ユーザーが求めていればレイプまでやるAV業界
かつてはホントにレイプして作品を作っていた時代もあったそうです。
果たして現在はどうなのでしょうか?
過激なものを求める消費者
今では絶対にありえないことですが、昔のAVはリアルさを追求するために、本当に過激なことをしていたのです。
2000年代初頭のAV業界の競争が熾烈だったころ、凌辱作品が一部で熱烈な人気を得たことで、その犠牲になったAV女優が多数出ました。
凌辱作品は、当時「AV女優の墓場」とまで言われたものでした。
凌辱作品を作りたいメーカーがプロジェクト側に打診し、つぶしても構わない女優を斡旋してもらうのです。
プロダクション側も今後お金になる見込みがない女優を、最後の一稼ぎのために送り込みます。
ユーザーが求めるものは何でもやるメーカー
その現場は凄惨本当にひどいものでした。
女優は撮影とだけ聞かされて撮影現場に行きます。
すると、全く予想していなかった暴力行為が繰り広げられます。
当初は本当のレイプをするというものであり、非日常性を求める一部のユーザーはこれを支持しました。
しかしユーザーはそのレベルの凌辱になれるとさらに過激なものとなります。
メーカーはユーザーの希望を取り入れ、さらに苛烈な凌辱作品を制作します。
ついには女優を殴る蹴るなどの暴力が行われ、女優がどれほど泣き叫んで助けをもとめ、撮影中止を懇願しても男優から袋叩きにされ、挙句の果てにはレイプをされるといった内容です。
あげくの果てには
2004年の末には、あまりに過激な凌辱作品を制作した某メーカーの関係者が逮捕される事態が起きました。
この作品では女性に脱法ハーブを吸わせてレイプし、凌辱の限りを尽くし、挙句の果てには女優は内臓破裂によって全治4カ月の重傷を負ったというものでした。
このメーカーはこの他にも多数の目も当てられないような非人道的な作品を作成しており、関係者から多くの逮捕者を出しています。
女優を騙しリアルさに徹した作品が映し出す非日常性や反社会性が一部の刺激を求めるユーザーに支持されたのですが、ユーザーもメーカーもともに感覚がマヒしていたのです。
非日常性から刺激を受けるという点では、コロッセウムで奴隷たちに殺し合いをさせて楽しんだローマ人の例からもわかるとおり、今も昔共通点があると言えます。
文明が発達した現代でも人間の本質的な部分は変わっていないと言うことでしょう。
凌辱作品がどんどん残虐性を増していく中、メーカーから逮捕者が出ると、世間からのバッシングも大きく、凌辱作品は鳴りをひそめるようになります。
また、この流れに乗じる形で、かつて凌辱作品で痛めつけられて泣き寝入りしていた女優たちが立ち上がり、損害賠償請求をしたり、警察に被害届を出し始めたことで、業界は凌辱作品を作ることはできなくなりました。
したがって、今のAV業界には完全にリアルな凌辱作品を作るメーカーはなくなったのです。
昔とは比べものにならない程、AV業界はクリーンになりました。
安心してAV女優になれる世の中になったのです。