稼ぐために絶対必要なメーカー面接のすべて
こちらの記事AV女優になる第一歩、プロダクション面接のすべてで説明しましたが、AV女優になるための第一歩にプロダクション面接があり、AV女優になった後に仕事を取るための面接として、この、メーカー面接があります。
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メーカー面接とは?
メーカー面接とは言わば、AV女優の営業活動です。
メーカー面接は、プロダクションに所属して活動しているAV女優が、出演オファーを獲得するためにAVメーカーに営業を掛け、面接を受けることを言います。
メーカー面接をどのようにこなしていくかは、大部分がプロダクションの方針によって決定され、プロダクションが所属女優を単体女優として売り込みたいか、または企画女優として売り込みたいかによって異なります。
ここでは、それぞれの場合にどのようにメーカー面接が行われるかを見ていきます。
単体女優のメーカー面接
グラビア撮影が終わったらメーカー面接
これは単体女優と企画女優のどちらで売り込む女優にも共通することですが、プロダクション面接に合格してAV女優になった女性は、まず宣材を作ります。
これは正式には宣伝材料用資料といいますが、もっぱら“宣材”と呼ばれています。
プロダクションが作るAV女優に関する資料であり、プロフィールや写真などが含まれており、メーカーなどのAV関係者に配布されることとなります。
宣材のための写真は重要なものであるため、履歴書写真のような気軽なものではなく、どちらかというとグラビア写真のようなしっかりとしたものを撮影します。
この撮影が終わってからいよいよメーカー面接となり、その時点で単体女優と企画女優で動き方が変わってきます。
面接に来た女性がハイクオリティであり、プロダクションが単体女優としていけると確信した場合には、その女性を単体女優として売り込んでいくことになります。
その女優が活躍できそうなジャンルの作品をリリースしているメーカーに対して、専属契約できないか営業を掛けていきます。
その女性の雰囲気やタイプを見極めて営業をかけるメーカーを選ぶため、プロダクションのこの働きは重要であると言えます。
これとは逆に、AVメーカーから各プロダクションに募集を掛けることもありますが、これは特別な例です。
有名な監督やメーカーが新しいレーベルを立ち上げるときなどがそうです。
この時にはまだそのレーベルの実績がなく方向性もわからないため、プロダクション側から営業を掛けにくいため、募集が行われます。
単体女優デビューの難しさ
営業を行うと、メーカー面接が行われます。
初めに留意しておきたいのは、単体女優デビューがいかに難しいかということです。
メーカーには色々なものがあり、それぞれのメーカーが複数の単体女優を抱えていることから単体デビューはそれほど難しくないように感じるかもしれませんが、それは誤りです。
まずプロダクション面接で単体女優として売り込めると判断される女性自体が少なく、その上各メーカーは不景気の影響で単体女優の数を抑えようとしている傾向にあるため、数回の面接で単体契約が決まることはほとんどありません。
したがって、単体女優として売り込めるとプロダクションが判断したとしても、それだけで安心できるということではなく、いくつものメーカー面接が待ち受けていると考えてよいでしょう。
宣材以外に必要となる数々の資料
単体女優のためのメーカー面接は、難しい就職先に採用面接を受けるようなものですが、それでも内容はそれほど難しいものではありません。
年齢確認を行い、宣材に記載された基本事項を確認したあと、容姿の確認を行います。
容姿確認は顔だけではなく、全身にわたるものです。
容姿の確認の段階で、メーカーとしては必ず契約しない女性ならばその旨伝えることもあるでしょう。
契約を検討したい場合には写真撮影を行い、面接シートにプロフィールや質問事項を記入していき、会話と質問が行われます。
面接に立ち合うのはメーカーの人が二人程度、そしてプロダクションのマネージャーです。
このとき見せる宣材には、顔写真とトップレスの写真を添付しており、その他の情報としては生年月日、モデル名、出身地、スリーサイズ、身長、体重、趣味といった簡単な項目に限定されます。
いわば基本事項のみを記載しているのであり、資料として提供されてもメーカーはそこから詳しいことを知ることはできません。
スリーサイズに際立った特徴があればいいのですが、それがないほとんどの女優は似通った資料とならざるを得ないのです。
写真も簡単なものであるため、写真と実際の雰囲気が違ったり、記載されているスリーサイズや体重がサバを読んでいたり明らかな虚偽の場合も多くあります。
そのため、全裸になる必要があるのです。
メーカーとしては、単体契約を交わせば数カ月にわたってリリースを続けなければならないため、売上を期待できない女優と契約を交わすわけにはいきません。
そのため、全裸の姿を見て品定めを行い、契約するに足るかどうかを判断するのです。
このような理由から、宣材を見せるだけではなく、様々な事を行う必要があるのです。
そのほかの理由としては、宣材には定まった形式があるわけではなく、プロダクションごとに独自のフォーマットで作成されており、単純に見にくいため一旦メーカーの指定する面接シートに記入してもらい、見やすくするという意味合いもあります。
写真撮影もメーカー内で統一されたカメラを用いて撮影し、メーカー内でのAV女優資料として扱っています。
面接シートが重要な資料になる~1枚目~
これらの資料のなかでも特に重要なのが面接シートです。
面接シートは2,3枚構成になっていることが多く、1枚目は宣材よりも詳しいプロフィール、撮影可能な内容とNG項目、パブリシティを記載していきます。
この時の記載内容は事前にプロダクションと相談して決めていることが多く、単体女優として契約に至るためにはどうすればよいか、売り込むためにはどこを売りとして営業をかけるかなどを決定しておき、面接を受ける全てのメーカーで同じ内容を書き込むようにしています。
撮影可能な内容は、当然ながらあらゆる撮影が可能な女優ほどオファーを獲得しやすいのは間違いのないことです。
しかし、最初から無理をしてNG項目を減らす必要はありません。
デビュー当初はAV女優の希望が優先されるため、可能な内容があまりに少ない場合を除けば(撮影可能な内容が少なすぎると1本の作品を作ること自体が困難になる)希望通りに行くでしょう。
なれない最初のうちから無理をして精神的に疲弊してしまうよりは、徐々に解禁していくのが一般的です。
どこまで撮影可能とすれば“少なすぎる”という評価にならないかは事前にプロダクションと相談する時に教えてもらえるので心配ありません。
またパブリシティですが、メーカーは単体女優と専属契約を交わして複数の作品をリリースする立場上、その女優の知名度が低い状態を好ましくないとするのは当然のことです。
そのため、デビュー作は「新人女優デビュー」として大々的な宣伝とともに売り出す必要があり、一作目でコケることは何としても避けたいと思っています。
したがって、一般紙や一般メディアでの露出は家族や友人や親せきに見られる可能性が高いため、避けたいと思っている女性は多いのですが、それらへの露出を行えばメーカーとしては宣伝にしやすく大助かりです。
逆に、あまりにもパブリシティの制限が強い女性はメーカーにとっては売り出しにくいだけに、毛嫌いされるのが普通です。
そのため、この点に関しても事前にプロダクションと相談がなされ、少なくとも一般の人から読まれにくいAV専門誌は必ず許可するように打ち合わせがされていることがほとんどで、AV専門誌さえ許可しない女優が単体契約に至る可能性はほとんどゼロでしょう。
面接シートが重要な資料になる~2枚目~
面接シートの1枚目はどのメーカーでもほとんど同じようなことを記載していくのですが、2枚目はメーカーごとに大きく違うこともあります。
ここでは最も基本的な例を紹介します。
2枚目に記入する内容は、
- AV女優の性的嗜好(露出に興奮するなどの性癖や、Sっぽい・Mっぽいなどの性的嗜好)
- セックスに関する面白い・変わったエピソード(学校の屋上でしたことがある、親友の彼氏を寝取ったことがある、3Pをしたことがあるなど)
- AVで挑戦してみたいこと(特に興味のあるジャンル)
- 性的な願望(3Pをしてみたい、童貞とやってみたい、Mの男性を責めてみたい、凌辱されたいなど)
などの質問が一問一答形式になっています。
質疑応答
2枚の質問シートを書き終えたら、それを元に質疑応答が行われます。
質問事項は数十に上り、そのAV女優がはたしてそのメーカーの方向性に合っているか、可能性がどれくらいあるかなどの判断を行います。
単体女優としての適性を考えるならば、撮影可能なプレイやパブリシティの範囲などに重点を置いた質問が行われそうなものですが、メーカー面接では単体女優としての適性よりも、単体女優としてそのメーカーの作品に出演することに対しての適性を重視します。
そのため、ここで行われる質疑応答は会話形式であり、趣味や経験などについてざっくばらんに、時間をかけて行っていくことになります。
プロダクション側としても、撮影可能な内容やパブリシティ、容姿、プロフィールはどうにも変えようがないため、趣味や経験に就いての質疑応答からいかに印象を良くするかを考えていきます。
就活生が採用面接に臨むとき事前に練習を重ねるように、プロダクションがAV女優に対して面接対策を行うこともあります。
この質疑応答で質問されそうな事をいくつか考え、女優に質問して練習するのです。
しかし、これは必ず行われる物ではなく、プロダクションの方針によって大きく異なり、一般的なケースとしてはあまり練習は行われません。
練習を行うことによってぎこちなさが出てしまえば事前に打ち合わせた内容を答えていると思われるでしょうし、もしそのように思われてしまうと非常に印象が悪いものです。
そうなってしまうよりは、マネージャーが入れ知恵程度に、どのような質問がされるかを伝えておき、実際の受け答えは女優本人に任せることがほとんどです。
メーカー社員はこう語る
面接は、全体を見ると簡潔に行われています。
面接シートを含む情報を確認し、質問票に沿って質疑応答が行われれば終了です。
面接シートの質問票で特殊な経験や経歴などを記入していれば、その点に関して詳しく質問が行われることもあるのですが、そうでなければ確認程度で終ることもあります。
メーカーはどのように契約する女性を決めているのでしょうか?
メーカー社員が実際に語っていたものを見ると、直観的な部分が大きいようです。
面接に来た女性を見た時、これまで何百、何千というAV女優を面接して作品にしてきたメーカー側は、直観的に売れるかどうかが分かってしまうそうです。
そのため、「この子はヒットする」と直感的な判断ができたならば、ほぼ単体契約は決まりとなります。
しかし、全身を見てみると貧乳だったとなればちょっと話が変わってきます。
やはり胸が大きいことは単体女優の大切な条件となっており、最低Cカップ、できればEカップ以上が望ましいようです。
これに対してそこそこ可愛い、けれども直観的なヒットの予感がせず、分析的にヒットの可能性が見出せるという程度の女性ならば、面接での印象が大切になります。
面接の際に面白い経験を話してくれたとか、売りになる何かを見せてくれたという場合には、直観的に訴えかける要素がなくとも単体契約に結び付く可能性があります。
おもしろいのは、全くAVとは無縁に思えるモノが単体契約に結び付く可能性があると言うことです。
顕著な例では、趣味がイラストという単体希望の女優がおり、その女優は面接シートの記入が終わって時間が余ったため、暇つぶしに空白にイラストを描いていました。
何らかの意図があって描いたものではありませんでしたが、メーカーの担当者がそれをみてあまりのうまさに感心し、単体契約に至ったという話があります。
もっとも、このような特技が見出される可能性は低く、もし披露してもAVとは関係ないためにプラスにならない可能性の方が高いものです。
しかし、何らかの印象的な特徴はメーカーのプロデューサーや社員の記憶にとどまりやすく、それが価値として認められることもあります。
面接では何がどう転ぶかわからないことの一例として認識しておくとよいと思います。
このことから、メーカー面接はプロダクション面接よりもオーディション的な要素が強いものと考えてよいでしょう。
企画女優のメーカー面接
単体女優との大きな違い
単体女優のメーカー面接は単体契約を獲得することを目的としていますが、企画女優は出演本数によって得られるギャラが変わるものであり、その出演オファーを獲得することを目的としてメーカー面接を行います。
単体女優のメーカー面接では、未だ方向性やキャラが定まらない女優を品定めし、数か月にわたる専属契約を結ぶ価値があるかどうかを見極めていくものです。
そして、その見極めは主にメーカー側が行うものです。
プロダクションや女優自身が売り出したい方向性はあまり関与しなくなります。
これに対して企画女優の場合は、メーカーが制作を予定している作品にどのような女優を起用していけばいいかを検討する際、これまでにプロダクションから提供された資料をもとに検討を進めていきます。
つまり、企画女優がメーカー面接は単体女優の場合とは異なり、そのメーカーの作品に出演できる女優をプロダクション側から売り込んでいくという意味合いが強くなります。
したがって、単体女優に比べてオーディション的な要素は弱く、プロダクションがそのメーカーの作品に出演できるようにAV女優の顔やプロフィールを紹介するという流れになります。
そのため、単体女優ではメーカー面接の際に条件や内容から合否が決定されるのに対し、企画女優はメーカー面接を行うことで即合否が決まることはなく、AV女優としての情報をメーカーに登録してもらい、機会があればキャスティングしてもらうこととなります。
面接の方法自体は単体女優の場合とほとんど変わらないのが普通です。
すなわち、宣材資料を提供し、面接シートに詳細なプロフィール、NG項目、パブリシティ、性的嗜好・体験などを記入してメーカーに認知してもらいます。
これがメーカーの作品に合致していれば何度でもキャスティングされることがありますし、逆に一度もキャスティングされないこともあります。
つまり、企画女優のメーカー面接は、面接に来た女性が自社の作品を制作する時、どのような作品ならばうまく使えるか、どのような役割がぴったりの女性であるかを見極めるために行うという意味合いが強くなります。
例えば、その女性が妖艶な容姿をしている美人であれば、痴女ものやSMに使える女優として登録し、そのような役割の女性が必要となる作品を制作する場合に出演依頼が出されると言うこととになります。
メーカー側の声
ある大手メーカーのプロデューサーの発言を見ると、両者のこの違いが良くわかります。
この発言からわかるように、単体作品を作る場合にはAV女優の素材そのものが重視されます。
しかし、企画作品を作る場合には、登録されたAV女優のうち、元から持っているキャラクターが作風に合う女性をキャスティングしていきます。
メーカーとしては登録数が多ければ多いほど、より作風に合う女優を見つけやすくなるため、とにかく多くの女優を登録することとなります。
そして、その女優のもとから持っているキャラクターをくわしく知ることが必要となるため、単体女優の面接に比べて、性的なエピソードや性的嗜好についての対話は詳しく行われることとなります。
NG項目は重要
また、単体女優に比べてNG項目がより重視されることも大きな違いです。
ハードな内容やマニア向けの特殊な撮影はNG項目に設定する女性が多いため、当然ながらメーカーがキャスティングできる女性も少なくなります。
それだけに、NG項目が少なくそれらの作品にも出演してくれる女性というのは、メーカーにとって貴重な存在であり、色々なメーカーから重宝されることとなります。
だからこそ、プロダクションも面接前の相談において、出演本数がギャラの多寡に直結する企画女優では、NG項目が少ない方が圧倒的に有利になることを話し、できるだけ色々な撮影に挑戦するように説得することもあります。
メーカーに最大限のアピールをしてオファーを待つのみ
メーカー面接を終えると、その時点でそのAV女優は面接を受けたメーカーから出演オファーが来るのを持つこととなります。
しかし、それほど特殊ではない撮影ができる女性の数は非常に多く登録されているものであり、簡単に出演オファーが来るとはあまり考えない方が良いでしょう。
昨今のAV業界では、AV女優の存在がそれほど蔑視の対象ではなくなりつつある社会的な風潮もあり、自ら希望してAV女優になる女性が増えています。
そのような女性の多くは企画女優として働くこととなりますが、ライバルが多い中で出演オファーを獲得するのは簡単なことではありません。
そのため、裸になれば稼げると信じて企画女優になった女性が、実際には月に1本しかオファーが得られず、月収が数万円しか得られないケースもよく見られます。
企画女優として稼いでいくためには、できるだけNG項目を減らして出演していくのが賢明でしょう。
NG項目が減ればそれだけ出演できる本数は増えていき、メーカー側からも顔と名前を知られることとなり、無数の無名女優の中では光る存在となることができます。
それを足がかりとして知名度を高めていけば単体作品へのオファーが来る可能性もあり、超人気企画単体女優になれば毎月数百万円のギャラを稼ぐこともあります。
現在超人気企画女優として名高いのは上原亜衣が筆頭ですが、彼女も可愛い見た目からは想像できないようなハードな作品にも精力的に出演している女優であり、NG項目はほとんどありません。
単体女優の面接の時は、その女性の素材の価値を見極めていきます。
だから、その女性をいかに魅力的キャラクターとして作り込めるか、そのイメージが湧いてくればそれでいいのです。
逆に企画女優の場合には、メーカー側が時間を割いて作り込むことはありません。
初めからその女性にどのようなキャラクターがあるかが重要になってきます。
妹ものを作るなら登録された女性のなかからロリっぽい女性を起用しますし、ギャルものを作るならそれっぽい女性を起用します。
何らかの特殊性がある面白い作品を作る場合には、特にキャラクターが立っている女性のほうが使いやすいですね。