あなたがAV女優になったら、周りからどう思われるのでしょうか?
世間がAV女優に対してどのような見方をしているか、AV女優はどう思われているかを考えた時、とらえ方は両極端に現れることが多いです。
「本人がやりたいならやればいいのでは」という中立的な見方ももちろんありますが、「AV女優は華やかであり、アイドルのようであり、あこがれの存在である」という見方と「AV女優は頭がおかしい、ただの肉便器である」という見方があります。
それぞれの見方を考えてみましょう。
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AV女優を肯定的に捉える見方
最近はAVを肯定的に捉える見方が増えてきています。
一般メディアを含めた様々な場でAV女優たちが活躍し、中にはアイドルのような活躍を見せている女優も増えてきたことから、「彼女たちはセックスをするだけが能ではない」と捉える人が増えてきたことが考えられます。
むしろ様々な方面で才能を開花させている女優も多いです。
彼女たちの実力を社会が認めざるを得なくなってきているのです。
その実力がどれほどのものかを考察するために、以下の検証をしてみましょう。
アイドルとAVアイドルを比較してみよう
誰が決めたか“国民的”という売り文句で急成長を成し遂げたアイドルグループであるAKB48の面々と、AV女優のなかでもアイドル女優として一般メディアに進出をしている層(例えば恵比寿マスカッツなど)を比べてみることです。
ルックスで比べればAV女優の方が勝るとする意見は非常に多く、スタイルを比べたならばそれを売り物にしていないAKBではもはや比べ物になりません。
また、男性を虜にする女性的な魅力を見ても、それを専門に磨いたAV女優の方が長けていることは言うまでもありません。
アイドルグループとAV女優を比べることには賛否両論あるかもしれませんが、どちらも主に男性をターゲットに活動しているという点では変わらないものであり、男性を相手にしたときどちらが優れているのかということを考えたならば、AV女優はアイドルでは全く太刀打ちができない実力を持っているのです。
このことは、もしAKBの女性たちが何の肩書もなく自分のルックスとスタイルと性的センスのみでAV業界に行った時、はたして何人が成功できるかと言うことを考えるとよくわかります。
元AKBとして爆発的セールスを獲得したやまぐちりこなどはAKBの肩書がなかったとしてもAV女優として大成できる器を持っていましたが、例えば現在AKBグループでトップクラスの人気を誇っているSさんに若しAKBの肩書がなくAV女優になれるかどうかを考えてみると、甚だ疑問と言わざるを得ません。
美脚という売りはあるもののバラエティでいじられることもあるイマイチなルックスに加えて貧乳であり、AV女優として大成するのは難しいと言えます。
単に正規アイドルたちは初めから社会の表舞台に立っているのに対し、AV女優たちは社会のグレーな部分から進出をしているという点で差がついているのであり、正規アイドル達が“国民的”などと言われるようになっているだけです。
恵比寿マスカッツがアイドル的活動でも人気を博したように、もし彼女たちが完全に社会から受け入れられ、表舞台に立つことができたならば正規アイドルを遥かに凌駕する人気を獲得することも十分にあり得るのです。
AV女優はアイドルよりもエリートである
このように比べてみると、AV女優たちがいかに実力ある女性たちの集団であるかということが分かります。
ルックスとスタイルに優れ、男性を惹きつける魅力にあふれており、コミュニケーション能力も高いのです。
AV女優に肯定的な見方が出てきたということは、彼女たちの実力を社会が認めざるを得なくなったということでもあります。
彼女たちが社会に進出して裸でセックスをする以外の様々な活動を展開することで、才気あふれる女性であると言うことに社会が気付いたのです。
今や、彼女たちがAV女優であると言うことを知らずにファンになる女性も多いほどです。
また、AV女優に対して肯定的な見方が広がっていると言うことは、昨今のAV女優は自ら志願する女性が増えていると言うことからも分かります。
AVが女性にとって忌み嫌うべき仕事ではなくなったのです。
しかも一発あてて大金を稼いでやろうという野心満々で業界入りしてくる女性は少数であり、マスカッツのようなアイドル的活躍をする女優にあこがれて、自分もそのようになりたいという気持ちから業界入りする女性が増えてきているのです。
今の若い世代は、AV女優に対しての偏見がどんどんなくなっています。
今の子供たちが大人になる頃には、この風潮はさらに強くなっていることでしょう。
20年後、30年後にはAV女優が全く恥ずかしくない時代が来ているかもしれないのです。
AV女優を否定的に捉える見方
AV女優を肯定的に捉える見方は確かに広がっているものの、やはりまだ否定的に捉える見方が多数派と言えるでしょう。
おそらくは否定的に捉えている人のほとんどは、人間の営みの本質的な部分を考えたことのない短慮な人々です。
確かに、本来はひそかに行われるべき営みが不特定多数の目にさらされるというのは異常なことに思えるかもしれません。
しかし、それは一面のみを見た見方と言えます。
なぜならば、AVは子作りとしてのセックスではなく、エンターテイメントとしてのセックスだからです。
エンターテイメントである以上は人に見られて当然のものであり、そこを攻撃すること自体がナンセンスと言えます。
確かに、弊害もないわけではありません。
AV女優たちがエンターテイメントとしてみせている性行為をみた若い人々が、ゴムなしのセックスやアブノーマルなセックスに違和感を抱くことがなくなり、間違った性行為をすることも増えるからです。
このように日常にあふれる映像による影響が社会に及ぼす影響は確かに大きいものであり、暴力描写などに規制がかかるのもそのためです。
しかし、AVは地上波で放送されているわけではなく、建て前では18歳以上のみが閲覧可能であり、視聴者本人が選択的に視聴している以上はどうしようもないことです。
どうしようもないことを騒ぎ立て、そのことを以てAV女優を罵るのは全くのお門違いというべきでしょう。
それなのに、AV女優たちは常に非難の的にさらされます。
Vシネマに登場するコワモテの俳優に対して「暴力描写を作り出す社会の厄介者」という非難をする人はいないにもかかわらず、AV女優に対しては「社会の性を乱す社会の厄介者」という非難をする人はゴマンといるのです。
馬鹿も休み休みいえと思ってしまいますね。
AV女優に向けられる非難の多くが理不尽なものであると言うことはお分かり頂けたかと思いますが、ではなぜこのような非難が生まれるのでしょうか?
掲示板等ではAV女優をやり玉にあげて「肉便器」とか「精神異常者」というような汚い言葉を書き連ねている人をよく観ます。
この人たちがなぜそのような非難をしているか、いくつかのケースが考えられます。
潔癖症の人
不特定多数の男優とセックスをする女優は汚い女性だとみなし、Av女優を肉便器だと罵るタイプの人です。
このタイプの人は、女性は本来特定の男性とのみセックスをするべきだという思考を強く持っており、彼女たちが仕事としてそれをこなしていることを見ることができずに頭がおかしいと決めつけています。
不細工な女性
不細工な女性からの嫉妬もあるでしょう。
自分は不細工でスタイルも破綻しているために、男性から見向きされず、全く性的好奇心も示されないことから、魅力的な肉体を武器に華やかな活躍をしており、男性たちを興奮させているAV女優に嫉妬を抱くのです。
そして嫉妬から彼女たちを傷つけようと、汚い言葉を投げかけることがあります。
ゆがんだ正義感
ネット上ではとくに多いことですが、ゆがんだ正義感から非難する人も少なくありません。
つまり、上記のように「AV女優たちが性風俗を乱している!」などとお門違いな発言をネット上で繰り返し、自分が社会の適正化に一役買ったかのような錯覚に陥っているのです。
このようなタイプの人間は現実世界でこのような発言をする場がないか、あるいは自己主張が苦手でそのような発言ができないため、ネットというある意味バーチャルな世界で自己主張を行って自己満足に陥っているのです。
また、このような人は現実世界で自己主張することができずに隔世の感抱いていることが多く、ネットでの自己主張によって初めて社会の一部になっていると認識(錯覚)することができるのです。
しかしこれらの人間の発現の有無にかかわらず社会は流れているものであり、影響力はほぼ皆無であることを考えるとまさにマスターベーション的行為でしかなく、さらにこのタイプの人間は常に自分だけがジャスティスという異常な自信を持っているものですから、一番厄介と言えるでしょう。
注目すべきは、AV女優を非難する男性の中には、非難しながらもAVのお世話になっている男性が実際には多いと言うことです。
自分が非難している対象ではあるものの、性欲がたまれば一時休戦してオナニーにふけっているのです。
中には妄想のみで抜く人もいるかもしれませんし、二次元にしか欲情しない異常性癖者であるためにAVのお世話になっていないという人もいるかもしれませんが、大部分の男性が非難しながらもAV女優に世話になっているのが事実なのです。
周りの目はきにしない
以上のことから、AV女優と言う職業は非難されることが多い職業であるものの、その非難の大部分は誤りであり、取るに足らない意見であることが多いと言うことが分かります。
ただし、その非難が「AV女優は厳しい世界だから、わざわざそんな世界に入らなくてもいいんじゃないか?有名になれる女優などごく少数であるにもかかわらず、無謀にも挑戦していく女性には馬鹿な奴が多い!」という種類の非難、つまり業界の実情をきちんと把握し、真実にのっとって行われる心ある非難であれば、これは的を射た非難であると言えるでしょう。
AV女優に投げかけられる非難の大部分は気にする必要はありません。
AV女優として活動していく上で、いろいろな人から心ない対応を取られることもあるかもしれませんが、「普段は世話になってるくせに」というくらいに捉えて適当に流すスキルを身につけましょう。
おそらくは、時間とともにAV女優に対する偏見は軽くなっていきます。
偏見されない職業、つまり一般の職業とそれほど変わらない職業と見なされるようになるという意味ではギャラの低下も起こり、この流れは一長一短ですが、少なくとも「どう思われるか?」ということを気にしながら、後ろめたさを抱いて生きる必要はなくなることでしょう。