AV女優の生い立ちは不幸なのか?
AV女優と言えばマイナスのイメージがあります。
はたして、生い立ちも不幸なのでしょうか。
AV女優の生い立ちは不幸?
これまで、AV女優と言えばマイナスのイメージがありました。
例えば、生い立ちや家庭環境が不幸だったというイメージが代表例です。
女優の自伝やインタビュー本としてベストセラーになった本もありましたが、そういうものは不幸話がメインになっていることが多かったことからも、そのことが分かります。
彼女たちがなぜAV女優になったのかを語る時、不幸話が出てくれば安心する読者も多いものです。
しかし、実際にはAV女優の半数以上が平均的なサラリーマン家庭で育っており、何不自由なく育っています。
本当に不幸に潰されてしまった人というのは気力がなくなってしまっているもので、ルックスやスタイルが良かったとして商品価値はあまりありません。
ただし、不幸な生い立ちだったとしても、面接で励まされたりハッパをかけられることによって、這い上がってやろう、これまでの不幸をバネにしてやろうと考える女性も多いものです。
AV業界は、昔のように甘い世界ではなくなりました。
「私って不幸だったのよ。不幸な私にはAVしかなかったの」というようなやさぐれた女性がAV女優として大成できるほど甘い世界ではないのです。
不幸な生い立ちから這い上がる気力があれば、不幸の中にも明るく振る舞う事を知っており、バイタリティがあることを買われて商品価値を見出されますが、やさぐれた態度の女性に商品価値はないのです。
ヤンキー少女からAV女優へ
不幸な生い立ちでありながらAVで活躍する女性の代表的な例がヤンキー少女だった女性です。
家庭が不幸であったことから引きこもりや不登校などになり、そこからヤンキーになったものの、ヤンキーの世界で優等生だったということが多いため、AV業界で生き残ることができます。
つまり、いくらヤンキーになったとはいえ、ヤンキーの共同体で求められるケバいメイクをしているというだけのことで、実はヤンキーになり切れないところがあるのです。
また、普段はヤンキー風のケバいブスであった場合にも、スカウトされてプロのヘアメイクに化粧してもらったら、見違えるような美人になることもあります。
本人も悪い気はせず、化粧によって性格まで変わって売れていくことがあります。
また、元ヤンキーというのはヤンキーの縦社会で揉まれてきた経験から、案外常識的だったりします。
モデル風の綺麗な見た目にすっかり変わってからも、挨拶はきちんとできるし、先輩を立てることができるし、義理も知っています。
引きこもり、ヤンキー、AV女優、すべて反社会的な色のある存在ですが、『引きこもりからヤンキーになった女性が人気AV女優に』ということは、AV業界ではまま見られるものです。
そもそも、社会参加ができない人というのは、AV女優としてもうまくいかないものです。
AV撮影はチームワークが大切ですから、そこに適応できなければどうにもならないのです。