あなたなら引退後どうしたい?AV女優のその後、実例
AV女優は旬でいられる期間がそれほど長いものではなく、長い間活躍できる女優はほんの一握りにすぎません。
AV女優の数が増えた昨今では多くの女優が出演できずに短期間での引退を余儀なくされています。
また、息の長い女優でも永遠に活躍できるものではありません。
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AV女優によって形成されるキャリア
引退の理由としては、自分からプロダクションを辞める事の他に、出演依頼が来なくなったために引退するほか、依頼が無くなった女優のなかには自然消滅する人もいます。
もしAV女優として活躍していたとしても、一般社会に戻るにあたってまさか履歴書に書くことができるような職務経歴にはなりません。
したがって、AV女優は引退するとゼロからやり直すか、キャリアを活かせる特殊な仕事につくかのどちらかを目指すことになります。
AV女優として働いた後に、そのキャリアとしてプラスになるものとしては名前が売れていること、対人スキルが磨かれていること、成功体験をしていること、外見に気を配るスキルが磨かれていること等があります。
知名度を活かすケース
もしAV女優として活躍することができれば、大きな知名度を獲得することになります。
これは一般的なグラビアアイドルやアイドルを遥かにしのぐものです。
したがって、この知名度を活用することで、様々な道を開くことができます。
脱ぐことを封印して芸能人になるなどと言うのが一つの道と考えられます。
例えば、2003年に引退した及川奈央は現在マルチタレントとして活躍しています。
その躍進ぶりは凄まじく、子供番組である「炎神戦隊ゴーオンジャー」にレギュラー出演する、大河ドラマ「龍馬伝」に出演する等の活躍を見せています。
小さな子供がたくさん見る戦隊ものに出演するなどと言うことは、一昔前では万に一つも考えられなかったことです。
及川奈央の活躍によって、後進のAV女優たちは大きく可能性を広げる事ができたと言えます。
現在ではAV女優が一般メディアに進出し、老若男女に受け入れられるようになっている風潮がありますが、これは及川奈央の活躍が分岐点となっていると考える事ができます。
海外スターか歌手などへの道
また、海外に進出すると言う方法もあります。
近年では小澤マリアが中国メディアに進出しました。
特にアジア圏で日本のAV女優が非常に有名になっていますが、これは日本のAVのクオリティが高いこと、そして海賊版が出回ることやインターネットの拡大が影響しています。
今や蒼井そらや小澤マリアでは香港、台湾、中国などではスーパースターであり、特に中国では国民的人気を誇っています。
彼女たちがその国を訪問する時には、空港にはファンが押し寄せて大パニックになることもしばしばで、SPの警護つきで訪問するほどです。
さらにこの二人の女優についていえば、小澤マリアは中国の検索サイトで「美女検索ランキング」と「女性スター検索ランキング」で1位を獲得し、蒼井そらは台湾、中国では知らない人がいないほどです。
このように、AV女優として活躍することができれば、世界的なスターになることも夢ではないほどなのです。
また、歌手活動も少しずつ起こってきました。
例えばAV女優のみで構成されたアイドルグループである恵比寿マスカッツは大ブレイクしましたし、人気女優のRioはソロデビューを果たしています。
このように、AV女優は脱がずとも活躍できる場が確実に増えてきており、今後もこの流れはとどまることなく広がるでしょう。
これからはAv女優が現役・引退後を問わずに益々活躍していくことが容易に予想されます。
もっとも、現在はまだAV女優としての活動を足がかりとして芸能界などを目指すことができるのは非常に活躍したAV女優に限られます。
しかも、AV史に名を残すレベルでの活躍です。
ほとんどのAV女優はデビューしたての時点で最も価値があり、時間と共に徐々に価値が下がっていき、いつの間にか消えていきます。
では、及川奈央のように芸能界へと転身する女性以外のAV女優は、その後どのような人生を歩んでいくのでしょうか。
高級風俗嬢やキャバクラ嬢への転身
「引退作」と銘打って引退していくような女優はごくわずかで、ほとんどが消えるようにしていつの間にか引退していくAV女優ですが、それらの女優はその後どのように生活しているのでしょうか。
多くの人は、それまでAV業界にいた女性はその経歴が足かせとなってまともに生きていけないのではないかと考えているかもしれませんが、そんなことはありません。
第一、AV女優は少なくとも一般女性以上のルックスを持っており、男性を扱う技術に長けています。
この素質とも言える部分を用いて、第二の人生をうまく歩むことができる事が多いのです。
例えば、高級風俗やキャバクラに流れる女優は多いものです。
一説によると引退したAV女優の3分の2くらいはこのような高収入が期待できる業界に流れているとされています。
「元AV女優在籍」と宣伝している高級風俗等がありますが、このようなところへと移っていくわけです。
この場合、AV女優としての経歴は付加価値として認められ、風俗店勤務の場合には普通の風俗嬢の2~3倍の価格で働くことができます。
また、キャバクラにいった場合にもかつてのファンが会いに来る、物珍しさから指名されるなどでしばらくは安泰な人生を送ることができます。
一般社会へ戻る、あるいは脱がずにAV業界で働くケース
では残る3分の1はどうしているのかと言うと、すっぱり風俗業から足を洗って一般社会に帰っていきます。
このようなタイプのAV女優は、もとよりAV女優として働いた後に芸能界へ行くことや風俗業で稼ぐことを前提としておらず、あくまで一時的な職業としてとらえています。
そのため、考え方は非常に堅実であり、AV女優をしている時代にしっかりと貯蓄をしているものです。
そして、第二の人生が始まるとAV女優時代に稼いだお金で学校に通って資格を獲得したり、一般企業に就職したりします。
また、このように堅実な考えを持っているAV女優は、先行きの不安な女優時代の経験から「手に職をつけなければ」と思っている傾向が強く、資格取得の際にも高収入が期待できる一生ものの資格を取得しています。
良い例が看護師やヘアメイクの学校に通うことです。
ヘアメイクになった場合には、かつてのAV女優としてのコネを活用してAV撮影現場でヘアメイクをすることも多く、そのような女性はたくさんいます。
元AV女優のヘアメイクは業界側としても重宝すべき存在です。
なぜならば、後輩にあたるAV女優の悩み相談を受けたり、女性同士でしか分かりあえない不満などをくみ取って監督に伝えたりすることができるからです。
したがって、ヘアメイクという生き方はAV女優の第二の人生としては選びやすいものであり、元AV女優で現役時代にはギャルの女王とも言われた泉麻耶は今もAV業界でヘアメイクとして働いています。
一般企業への就職は厳しい選択となるでしょう。
しかし、これはAV女優であるからという理由からではなく、不景気が原因です。
新卒でさえなかなか就職できない現代において、AV女優として空白の期間があった女性が中途採用の就職口を見つける事は容易ではないのです。
そのため、どのような働き口も自由に選ぶことができるということはなく、多くは慢性的に人材不足に陥っている業界、例えば介護などの仕事に就くことが多いです。
この他、ヘアメイクのくだりと多少重複しますが、AV業界は基本的に引退後のAV女優に対して寛大です。
例えばAVメーカーの広報やADなどは、元AV女優を積極的に採用しています。
特に広報は積極的です。
なぜならば、現役時代に名前が売れていたAV女優が広報担当になれば効果抜群であるからです。
また、AV女優時代の名前をそのまま使い、脱がないもののプロダクションに所属し続けるケースもあります。
つまり、所属プロダクションの女性を管理するマネージャーになると言うもので、これも先輩後輩の関係で仕事をこなしていけるため、女優の感情の機微を把握しながら管理していくことができます。
珍しいケースも
稀なケースでは作家への転身と言う物もあります。
エロ本などに寄稿するライターとして、元AV女優と言う異色の経験は重宝されます。
このような女性は業界にも顔が利くというのも理由の一つです。
文章力が極端にない女性などでは務まりませんが、多少よい文章を書くことができる女性であれば、リアルな経験を元にして読者が求める記事を書くことができるため、すぐにプロになれる可能性もあります。
また、人気女優となった女性は現役時代の知名度を活かしてファンに寄生するということも可能になります。
実際、ある元AV女優は自分と一緒に食事をする権利をオークションとして出品し、それが毎回数万円で落札されています。
この場合、単に食事だけで一晩を共にする必要はありません。
かつての熱狂的なファンをパトロンとすることも可能であり、セックスつきで金持ちのファンに衣食住の世話をしてもらう女優もいます。
ちなみに、業界の裏事情をいえば、トップに上り詰めたAV女優ともなると政財界の重鎮や富裕層からプロダクションに対して、あの女優を抱きたいという依頼が入ることもあります。
そのようなことを通して特権階級の人とコネを作っておけば、引退後の第二の人生で思わぬ道が開ける事もあります。
結婚して幸せな第二の人生
知らない方も多いのですが、AV女優引退の一番の理由は、「結婚」なのです。
これからAV女優を目指す方、ご安心ください。
引退後に一般男性と結婚をし、幸せな家庭を築く女性も少なくありません。
前述の通り、AV女優はルックスが良く、男性を扱う技術にたけているものです。
その技術をもってすれば、たとえAV女優と言う肩書を持っていてもたいていの男性はイチコロなのです。
また、以前の経歴をそれほど気にしない男性も少なくありません。
かつてAV女優として働いてある程度そのことが世間に知れ渡っていたとしても、その後の人生で再び脱ぐことがなく、一般女性として生きていくならば全く気にしないという男性は多いのです。
90年代後半に大活躍した元AV女優の小室友里がよい例です。
小室は10万本を売りあげる作品を出す等の大活躍をした女優です。
引退後は結婚して幸せな家庭を築き、そのかたわら雑誌に文章を寄稿することや舞台出演などの脱がない活動をしています。
夫は結婚前から小室が元AV女優であることは知っていました。
それでも、今後脱がないことを条件として結婚をしました。
夫の両親は元AV女優であることを知りませんが、結婚生活はうまくいっているようです。
企画以下の女性は注意が必要
AV女優を引退したその後の人生が豊かなものになるか、或いは地獄になるかは本人次第と言ったところでしょう。
危険なのは体を売ることで楽をして稼げたという成功体験から抜け出せない女性です。
このような女性は、えてして金遣いが荒く、現役時代の生活を引退後も続けようとするため、生活が成り立つはずがありません。
そのような時にどうするかと言えば、以前の成功体験の通り再び体を売ることで稼ごうとするのです。
引退した数年はそれでもよいかもしれませんが、体を売る女性がいつまでも体を売り続ける事はできません。
いつかは元AV女優という肩書が通用しない時代が来ます。
また、体を売っている期間は稼げても、そのような生活を長く続けるうちに、本来その期間に経験すべき様々な経験や出会いを失い続けているため、いざ体を売ることができなくなった時に一気に転落することとなるのです。
特に、企画単体女優以上で活躍した女性であれば風俗業に流れた後もしばらくは安泰であり、そのような職業を通した出会いから道が開けてくることもあるかもしれませんが、企画女優以下としてAv女優をかじったくらいの女性が元AV女優という肩書を振りかざしたところでそんなものには何の価値もなく、ただみじめな思いをするばかりでしょう。
現役時代の金銭感覚の狂いが、その後の人生を左右すると言っても過言ではありません。