AV女優のなり方のポイント、売れるAV女優のなり方があります
現在、活動が活発ではないAV女優も合わせるならばAV女優の数は1万人にも上るとされています。
いくらAV業界が巨大であり、毎年1万本以上の作品がリリースされるとはいえ、これほどAV女優の数が多くなってしまえば、おのずと仕事にありつけません。
売れないAV女優が 多数出て排除されていくのは仕方のないことです。
AV女優になるにあたって、この世界で上を目指して売れていきたいと思っている女優がほとんどでしょう。
売れるAV女優になるには
バイト感覚でAVをやっている女優を除けば、ほとんどの女優は売れてたくさん稼げればいい、あるいは一般メディアへの進出を果たしたいなどの気持ちを持っていることと思います。
しかし、具体的どのようにすればよいかわからない人もたくさんいることでしょう。
売れるAV女優になるためのステップは4つに分けられます。
- AV女優になる
- 持ちネタを作る
- キャラクターの形成
- プロ意識を持つ
という4段階です。
順番に見ていきましょう。
ステップ1:AV女優の誕生
まず、なんといってもデビューしないことには話になりません。
この時に心持として好ましいものがあります。
それは、AV女優としての正しい意識を持つことです。
AV女優は、プロダクション面接を受けてプロダクションに所属すれば、モデル名をつけられてメーカー面接を行うことになります。
そして、多くの女優はモデル名がついた時点でAV女優としての自覚が芽生えるものです。
しかし、この自覚が正しい意識であるかどうかは別問題です。
AV女優としての正しい意識とは、AVが処女性や初心であることを求められるイメージ商売であるという意識です。
普通AVの面接に来る女性は、AVといえばただただエロい世界であり、性的なイメージばかりが先行してしまうものです。
そのため、とにかく淫乱な自分を演じていかなければならないと思っています。
しかし、プロダクションが教えるのは清純であり真面目であるようにしなさいということで、このことに戸惑うAV女優も多いといいます。
なぜこのように純粋無垢な姿を叩きこまれるかというと、きちんとした理由があります。
本来の姿が清純であるか淫乱であるかにかかわらず、デビューして間もない頃にこのようにしっかりと“演じる”ことを叩きこまれておくことが重要なのです。
そうすれば、その後活動を展開していく上でキャラクターの方向性が変わったり、得意分野が新たに見つかったりして新しい役柄を“演じる”必要が生じた場合にも、卒なく演じることができるようになるのです。
AV女優たちはデビュー前のプロダクションに所属した段階でこのことを教え込まれます。
ある意味ではプロダクションに所属するというのは社会的な意味においてAV女優になるというだけではなく、AV女優の意識の上でもAV女優が誕生する瞬間であるとも言えます。
実際に、モデル名をつけられた時に芽生えたものは自覚であり、その後にイメージ商売であることを教えられた時に芽生えたものは意識であることを示すいくつかの例があります。
AV女優たちの声を聞いてみましょう。
たしかに、モデル名がついた時点からAV女優であり、演じる必要があるのは事実でしょう。
しかし、所属したばかりで経験が浅い頃は、AV女優というものが一体どのような存在で、どんな仕事をし、それをどのようにこなしていかなければならないかはわからないものです。
普段ネットなどで目にする情報や、AV女優たちがテレビ番組に出て話す内容などの断片的な知識でAVの世界を推測するしかないのです。
つまり、プロダクションに所属すれば社会的にAV女優になるものの、実際にはまだまだこれから売れるかどうかわからない素材が誕生したにすぎません。
ここから教育され、経験を積み、AV女優であることを深く意識していき、AV女優らしさを身につけていくのです。
したがって、AV女優であることに対する正しい意識をいかに早く身につけるかと言うことが、デビュー直後から売れるAV女優に向かってまっしぐらに駆けていくための第一のステップになるのです。
ステップ2:持ちネタを作る!
この「持ちネタ」というものはステップ2でありますが、途方もなく重要なものです。
なぜなら、持ちネタの良しあしで仕事が取れるかどうかに大きく影響してくるからです。
上記の通り、モデル名がついてAV女優になったとはいえ、そのころの彼女たちはまだまだウブで、初めからAV女優らしい女優などいません。
活動を続けていくうちに徐々にAV女優らしくなっていくのですが、メーカーで持ちネタを語る姿がサマになっている女優というのは、非常にAV女優らしさを感じます。
AV女優が仕事のオファーを獲得するためには、メーカー面接を受けてプロデューサーにキャスティングしたいと思われる必要があります。
このとき、メーカーが用意した質問票に記入していきます。
質問の中には性的嗜好や趣味、特技、セックスに関するエピソードなど、簡単な宣伝素材からは分からないAV女優の人物により深く突っ込んだ者となっています。
プロデューサーがキャスティングする女優を決める時には、その基準の多くを占めるものはやはりルックスやスタイルです。
可愛いことは売れるための必要条件であるため、やはり重視されます。
したがって、質問票に記入したことは補助的な高価しかないものです。
したがって、単体女優は質問票に関係なく可愛い女優が契約にこぎつけており、企画女優は質問票に関係なくキャラクターがはっきりしている女優がオファーを獲得しているものなのです。
それでも、やはり売れる女優になるためには持ちネタがあるに越したことはありません。
面白い持ちネタを持っておりプロデューサーにウケれば場は盛り上がり、面接時間は長くなり、面接の重い空気は軽くなります。
また、持ちネタは質問票に書いたものが目にとまって初めて詳しく披露することになるため、質問票の書き方も大切だと言えます。
質問に対して興味を惹く答えを書けば、プロデューサーによっては「もっと色々知りたい」と派生的に話しが広がっていく可能性もあります。
だからこそ持ちネタは大切です。
実際にメーカー面接の予想以上の難しさを知り、興味を持たれるようなエピソードを用意しておかなければならないことを多くのAV女優が痛感します。
有名人になろうという大理想を抱いてAV業界に入ってきたものの、持ちネタを持たなかったばかりにほとんど出演することができず、1年以内に引退を余儀なくされた元AV女優はこう語ります。
持ちネタ考えるのってむずかしいじゃん。
だからあんまりいいネタが考えつかなかった。
初体験とか言っても、別に高3の時彼氏とラブホでしただけだし、なんの突っ込みどころもなかったのね。
好きな体位も正常位だからそう書いたら全然引っ掛からなかった。
マネージャーさんから『もっと面白いこと書かなきゃ』って言われてうそ書いたこともあったけど、そこを突っ込まれたらうまくしゃべれないし。
全然だめだよね。
このような失敗した女性がいる一方で、うまい嘘をついて持ちネタにしたAV女優もいます。
あたし、経験人数多いんです。
高校の頃とか1日で別の男3人とヤってたりして、3ケタはいってます。
経験人数が多いことは持ちネタになるかなとも思ったんだけど、飽きちゃいますよね、内容的に。
何回もやりまくってますって言われても、絶対に飽きられると思ったから、嘘の持ちネタを用意しました。
例えばよく青姦が大好きとかレイプされて感じちゃった経験があるとかが持ちネタなんですけど、実は全部作り話なんですよね。
逆に持ちネタになりそうなものでも、伏せてることもあります。
小さい頃からバレエやってるから十分持ちネタになるし、話せば軟体つかったプレイのオファーとかも来るじゃないですか。
でも、バレエやってる人ってそんなに多くないからバレちゃいますよね。
だから、バレなくてインパクトあるネタを話すんです。
このまえは『富士山の頂上でヤったことあります』って言いましたよ。
誰も確かめようがないし、バレようがないですもん、そういうことは。
この女優のように、作り話で仕事を取っているAV女優は少なくありません。
嘘をつくことに負い目を感じる必要は全くありません。
確かに、語りにもあるように突っ込まれた時に応えに詰まるような嘘はついても仕方がありませんが、そうでない作り話で仕事が取れて売れていけるならば万々歳です。
それに、AVというのは元からファンタジーでエンターテイメント性が強い、イメージ商売であるのです。
映像の中で演技をしなければならない彼女たちが、メーカー面接で嘘をついたところで誰もとがめる者はありません。
ちなみに、ベテランAV女優になると、その優のエピソードは業界内である程度共有されているため、面接が打ち合わせに近くなることが多いものです。
したがって、AVデビューからいかに短期間で持ちネタを確立するかということは、その後も絶えず出てくる新人に埋もれず売れていくためには非常に大切なことです。
ステップ3:キャラクターの形成
ステップ1はデビュー直後、ステップ2は初期段階での面接の時点で売れる女優になるために重要なことです。
ステップ3にあたるキャラクターの形成は、デビューして一定期間が経過した女優が、その後益々売れていくために重要なことです。
ステップ1とステップ2がうまくいけば最初の1~2年はうまくいくことでしょう。
しかし、(特に最初単体女優としてデビューし、その後企画女優に転向した場合)デビューして一定期間が経つと、どの女優も例外なく自分のキャラクターや方向性を決めていく必要に迫られます。
それまでは、対してキャラクターや方向が定まっていなくとも良かったかもしれません。
単に可愛い、胸が大きいなどの要素だけで観てくれるユーザーがいるからです。
しかし、1年以上も活動を続けていると、どうしてもそれらの要素だけでは飽きられてしまいます。
続々と出てくる新人の中には同じく可愛い女優や胸が大きい女優はおり、ユーザーたちは新鮮さのあるそちらに移って言ってしまうからです。
したがって、これらの基本的な要素だけでは新人たちの中に埋もれてしまい、仕事が取れなくなってしまいます。
その時点に至ってしまえば、面接を盛り上げるためにステップ2で用いた持ちネタを披露することもあまり効果が出なくなります。
そのため、それらのエピソードや趣味嗜好だけではなく、自分のキャラクターや方向性をはっきりと打ち出していく必要があります。
もしキャラクターがはっきりとして方向性が定まったならば、メーカーのプロデューサーはそれを把握してキャスティングしてくれることでしょう。
キャラクターとして売りになるものには2種類あります。
キャラクターという文字面だけを見れば、自分の容姿に合わせてどのような役柄を深めていくかということに聞こえます。
たしかにその意味もあるのですが、一方では具体的な技術や特技がキャラクターそのものとなり、売りになることもあります。
わかりやすい例がハードなプレイをマスターした女優です。
スカトロにおける食糞などはほとんどの女優がNG項目にしているため、これをマスターした女優はスカトロ作品をリリースしているいくつものメーカーからキャスティングされることとなります。
おそらく数年は大きく稼ぎ続けることができるでしょう。
この他にもハードSMなど、多くの女優がNGとする撮影に果敢に挑む姿勢がある女優はキャスティングされやすくなります。
ここまでくれば、もはやスカトロをよくこなすキャラクター、ハードSMを良くこなすキャラクターと言うように、特技や技術がそのままキャラクターを見なされることになります。
こんな例もあります。
レズAVで有名な某AV女優は、単体女優時代にはノーマルな仕事ばかりでレズなどやったことがなかったのですが、企画女優になってからレズに挑戦し、キャラクターを開花させています。
彼女はこう語っています。
企画女優になってから初めてレズをやったんです。
もちろん、プライベートではやったことなかったです。
でもなんかすごくうまくできたんですよね。
そのときタチ(レズAVの攻め役)をやったんですけどそれが監督とかにもウケがよくて、それからいろんなレズAVに呼んでもらうようになりました。
有名単体女優とコラボとかもさせてもらって、レズの依頼が10本以上きたこともあって、男と絡まなかった月もあったくらいでしたよ。
タチができる子って少ないですから。
レズAVではタチを演じられる女優が常に不足しているため、そのような作品にうまく食い込んでいった好例です。
しかし、もちろん初めからタチができるとは分かっていません。
企画女優になって色々な作品を受けていた時、たまたまレズ作品に出演したところ才能を発見したのです。
自分の才能を発見し、キャラクターを明らかにして方向性を定めていくためには、色々な作品に出演していくと言う影の努力が絶対に必要なのです。
努力する価値は絶対にあります。
事実、この女優は自分の可能性を広げていく努力を怠らなかった結果、レズ作品におけるタチだけではなく、そこから派生して淫語などをマスターし、痴女としても活動の幅をぐいぐいと広げていったのです。
これらの女優のように、特殊なプレイが可能な女優は、営業面接の時にもそれらの項目についてどこまでできるのかなどの確認が行われるだけです。
それだけで、キャスティングされることを前提として面接を受けるくらいに需要があります。
ここまでスカトロ、ハードSM、レズのタチなど普通の女優がなかなかできないものばかりを挙げてきました。
しかし、技術や特技として認められれば必ずしもハードな作品に方向を据える必要はありません。
かれこれ10年ほどAV女優と続けているS.Nの例を見れば、そのことが良くわかるでしょう。
S.Nは18歳のデビュー当初から童顔の美少女を売りにし、女子高生の制服が似合う代表的な女優として活躍してきました。
30歳になる今はさすがに制服を着ることはほとんどなくなりましたが、未だに制服を着ても似合うのではないかと言うくらいに童顔です。
彼女などは自分の容姿と売り方を十分に認識し、コアな作品に出演せず、企画女優に転身することもなく、安定した活動をできている女優であると言えます。
30歳近くなった今ならまだしも、まだ制服を着ていた20代の中ごろ当たりから痴女やお姉さんキャラに挑戦していれば、大コケしていたかもしれません。
自分は若い格好や幼い格好、妹的なポジションの役柄に徹するのが最もよい売り方だと認識し、事実彼女の作品を見てみると多くはそのような役柄での出演となっています。
そして、彼女のプロフィールをくわしく見てみると、NG項目は多いのです。
顔はまぁ可愛いけれども最近のハイクオリティ化の流れの中ではそれほど飛び抜けたルックスでもない、スタイルも普通、取り立てて何かの技術に優れているわけでもありません。
それでも彼女は自分を迷うことなく唯一つの、そして彼女にぴったりの道で売り続けてきたからこそです。
メーカーや制作会社の人は彼女を未だに単体女優として起用し、彼女が売りとする役柄にキャスティングしているのです。
逆に、恐ろしいのはキャラクター形成ができなかった女優が売れる可能性が微塵もないと言うことです。
キャラクターをアピールしていく営業面接において、女優を見定めるプロデューサー自身が以下のように語っているのです。
キャラクターのない子なんて、そんなもん使うわけないでしょ。
こっちは毎日何人も、5人以上とか普通に見てるわけよ。
いくら写真とか雰囲気とかアピールされても、キャラクターがなければ覚えてることなんてまずないね。
俺の場合、面接に来た子にキャラクターがあった時には面接シートの余白に特徴書くようにしてるよ。
お姉さん系とかロリとか、変態とかその女優を一言で表せるようなパッとするキャラクターがあったら書きこんどいて、後で仕分けするわけ。
考えても見てよ。
なんもキャラクターない子が面接きても余白に書き込むことがないから「特徴なし」のフォルダーに入れられるけど、キャスティングするときにそのフォルダから女の子選ぶわけないでしょ。
ぶっちゃけ可愛い子とかスタイルいい子とかいくらでもいるからね。
それだけ持ってこられてもキャラクターがなければ資料は埋もれるよ。
ほんと見た目だけの子なんて何百っているんだから。
この語りは、キャラクターを持たずに面接に行ったならば、「タイプなし」として認識されて仕事がもらえることはまずないという証拠です。
面接の場では自分がどんなタイプの女優であり、どんなキャラクターで作品に出演できるかをアピールしていく必要があります。
こうするとプロデューサーの記憶にとどまり、キャスティングの際に「そういえばあの子に出演してもらってもいいかもな」と思われるかもしれません。
そして自分が得意とするキャラクターで爪痕を残していけば、次第に仕事は増えていきます。
一定期間(1年以上)活動しているならば、キャラクターの必要は言うまでもなく感じていることでしょう。
キャラクターはある意味“作るもの”でもあると言えます。
本来の自分とは違うキャラクターであろうとも、本当の自分とAV女優の自分を分けて演じることができるならば、本来の自分とは真逆のキャラクターでも仕事を取ることができます。
そのため、仕事を取るためにかなり意識的にキャラクターを作り、工夫している女優は多いものです。
しゃべり方、立ち居振る舞い、服装、メイクなど色々な方面で工夫することでキャラクターは作れるのです。
ロリ系のキャラクターで売り出しているある女優はこう語ります。
本当のあたしってこんなのじゃないですよ。
服装もロック系とか好きだし。
ロリとはほど遠いです。
でも背は低いし、顔は童顔だし、声もロリっぽいし、こんなのロリでしか仕事できないでしょ。
実際ロリがぴったりだからそうやって使ってもらうのはありがたいですよ。
だから普段の格好はAV女優の私とはかけ離れてますけど、面接の時は面接用の服でロリ系の服を着て面接に行きます。
このまえも妹キャラで萌え系の役をもらったんですけど、あたしがもし酒やけした声だったらあり得なかったでしょ。
アニメ声だったから仕事もらえたわけで、そういうのは素直に大切にしたいですね。
ほんの1年や2年くらいパッと輝くように活躍し、いつしか忘れられていくという刹那的な活動がしたいならばそれもいいと思います。
しかし、売れっ子になりたいならばそれではいけません。
持ちネタを披露して色々な仕事を取っていき、NGも徐々に解禁して経験を積んでいき、自分のキャラクターと方向性を模索していきましょう。
それが見つかった時には、売れるAV女優への道がぐっと近づくことでしょう。
ステップ4:プロ意識を持つ
そして最後はプロ意識を持つことです。
ステップ3までうまくいけば仕事はうまく取れていきます。
そして、活動を続けていくにつれてAV女優のプロ意識は次第に強くなっていきます。
これは、女優が仕事を繰り返していく中でプロとしての意識が芽生えていくことだけではありません。
女優のモチベーションを高めていい仕事をしてもらうためにも、プロダクションやメーカーの人間がプライドを高めるための環境を作っていることも大きく影響しています。
たとえば、AV業界がAV女優に風俗店勤務をしないことを勧めるのも、プライドを損なわないための環境づくりの一環です。
AV女優はAVユーザーにとってファンタジーな存在であり、それがお金次第で抱けるとなれば一気に格が下がってしまいます。
ユーザーから格が低い女として見られてしまえば売上が下がるだけではなく、AV女優の自尊心やプライドも下がり、モチベーションも下がっていきます。
このため、単体女優には風俗店勤務を禁止しているプロダクションがほとんどです。
また、AVにエンタテイメント性を求め続けることも環境づくりの一種であると考えることができます。
AVのエンタテイメント性は非常に強いものであり、絡み以外の演出が非常に凝っていることは多くのAV女優が初の撮影で驚くことです。
特にセックスが第一目的となる風俗店との一番の違いは個々にあり、風俗からAVに流れたAV女優は、同じ性産業でありながら想像以上に大きな違いがあることに驚きます。
プロ意識が作られる環境の善し悪しには、お金の問題も絡んできます。
例えば多額の借金を滞納していて、その返済のために常にあくせくしているような女優は何かとお金のトラブルを起こしやすいため、そのような女優はメーカーから敬遠されます。
借金が原因で出演が減るという悪循環に陥り悩んでいるような女優は、プロ意識とは別次元の存在であると言えます。
また、借金がない女優はお金のためだけではなく何か他にも目的があってAVに出ていると思われるため、これが好印象に繋がります。
実際に、借金がないのにAVに出演している女性の中には、たとえお金を稼ぐことが第一の目的であろうとも、そのなかでなにか楽しみを見つけている場合などがおおく、イキイキしているものなのです。
イキイキしている女優はプライドや自尊心の成長を妨げるものがないため、プロ意識もすこやかに育っていくことが多いです。
プロ意識が十分に育った女優は、業界で重宝されます。
やはり何の職業でもプロ意識は大切です。
プロ意識があるからこそいつでも最高の作品を取るように挑戦することができ、お金の問題ではない部分で大いに努力することができます。
監督からしてみれば、業界が不景気な中で支払えるギャラが少なくなってきている今です。
お金が少ないからやりたくない、こんな値段でここまでしなきゃいけないの、などといった感情を持つ女優に手を焼いています。
ギャラが安かったからと言ってやる気のない絡みをされてしまっては売れるものも売れなくなってしまいます。
この点、プロ意識があればお金は安くとも最高のパフォーマンスで行こうとか、この撮影も自分の経験やキャリアになると考え、自らモチベーションを高めて仕事をしています。
このような優秀な女優は、どのメーカーも機会があればキャスティングしたいと思っているものです。
だからこそ、毎月仕事が取れないと言うことがなく、順調に出演本数を重ねていき、売れていくことができるのです。
キャラクター形成だけで満足せず、プロ意識を持つところまできちんと成し遂げることが大切です。
キャラクターは大切ですが、キャラクターがあろうともやる気がない女優を使ってくれるメーカーはないのです。
以上の4つのステップをクリアしていくことができれば、必ずや売れる女優になることができるでしょう。
これらは点としての「4つの要素」ではなく、あくまでも線としての「4つのステップ」です。
数年をかけて一つずつ着実にこなしてこそ本当に効果が出ていくものであるため、めげずに取り組んで聞くことが大切です。
一応、モデル名がつくと自覚はしますよ。
今までの本名とは違う名前で呼ばれるようになるんですから。
でも、実際にはAV女優名で生活するよりも本名で生活する時間の方が長いし、正直なところモデル名をつけられたところで、結局どう振る舞えばいいの?って感じでしたね。
でも、マネージャーさんから色々教えられたり、現場を経験していくうちにイメージ商売だっていう意識が生まれてからは違いましたね。
自分がどう振る舞えばいいかが分かるようになりました。
例えば私は元々風俗やってたり男と住んでたりしてたんですけど、マネージャーさんからはそれを隠さなきゃいけないって言われました。
本名の自分とAV女優の自分は全く違うもので“演じる”意識が芽生えました。