元AV女優M.Nが語るリアル話2「現場を知らないと教えられないこと」
AV女優の仕事内容を元AV女優さんに聞いてみました。
現場を知っているからこそ話せるリアルな話を教えてもらいました。
リアル話その2、現場を知らないと教えられないことがあります。
宣材撮影の後
―宣材撮影ってすごい緊張なんだね。
そうなんです。
でもそれが終わってもまだ撮影じゃないんですよ。
その前にメーカー面接がありますから。営業ですね。
その時取った写真と簡単なプロフィールを持って、担当のマネージャーと一緒にメーカーに行くんです。
プロダクションに面セル受けてから宣材写真を撮るまでが大体1,2週間くらいで、撮影完了してから面接始まるまでが1週間くらいかな。
―面接って企業の面接みたいな感じ?
それに似たところもありますけど、全然似てないところもありますね。
それに単体か企画かで面接のやり方は全然違うんです。
例えば私みたいに単体としてデビューするなら、専属契約をしてくれるメーカーが見つかるまでとにかくメーカーを回り続けるんです。
でも企画女優の場合にはいくつか回って、それで見つかったいくつかの仕事の中から条件に合ったものに出演していくっていう感じですね。
単体契約が決まるまで
ー単体契約ってどのくらいで決まるの?
それは女優とか求める条件によって色々なんでしょうけど、私の場合は1ヶ月くらいでした。
単体契約が決まってもすぐに撮影っていうんじゃなくて、いくつか週刊誌とかグラビア誌にグラビア撮影を載せましたね。
VTRの撮影は契約してから1~2ヶ月後だったと思います。これは宣伝です。
メーカーも専属契約した以上は売れてくれなきゃ困るから、グラビア撮影を乗せて知名度を挙げた後にデビュー作を撮影するんですよ。
何本かグラビアをこなしたらデビュー作の企画内容が知らされて、撮影日時の調整をして、初めてデビュー作の撮影開始って感じです。
もちろん単体女優もメーカーも色々ですから、単体契約が成立してすぐにVTRの撮影が行われるってこともありますけどね。
企画女優になるとこの辺もまた大きく違って、営業に行ったメーカーから出演依頼が来た時点でデビューすることが決まります。
いくつか来た依頼の中から一番条件がいい仕事を見つけて、順番に受けていきます。
―その時の感情とかシチュエーションとか詳しく利かせてくれる?
いや、なんかシンプルだったですよ(笑)マネージャーから電話で『この日空いてる?』っていわれて『空いてます』って言ったら『じゃぁその日に撮影だから』みたいな。
企画内容とかはもう確認済だったんで問題ないと言えばないんですけど、淡々とし過ぎだなって思いましたよね(笑)」
―確かに。AVの子たちはそうやってデビューしてるんだね。
そうです。
まぁ細かく言うと、撮影日じゃなくて発売日をデビューの日っていうことも多いんですけどね。
例えば4月に撮影したっていうことはもう業界内ではデビューしたと思われてるんですけど、ユーザーは6月に発売されたなら6月をデビューって考えますからね。