男優とかヘアメイクとか、AV制作に携わる人々について
アダルトビデオ業界にかかわる人々はどんな人がいるのでしょうか?
AV女優だけではない、AV制作に携わる人々を調べてみました。
AV男優
変わったAV男優
AV男優の質も昔と今では大きく変わりました。
20年くらい前の男優には非常に気さくで個性的、豪放磊落な男性が多かったものです。
お酒も女も大好きで、生活は破たんしていて、その日暮らしの男性が多くを占めていました。
そんな生活をしているものだから、40歳を過ぎると次第に体力に問題が生じ、AV男優を引退していくのです。これが昔のAV男優でした。
これに続いた世代のAV男優は、刹那的に生きず、非常に慎重な歩みかたをするようになりました。
妻も子供もある夫であり、父であり、普通の社会人というのが素顔です。
そのためか健康には常に気を使うような男性が多くなったのです。
そして現代のAV男優にはこの傾向がさらに強くなりました。
とにかくAV男優を仕事として割り切っており、仕事以外では業界の人といっさい付き合わないと言うものです。
最近の新社会人には、付き合いでの飲み会を嫌う男性が多くなっていると言いますが、それは一般社会だけではなくAV業界でも着実に起こっていたことなのです。
この風潮をよしとするかどうかは人それぞれの価値観によりますが、なんだかさびしい感じもします。
かつての豪放磊落な男優たちは愉快に話し、撮影が終わっても現場に居座るような、悪くいえば無頼漢のようなところがありましたが、今の男優たちは撮影が終わるとそそくさと帰ってしまうのですから。
ちなみに、今も昔も男優の一日のギャラは5万円程度が相場です。
AV男優になる人の理由
AV男優になる男性は、一体どういった経緯でAV男優としてデビューをするのでしょうか。
有名な例では元々技術スタッフだった人が、人員不足などによってやむなくAV男優として演じた時に、思いがけず才能を発揮したというケースです。
現在有名なAV男優の中にはこういったケースでデビューした人もいます。
そのほか、多いのは汁男優からステップアップすると言うケースでしょう。
汁男優というのは、射精によって女優を汚すことを目的とする男性のことです。女優との直接的な絡みはほとんどなく、もっぱら射精するのが仕事です。
汁男優だった男性が、女優に対して紳士的な態度で気に入られたり、射精のタイミングをコントロールする才能に長けていた場合などには、男優になることができます。
さらに、汁男優は、手配師と呼ばれる人によって手配されています。
制作側のオファーに応じて、希望の年齢や体格などを満たした男性を準備するのが手配師の仕事ですが、汁男優も手配師の手によってAV撮影に携わることになります。
もちろん、末端の汁男優にいたるまで、性病の検査は綿密に行います。これによって女優は性病感染のリスクを限りなくゼロに近い状態で撮影に臨むことができます。
その他、AV制作にかかわる人々
AVは、AV女優のみによって作られるものではありません。
ヘアメイク、カメラマン、AV男優、メーカー・・・実に様々です。
これらのAV制作にかかわる人々を見ていきましょう。
女性ヘアメイク
女性ヘアメイクは撮影現場で女優を除いては唯一の女性である場合が多いです。
そのため、女優とは同性だからこそできる会話を交わすこともあります。
女優のメイクルームではそのような会話がなされているため、女性だけの空間としての認識があります。
監督でさえもあまり立ち入るべきでないとする考えもあるほどです。
ヘアメイクは女性である場合が多いのですが、これが撮影に意外に役立っています。
女優は同じ女性であるからこそヘアメイクに愚痴など本音をこぼすことができるし、同性でしか理解できない会話で仲良くなります。
女優と密接に交わるヘアメイクは女優の体調にも非常に敏感です。
女優の不満や体調を聞き取り、無理をしている部分や本音の部分を監督などに耳打ちすることができるのです。
それは紛れもなく、撮影をスムーズに運ぶための大切な要素になります。
AV撮影現場は男性が多く、男性主導のうちに撮影が進みがちですが、そこで女優の繊細な面をくみ取って撮影に反映させることができる女性ヘアメイクは、AV撮影において欠かせない存在と言えるでしょう。
AV監督、技術スタッフ
AV監督になる人というのは、もともと自主制作映画などを手掛けていた人が、そのまま何らかの縁でAV業界の監督としてデビューすると言うケースが多いようです。
技術スタッフにしても、映画やテレビの制作に携わっていた人々がAV業界に流れ込んでくることが多いようです。