条例で厳しくなってもスカウトが無くならない理由
逮捕者が絶えないスカウトマン。
なぜそこまでのリスクを背負ってスカウト行為をするのでしょうか?
AV女優のスカウトマン
最近はネット経由でみずからAV女優に応募する女性が多くなりましたが、今でもスカウトがなくなったわけではありません。
今でも単体や企画単体の売れっ子女優は、スカウトがきっかけでAV女優になっているのですい。
ただ、スカウトの現実は厳しく、逮捕者も絶えません。
人材を紹介するだけで、「職業安定法」という法律に触れます。
街中で声をかけるだけで、「都道府県条例」で逮捕されるのです。
でも、まだまだスカウト行為は無くなっていません。
「ナンパ」という体裁をとり、その場は連絡先を交換するだけにとどめ、後からじわじわと口説いていくのです。
なぜそこまでして、スカウトマンたちはスカウト行為を止めないのでしょうか?
スカウトが無くならない理由
スカウトマンはお金になると判断した女性をスカウトし、プロダクションに紹介します
するとプロダクションは、その女性が売り上げた金額からバックをスカウトに支払います。
これをスカウトバックといい、もしスカウトした女性が大ブレイクすればそれだけで大きく稼ぐことができますし、大ブレイクとはいかないまでも数人の女優を紹介することで十分に生活することができるのです。
スカウトバックの相場は、プロダクションが受け取る出演料の中から、女優に渡す分を引いた後の残りを、プロダクションとスカウトで折半する形が多いです。
スカウトはスカウトバックのためにあらゆる方法で女性を口説きます。
はじめからAV女優にすることを目的として恋人関係になったり、半年や1年を費やして口説くことも珍しくないのです。
まだまだスカウト頼みのAV業界
スカウトマンは一獲千金を狙ってクオリティの高い女優を厳選し、スカウトしていきます。
かつては東京の繁華街でスカウトが盛んに行われていましたが、現在は東京都迷惑防止条例が改正されたことによってスカウトができなくなりました。
したがって、最近のスカウトはもっぱら地方都市で行われています。
声をかけられた女性は、お金が稼げる話しと聞いて立ち止まったり、有名になれると聞いて立ち止まります。
お金を稼げると言うこと以外の、有名になりたいとか認められたいといった動機も確実にあります。
田舎の綺麗な女性が東京や芸能界に憧れているところに、有名になれるからとスカウトをされ、嬉々としてついていったら実際にはAV業界だったというケースは実際にあります。
地方の女性がガードが低く、簡単に連絡先を交換してくれることから、スカウトにとって絶好の漁場になっているのです。