3分でわかる!AV女優の仕事とギャラ
AV女優が企画女優、企画単体女優、単体女優のいずれかに属することによって働き方やギャラやメディアへの露出の程度も大きく変わってきます。
では、それぞれの仕事内容やギャラなどを見てみましょう。
AV女優の種類とギャラ
AV女優は、その女優がどのようなルックスやスタイルを軸として価値を定められます。
分かりやすいのがバストのサイズであり、このことはインターネットの検索ワードの中で「巨乳」というワードが常に上位にランクインしていることからも、男性が大きなバストにいかに魅力を感じているかがよくわかります。
したがって、胸が大きいことは女優としての価値を高めるものであり、まな板のペチャパイの女性はAV女優として生き残ることは難しくなります。
貧乳でありながら人気が出る女優は少なく、幼女のようなモチーフの作品で人気を集めるアイドル系女優か、顔が飛びぬけて美女であるような場合に限られます。
したがって、貧乳の女優は豊胸をした上でデビューすることが少なくありません。
このように、五感に訴える要素は非常に大切です。
ルックスやスタイルで視覚的に興奮を与えることはもちろんのこと、声にフェティシズムを感じる人もいますから、聴覚的な要素も重要です。
それらを総合的に判断して女優の価値が定められ、そのAV女優が企画女優、企画単体女優、単体女優のいずれに属するかが決められ、それによって働き方やギャラやメディアへの露出の程度も大きく変わってきます。
では、それぞれの仕事内容やギャラなどを見てみましょう。
企画女優
企画女優とは、企画もののAVに出演するAV女優であることから企画女優と呼ばれます。
企画ものとは、AVの企画力だけで売っていくことを目的としているため、AV女優のネームバリューや人気がなくとも一定の販売が見込めるAVのことです。
例えば、AVのパッケージに特定の女優が掲載されて売られるのではなく、パッケージにたくさんの女性が目線入りなどで掲載され、素人を次々にナンパしてセックスを撮影していくというものや、非常に大勢のAv女優が大浴場で乱交をするもの等があります。
なかには100人くらいのAV女優を起用して盛大に乱交を行うと言う企画AVもありますが、これに参加しているAV女優は全て企画女優であり、それぞれの女優が映る時間はほんの数分で名前を紹介されることもありません。
このようなAVでは名前のない素人に近いAV女優も出演することができるため、AVにアルバイト感覚で出演している女性もたくさんいます。
AV女優の希望と撮影内容によっては、顔にモザイクを掛けて出演することもできます。
企画女優を素人に見たてて街角でナンパし、素人感をより出すために顔にモザイクを掛ける手法があり、そのような撮影においては顔にモザイクを掛けて出演することが可能です。
また、企画ものAVは女優のネームバリューがなく宣伝する必要もあまりないため、エロ本やWEB広告などによって宣伝されることもありません。
それだけにAVに出演していることを知られるきっかけは知人がそのAVを観るくらいしか考えられず、さらにAVは毎年一万本以上リリースされているため、偶然知人が観る可能性も極めて低いことから、周囲に知られることは起きにくいです。
上記の通り、企画女優は時に大勢を起用して撮影を行うこともあるため、大きな事務所になると大勢の企画女優を登録しています。
また、ネームバリューが期待できないことから単価も安く、裸とセックスをさらしてもギャラは15~25万円程度です。
フェラチオばかりが特集されたような企画AVになると、本番行為が行われないだけに数万円のギャラに落ち着くことも珍しくありません。
しかし、ギャラは安くとも学業に邁進したい学生が一般のアルバイトよりも稼げるという理由から企画女優になったり、ばれずに性的好奇心を満たせるために大手企業のOLや看護師などといった社会的地位がある人が登録していることもよくあることです。
企画単体女優
企画単体女優とは、メーカーと専属契約をしていないものの知名度や人気は高く、ネームバリューによって販売が見込める女優のことです。
非常に多数存在する企画女優のなかのトップに君臨する存在であり、「企画女優でありながら単体女優並の人気を誇るAV女優」と言うこともできます。
メーカーと専属契約をしていないため、出演依頼さえあれば色々なメーカーの作品に無制限に出演することができます。
企画女優として色々な作品に出演するうちに才能が開花して人気が出たAV女優や、単体女優であった女優がメーカーとの専属契約が切れて企画女優になったものが企画単体女優と言えます。
知名度と人気から作品において主役を張ることができ、その女優をメインとして作品をリリースできる存在です。
ギャラは企画女優より高く、日当にして30~80万円です。
単体女優より稼げる場合もあり、企画女優としてAV女優になった女優がAV女優としての成功を目指した時、現実的には企画単体女優として活躍することが成功と言えるでしょう。
単体女優
単体女優は、特定メーカーと専属契約をして仕事をします。
プロダクションが猛プッシュをするハイレベルな女優がメーカーと面接をした際、メーカーが「この女優は売れる!」と確信した場合に専属契約を交わすことになるため、レベルの高さは最も高いです。
企画女優と企画単体女優のギャラは日当で支払われるために出演依頼がなければギャラは0円という可能性もありますが、単体女優はメーカーと本数契約を交わして1本当たりの出演料が決められて契約を交わします。
ギャラは1本当たり100~250万円であるため、例えば10本リリースの契約を交わした場合には、契約が成立した時点で1000~2500万円のギャラが保証されることとなります。
単体女優はプロダクションの顔であり、タレントのような扱いを受けます。
宣伝も盛んに行われるため、AV女優であることを周囲に隠しておくことは難しいでしょう。
現在テレビなどで活躍しているAV女優はほとんどが単体女優であり、セクシーアイドルなどとも呼ばれてアイドル顔負けの活躍をしています。
しかし、単体女優になることは難しく、女優本人が望んだからといって必ず慣れると言うものではありません。
企画女優の中にも可愛い女性はたくさんいる中で、何か人並み外れたものを持っている必要があります。
ルックスやスタイルのバランスが良いことはもちろんのこと、美乳・巨乳・爆乳というようなフレーズで売り文句がつけられるほどの優れたパーツを持っている、元アイドルや元レースクイーンなどという知名度や並はずれた美貌を象徴する売り文句がつけられる、または中学生に間違われるようなロリ顔を持っているなどの、優れた特徴がある女性が単体女優に選ばれます。
優れたルックスとスタイルに加えてこのような特徴を兼ね備えた女性はごくわずかであり、単体女優になることが難しいものです。
働き方は本人次第
単体女優は確かにAV女優のトップに君臨する存在ですが、AV女優本人がバイト感覚でこっそりと稼ぎたいと感じている場合には、有名になる機会があっても企画女優のまま働き続けることを選びます。
非常に優れたルックス、スタイルをもち、単体女優にも引けを取らないような企画女優を見かけることがありますが、彼女たちはおそらくは有名になる機会がありながら、周囲の環境を理由として企画女優にとどまっているものと思われます。
仮にプロダクションが単体女優として売ることを望み、メーカーも専属契約を望んだとしても、本人に周囲にばれたくないという希望がある場合には企画女優にとどまるのです。
逆に、デビュー当初はプロダクションから単体女優として売り込まれ、将来を嘱望されたにもかかわらず、大して人気が出なかったために契約期間が終わり、企画女優になった女優も大勢います。
ちなみに、ここに掲載したそれぞれのギャラは色々な要素によって変動します。
所属プロダクションによって出演料がどれほどAV女優に還元されるかが違いますし、撮影内容のハード具合によっても出演料は変わります。
また、女優の数が増え続けているため、ギャラはどんどん安くなっているのです。
一見華やかに見えるAV業界も、なかを詳しくみてみると大活躍しているAV女優の影に無数の名前のないAV女優の存在があることがよくわかると思います。