるという後悔が芽生えることがあります。
また、大人気の女優があまにも急に辞めたいと申し出た場合には、強引な引き止めはない物のなるべく引き留めようという意思が働くのは当然のことです。
ここで辞めたいという強い意志を持っていなかったり、流されやすい性格は引き留められることとなってしまいます。
そして、引退するときには精神的に追い詰められていることもあり、悲惨な状態担っています。
しかし、全体で観ればこれは少数の例であり、やはりAV女優と言う映像に残る仕事をしたからといって、その後の人生も不幸になるとは考えにくいと言えます。
特たとえそれが軽い気持ちで足を踏み入れたからと言って、「安易な馬鹿」と断定してしまうことは、それこそ安易な馬鹿な考えです。
AV女優をしたことが決定的な足かせになってしまうのはごく少数です。
単体女優ならば大々的に売り出されることをプラスに転じることができますし、企画女優ならばそもそも女優名とともの出演することが少なく、人から知られることが少ないです。
その為、自分だけの秘密として誰にも打ち明けず、第二の人生を始めればいいだけのことです。
確かに、インターネットが普及した今となっては、商品になってしまった映像や写真は完全に消え去ることはありません。
その為、バレる可能性が低いとはいっても可能性がある以上は引退後の人生も不幸になる可能性があると言われ続けることでしょう。
実際に、引退後に新しい職場に入植したところ、異常な企画作品マニアがいれば勘付かれる可能性もないわけではありません。
しかし、そのような確率はほぼ0%に近いため、もし引退後にばれてうまくいかなくなるきっかけとなってしまえば、それはもう運が悪いと言うほかありません。
交通事故と同じなのです。
もっとも、企画女優が勘付かれてしまう可能性など交通事故の確率より低く、もし勘付かれてもよく似た他人として処理し、しつこければセクハラであるとしてやっつけてしまえばいいだけなのです。
具体的な方向性
女優が引退するにあたっては、引退作品を出して公式に引退する女優もいれば、ツイッターやブログで引退を表明する女優もいます。
引退後もツイッターなどで近況報告をしていれば最近どうしているのかを知ることができますが、そのような女優ばかりではなく、女優の中には突然いなくなった感じがしてしまう女優が多いものです。
たとえ幸せな生活を送っていたとしても、人から知られる機会がないだけにAV業界に興味があるものの不安を覚える女性が多いのです。
しかし、一般女性よりもルックスが良く、男を喜ばせる技に長けており、良い男性を見分ける力も持っている、つまり女性としての生存能力が高いため、彼女たちの大多数は問題なく第二の人生を始められるのです。
このことは上記の要約です。
では、具体的にはどのような人生の送り方をしているのでしょうか。
典型的なケースがいくつかあります。
風俗やキャバクラに流れる
これらの仕事につく女優が、一説には元AV女優の3分の2になると言われています。
それまでファンタジーな存在であり手の届かない高根の花であった女性と、お金を支払うことでセックスができたり、話しができると言うことは男性にとっては非常に魅力的なことで、客足は絶えないことでしょう。
また、上記の通りの対人スキルの高さは、キャバクラ嬢として活躍するにも十分なものです。
そのため、AV女優としてある程度舐めを売った女性はAV女優の時の名前のままで高級風俗店に行く傾向があります。
このように働く時、元AV女優という肩書は確実に付加価値となります。
普通の風俗嬢と比べて二倍以上の報酬が得られることも珍しくなく、トップクラスの人気を誇った女優が風俗に流れると、10万円を越える値段がついていることもあります。
そのため、元AV女優が風俗に流れた時には、その後数年にわたってしばらくは安定した生活を送れるようになり、むしろAV女優の頃よりもたくさん稼げる可能性も十分にあります。
真面目に働く
残りの3分の1ですが、このような女性も確実にいます。
このような女性は元々AV女優に向いているような気質ではなかったものの、お金のためなど何らかの理由によってAV女優になっているものです。
このような女性は、現役時代から堅実な考え方を持っているものであり、AVを引退するとそれからは脱がない生き方を選択します。
考え方は一般女性に近いものであるとも言えます。
そのため、AV女優をしている時というのは人生の中の特別な時期だと言う自覚が強く、お金もしっかりと貯めています。
引退する時にはある程度お金がたまっているため、そのお金で専門学校に通って資格を取得したり、何かに挑戦したり、あるいは普通の女性と同じように中途採用で就職を探します。
このタイプの女性はとにかくまじめです。
AV女優と言う先の見えない仕事についていた経験から、今やっている仕事で稼げなかった時にどのようにしてお金を稼いでいくか、ということを常に考え、手に職をつけようと考えている人が多いです。
例えば、その資格を持っていればどこでもすぐに雇ってくれるとか、その技能があればパソコン1台あればいつでも稼いでいけるといったものを身につけたいと強く意識しているのです。
その中で、できれば高い収入が得られる資格を選ぼうとするのです。
具体的な資格と言えば看護師の資格や、ヘアメイクの資格です。
AV引退後にこれらの専門学校に通っている女性の存在は良く聞きます。
看護師になるためには勉強しなければならないことが山とあります。
非常に厳しい世界でありAVの事を引きずるひまもないため、看護師という道を選んだ女性はその後AV業界と何か関係を持つこと張りません。
しかし、ヘアメイクはAV撮影現場で働くことがよくあります。
AV業界は脱がない女性には価値がないと考えているわけではなく、AV業界の事を良く知っている価値ある女性として待遇しています。
そのため、ヘアメイクには元AV女優が多いのです。
元ギャルAV女優の泉麻耶などがいい例です。
AV業界でのヘアメイクの仕事に転職するのは、AVのキャリアをプラスに活かしている事のいい例です。
この他にも、プロダクションのマネージャーになっている元AV女優もいますが、このようなAV女優は女優の気持ちを把握し管理する能力にたけているだけに頼もしい存在です。
ただし、一般企業への就職は厳しくなっています。
これは、AV女優をしていたからこそ厳しいと言うのではなく、最近の不景気と経済が縮小している現実から厳しくなっています。
AV女優たちは、AV女優をやっていたことでキャリアに数年の空白があり、しかもAV女優をやっていたとはいえません。
就職するとなるといつでも人材を募集している飲食店や介護施設などしかありません。
しかし、なぜその業種が常に人材の欠乏に悩んでいるかと言えば、それはブラックな面が多いからこそ人材欠乏に悩んでいるからです。
AV業界がクリーン化した今となってはAV業界の方がよほどブラックで、引退後の人生としては決してオススメできるものではありません。
小室友里のケース
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もうひとつ、良くある引退の原因とその先の進路として結婚があります。
トップAV女優でさえこのケースが見られ、その一例として小室友里のケースを見てみましょう。
小室友里は90年代後半に最も活躍したAV女優であり、彼女の作品「ルームサービス1」は10万本を越え歴史的ヒットとなっています。
また、彼女はAV女優として抜群の活躍をしただけではなく、引退後も非常に良い人生を送っています。
結婚して幸せな家庭を築き、元AV女優の経験を活かしてライターとして活動し、舞台出演などもしています。
小室友里は現役時代、映像関係の人と知り合って恋に落ちています。
夫は彼女が元AV女優であることなど気にせず、ただ結婚するならばそれ以降は脱がないことを約束して結婚をしました。
小室友里の話によると、偏見が強い(90年代後半は今とは比べ物にならないくらい偏見が強かった)中でもそれなりに理解はあるようです。
小室友里の場合は当時の活躍ぶりからして隠せるものではなく、AV女優であったことを隠して何かをするという発想はなかったようです。
もちろん、夫の両親は知りませんが、ライターや役者をやっていると挨拶をしたそうです。
AVに出演したのは、有名になりたい願望からでした。
そして、実際に有名になりました。
しかし、そのことで十数年たった今でも彼女の映像は残り続けており、そのことが妻や母親、一般社会人としてマイナスになっていることを痛感しているといいます。
それでも、引退後は平穏で幸せな人生を送っています。
なぜ彼女が幸せな人生を送れたかと言えば、現役時代に凄まじい人気を誇りながらも慢心することなく、人生のほんの一時期だけのことだと自分を客観的に見ていたことです。
生活水準を上げることもなく、自分は引退後に幸せになるためにはどのような幸せが実現可能なのかを考え、その幸せのために動いてきました。
現役時代の売れに売れた時期でも家賃は高くても8万円くらいのところに住んでいたのは、辞めたら収入が少なくなることが目に見えていたからです。
辞めてからは家賃を6万円くらいに落として質素な生活をしていましたが、現役時代から質素な生活をしていたため何ら困難はありませんでした。
実際、収入は現役時代の2割くらい(20万円程度)にまで少なくなったのですが、高望みしないだけに全く問題なく生活することができました。
小室友里のように、AVのリスク、相応の価値観を忘れずに常に地に足がついていれば、幸せな人生は必ず送れると言えます。
結婚してもだめな女性はだめ
しかし、結婚してもすぐに離婚してしまう元AV女優が多いのも事実です。
しかしこれはAVだけに限ったことではなく、日本全体で起こっているひとつの傾向と捉えることもできるでしょう。
その波に呑まれたAV女優も多いと考えるべきだと思います。
なにしろ、全国の離婚件数は1988年に15万4000件を越えると堰を切ったように増加を始め、2002年にはこの倍に近い29万件を越しました。
この波に呑まれるAV女優が多かったとしても何ら不思議はないでしょう。
特に、90年代のAV女優は離婚家庭や機能不全家庭で育った女性が多くいました。
その為、結婚相手を見つけてもそもそも「幸せな家庭とはなにか」と言うことが分かっていないため、結婚生活がうまくいかないことが多いのです。
逆にいえば、そのような女性が少なくなっている2000年代以降の女優であれば、引退後の結婚生活が順調に進んでいくケースは非常に多くなることと思います。
ここで紹介する元AV女優は結婚生活に失敗したケースです。
彼女の両親は彼女が小学一年生の頃に離婚しており、その後はネグレクトの状態で育ちました。
中学1年生の時に家出をし、体を売ることで生活をつなぎ、風俗嬢等もしながら活動していく中で18歳で有名なフードルとなりました。
本格的に風俗で働きだしたのが中学3年生のころであり、中3のころから毎月150万円くらい稼いでいると言うのですから大したものです。
19歳からAV女優としての活動に挑戦したのですが、企画単体どまりで企画女優になることはできませんでした。
そのため、AV女優としての活躍はイマイチであったと言えますが、彼女の本来の活動領域は風俗だったのでしょう、彼女は今でも人気風俗嬢として関西では有名な存在です。
彼女がAVをやめた後には色々な厄介事があったようです。
彼氏が自殺したあと、たまたま知り合った人と結婚してみて風俗から足を洗った時期もありましたがすぐに離婚をしてしまいました。
その時は実家の母親のスナックを手伝ったり普通の仕事もしたのですが、結局稼ぐことに執着する精神性から抜けだせなかった彼女は風俗に戻っています。
この時にやった仕事とは和食屋ウェイトレスをやったのですが、風俗で稼ぐことが骨の髄まで染みついている彼女です。
時給数百円をもらうために大変な思いをするよりも、エロいことをして大金を稼いだ方がよいと考えるのは当然と言えば当然のことかもしれません。
高コスト体質から抜け出せるか
小室友里と後者の女優の違いに気付いたでしょうか。
それは、高コスト体質から抜け出せるかどうかということです。
つまり、裸になってセックスをすることで大きな収入を得たことが忘れられない人を高コスト体質と言うならば、その体質から抜け出せない人は一生幸せになることはできません。
自分の唯一の売りである女を売りにし続けるほかないからです。
AV女優をしていたことが楽しかった場合などは重症になることが多く、楽しい・気持ちいい・稼げる・ラクだというAV女優脳に陥っている場合には、AV女優を辞めてからも性風俗に流れることとなります。
上記においてAV女優の3分の2は風俗に流れると書きましたが、その理由はここにあると言えます。
一般的にAV女優になるリスクを挙げた時には「誰かにバレるリスク」ばかりが取り上げられます。
このように考えてみるとそのようなリスクよりもむしろ「体を売ることから抜けだせなくなるリスク」のほうがはるかに高いと言えます。
逆に、高コスト体質から抜け出せた時の望みは大きいと言えます。
金銭感覚がおかしくなって抜けだせなくなるリスクが高いAV女優ではありますが、同時に誰もが経験することができない濃厚な社会経験になります。
一般社会から厳しく見られることが多い職業で働くなかで自分の感覚を狂わせることがなければ、そのような感覚の持ち主は社会的に見て稀有な存在であります。
同世代の人間に比べてはるかに成功しやすいとも言えるのです。
以上のように、AV女優としての引退後、幸せな人生を送るためのポイントはAV女優だった当時の栄光を早めに忘れると言うことです。
いつまでもその栄光にひたり、当時の感覚を忘れなかったならば金銭的にもうまくいかなくなり、幸せな人生は送れなくなることでしょう。