中出し撮影には危険な場合もある
AVのジャンルの一つとして、中出しをテーマにしたものがあります。
中出しは今やスタンダードとなりましたが、中には危険な中出し撮影もあります。
一般的な中出し撮影は安全
最近は人気AV女優でも中出し撮影に応じるケースが多くなっていますが、これはアナルセックスやSMに比べて肉体的なダメージが分かりにくいだけに、気軽にNG解禁してしまうのです。
また、男性にとって普通のセックスと中出しセックスは違い、中出しをすると男性はその女性を自分のものにした充足感を得ることができるため、特別な意味を持っています。
AVというのは、出演するAV女優のエロい姿の興奮するのですが、その際にはAV女優の裸体をみて脳内の妄想で犯したり、AV男優と自分を重ね合わせてAV女優とのセックスの疑似体験をするものです。
そのため、中出し撮影を観た男性は、そのAV女優を自分のものにしたような疑似体験をすることができ、非常に興奮することとなります。
昔は生本番や中出しはあり得ないことでしたが、視聴者が求める内容がどんどんハードになっていった結果、中出しは今やスタンダードとなりました。
この時、AV女優の心配ごとは妊娠と性病です。
生本番をする以上、もしAV男優が性病になっていたならば感染してしまう可能性は非常に高くなります。
また、中出しは本来子作りのために行う行為ですから、妊娠の危険性もあります。
まず、妊娠に関してはほとんど問題ありません。
なぜならば、中出しを撮影する時には事前にAV女優に対してピルの服用が命じられ、撮影本番に合わせてピルを飲むことで妊娠の可能性を限りなく小さくしておきます。
100%避妊できるわけではありませんが、ほぼ100%の避妊が可能となります。
また、AV女優によっては中出しをテーマとしたAVに出演することを承諾しても、実際には疑似中出ししかしていないことも非常に多いものです。
疑似中出しとは、生本番を行い、AV男優がイキそうになったら抜いて疑似精子(卵白とコンデンスミルクを混ぜて作った精子に似た物体)をスポイトなどで注入することによって、中出しを演出するのです。
カメラワークや編集によって、疑似中出しはいくらでも可能です。
次に性病ですが、これも一般的な中出し撮影では全く問題ありません。
よくAV関係者は「AV男優は全員性病検査をしているため、普通の男性とセックスするより安全」といいますがこれは事実で、性病にかかっているAV男優はいません。
これは当然のことで、もしAV男優が性病にかかったまま撮影してしまい、AV女優に性病をうつしてしまえば、AVプロダクションから責任を追及されることになります。
また、そんなプロ意識の薄いAV男優はその後のどのような撮影でも使われなくなってしまいます。
つまり、AV男優を続けられなくなるのです。
もしAV男優として長く活動していた男性が、一度の過ちで長く働いていたAV業界を追放されることとなればどうでしょうか。
就職活動をしてもAV男優は誇れる経歴ではないため、活動期間が長ければ長いほど就職活動は不利になります。
また、現代は大不況の時代ですから、まともな就職先が見つかる見込みはほとんどありません。
AV女優に性病をうつしてしまうと言うことは、AV男優にとっては人生終了のお知らせとも言えるのです。
したがって、AV男優は誰から言われなくとも性病検査はしっかりと受け、性病をもらってしまうようなセックスはプライベートで避けるようにしています。
そのため、中出し撮影をしたからと言って、性病をもらってしまう可能性は非常に少ないのです。
ただし、撮影の際にヤリマンのAV女優からAV男優が性病を移されるというケースはあるようです。
その際には、抗生物質の服用などによって性病をしっかりと治療し、その期間はAV男優としての活動は休止することとなります。
中出し撮影が危険な場合
しかし、撮影内容によっては中出し撮影は危険なものとなります。
それは、「100人連続中出し」というような、一見無茶に見える内容の撮影です。
この時には、AVメーカーの言う「全員きちんと性病検査をしているから絶対に安全だよ!」とする発言もあまり信用できるものではありません。
なぜならば、性病検査にはタイムラグがあるからです。
確かに性病検査をして陰性でなければ出演できませんが、性病検査は検査してから結果が出るまでに1週間掛かります。
一人を相手に中出し撮影をするならば、そのAV男優が1週間を慎重に過ごすことで、検査結果が出るまでに性病をもらうことはなくなるでしょう。
しかし、中出しをする相手が100人になれば、単純に危険は100倍になるのです。
単体作品でAV女優の相手を務めるようなAV男優は数が少ないため、普段はフェラにだけ出演するフェラ男優なども100人中出しに協力することとなります。
AV男優には本番行為を行う「本番男優」、フェラのみの「フェラ男優」、ぶっかけだけの「汁男優」がおり、ランクが下がるにつれて本業の合間にそれらをこなす男性も増えていき、プロ意識もそれほどなくなってきます。
また、100人も中出しをするのですから、女優が性病をうつされても感染源を特定することが難しく、AV男優には万が一のことがあっても仕事を失わないという安心感もあります。
そのため、フェラ男優や汁男優が100人中出しに参加する場合、性病検査から結果が出るまでの1週間の間に何をしているかわかったものではありません。
彼女とのセックスくらいならばまだ良いのですが、セフレとのセックス、風俗でのセックスなどをして性病の危険にさらされている可能性は高くなります。
この100人の男性たちが1週間のタイムラグの間に関係を持った人数は非常に多くなるでしょう。
さらに、一番ヤバいHIVは潜伏期間が3カ月あるため、検査で陰性という結果が出ても実は感染している可能性がないとは言い切れません。
このほか、性病検査には保険証がいるわけではないと知っていますか?
つまり、別人が検査を受けて陰性の結果を得ることもできるのです。
したがって、いくらメーカーが「全員検査を受けている」と主張したところで、それがすなわち安全と言い切ることはできません。
「性病検査してるなんて言っても、完全にザル」と言い切るAV女優もいるほどです。
このように、タイムラグがあることで性病になるリスクは確実に存在するにも関わらず、「大丈夫大丈夫」といって無茶な撮影が行われることがあります。
せめてリスクをきちんと伝えるくらいはした方がいいと思いますが、それは義務化されておらず、「性病検査をしているから大丈夫」とされるのがもはや当たり前となっています。