大変だけど、頑張ったら頑張っただけ返ってくるのがAV女優という職業
AV女優は頑張ったら頑張っただけ返ってくる職業です。
これは特に、単体女優よりも企画単体女優を含む企画女優に当てはまることでしょう。
単体女優には頑張りが不要かと言われれば決してそのようなことはありません。
単体女優は契約期間中は月に一本と出演本数が決められており、いくら頑張ってもそれ以上に出演することはできません。
しかし、企画女優は頑張れば頑張っただけ出演本数が増えていき、その結果がギャラとして返ってくるのです。
このことは、単体女優から企画女優へと転身していく女優をみてみるとよくわかります。
見出し
企画女優への転身
ある女優Aは、単体女優として9ヶ月活動した後、企画女優へと転身しています。
デビュー作はありふれた内容で、その後もイメージシーンなどが多い王道作品に出演を続け、契約の後半ではソフトSMに出演しています。
ギャラは100万円程度であり、2005年当時としてはかなり高額のものでした。
9ヶ月間の活動の後、Aは専属契約をしない企画女優へと転身します。
転身してすぐの頃は、それまでの生活水準を保つために、単体当時と同じギャラを得られるペースで企画女優としての仕事をこなしていました。
しかし、次第に出演オファーが増加していき、数ヵ月後には、毎月コンスタントに5本以上の作品に出演して、毎月200万円以上を稼ぐ人気企画単体女優となりました。
生活の変化
生活も変化しました。当時Aは美容系の専門学校に通っていたのですが、仕事が忙しくなるにつれて欠席することが多くなり、ついに退学しました。
その後は住居をプロダクションの近辺である都心へと移しました。
VTR撮影以外にもメーカーへの積極的な営業活動、グラビア撮影、雑誌取材などをこなして多忙な日々を送るようになりました。
単体女優として活動していたころと企画女優として活動するようになってからの状況に就いて、彼女はこのように答えています。
では、Aが語る「頑張れば頑張っただけ」というのは実際にはどういった状況の事を言うのでしょうか。
また、彼女が「この業界で上に行きたい」という、その「上」とはなにを指しているのでしょうか。
出演作品とギャラ
単体女優から企画女優に転身した場合、ギャラは大幅に下がるわけではありません。
多くの場合、転身前のギャラの半分~3分の1に下がるといった感じであります。
生活水準を落としたくないのであれば、企画女優に転身してからは単体当時は月一本の出演であったのを、月2~3本に増やせばいいと言うことになります。
企画作品のジャンルは非常に多岐にわたります。
大勢の女優が共演する乱交ものや、オムニバス形式で1コーナーに一人ずつ出演するものもあります。
また企画単体女優では単体女優の時のように一本の作品に主役として一人で出演するものもあります。
オムニバス形式や大勢で出演する作品の場合には当然ながらギャラは相対的に低くなり、VTRやパッケージ撮影の時間も短くなります。
一人で一本に出演する作品や、数人の女優が出演して撮影されるドラマ形式のVTRなどでは撮影時間も1~2日と長めであり、ギャラも相対的に高くなります。
単体から企画へと転身した直後は一人で出演する作品も多くなります。
その為、一本の出演作品に対する拘束時間はさほど変わらず、ギャラのみが3分の1に推移して活動していくことになります。
生活の変化は仕方がない
このようなことから、単体から企画へと転身した後も、VTRの仕事を月に一本のみと限っている女優は少ないです。
多くのAV 女優が、転身当初は月に2~3本の出演を希望しているようです。
単体AV女優として活動していた時の拘束時間はVTR撮影や監督面接を含めて4日程度と考えた場合、企画女優になって2~3本に出演するようになると拘束時間は10日前後に膨れ上がることとなります。
月に10日というと1カ月のうちの3分の1ですから、どうしても生活の様子は変わらざるを得ません。
学生をしながらAV女優をしていた女優や、別のアルバイトをしながら女優をしていた兼業女優であった場合には、どうしても生活におけるAV女優業の比重が次第に増加していくこととなります。
実際に、Aのように学校をやめてAV女優に専念するようになるAV女優は少なくありません。
他のアルバイトの日数を極端に減らしたり、辞めたりしているAV女優も同様に少なくありません。
また、他に本業をもっており、土日のみに単体女優として活動していたAV女優のような場合には、企画女優に転身してからは土日だけでは思うように活動することができません。
AV女優としての活動をやめるか、もしくは本業をやめてAV女優に専念するようになる女優も多いです。
一本でも多く出たほうが収入が増える
ただし、月10日の勤務をこなすことで単体時代と同程度の水準の収入が得られるのであれば、それでも十分に仕事以外の活動ができるスケジュールではあります。
また、単体女優の多くが課せられているプロモーション活動も企画女優には課せられることが少ないため、生活はそれほど激変するとは考えにくいと言えます。
しかし、実際に企画女優に転身にしてしばらくたつと、気づけば生活が激変しているAV女優は数多くいます。
これはなぜかというと、面接に行ったことのあるメーカーから仕事の依頼があった時、既に2~3本を出演するスケジュールがあったとしても、スケジュールが合えば断らないからです。
断れば次の依頼が来なくなってしまうかもしれないという不安がある他、余裕があれば一本でも多く出たほうが単純に収入が増えるからです。
これは一見ごく当たり前のことのようにも見えるのですが、「一本でも多く出たほうが」という事情は、企画女優の「頑張れば頑張っただけ」という事情に直結する動機になっているのです。
これは、学生やフリーターがアルバイトのシフトの希望を出す時と似ています。
手に入れたい収入と自分のスケジュールを照らし合わせながら、「今までは週に三日だったけど、今月はちょっと厳しいから週に4回に増やそう」などと検討していきます。
企業に勤める正社員とは違い、自分のスケジュール決定が収入にダイレクトに反映されていくのです。
企画女優も単体女優に比べて、自分のスケジュールや仕事量の決定によって収入が大きく左右される立場にあるため、これと似ているのです。
また、バイトのシフトを決定する際に「今月は暇だから、いつもは週3回のところを週4回に増やそう」などという意思決定が行われるのと、
「今月はスケジュールも空いているし、1本でも多く出演しておこう」と言うのは似ていると言えます。
特に企画女優の場合はアルバイトとは異なります。
出演作品を一本増やすかどうかで来月の収入が30~40万円変わることが珍しくないため、アルバイトより強い意識でスケジュール管理が行われているのです。
頑張れば収入は跳ね上がる
少し頑張って出演本数を3本から5本に増やしていけば、収入は単体女優時代の倍近くにまで跳ね上がることとなります。
一般的に稼ぎが大きく華やかだとされる単体女優時代よりもたくさんを稼ぐことができるようになるのです。
そして、2本増やしたところで、勤務日数は6日程度増えるだけです。
ならば、体力やスケジュール的にも多少頑張っても仕事を増やそうとするようになります。
このような金銭的な動機はそれほど切実なものではありませんが、企画女優の「頑張ったら頑張っただけ」という思いに直結する大きな動機となっています。
それに加えて、確かに来月の仕事が確定している単体女優とは異なり、企画女優はいつ仕事がなくなってもおかしくない状況に置かれています。
あまり仕事を断ってメーカーの心象を悪くしたくないという思いも確かに動機になっています。
仕事量をし台に増やしていくうちに、最終的には休みがほとんどなくなるまでに出演作をふやしていくAV 女優は少なくありません。
「頑張れば頑張っただけ」の内実の一部は、このようにできるだけ多くの作品に出演すれば、それだけ収入が増えて経済水準が向上すると言うことにあります。
他の面での頑張り
もちろん、「頑張り」というのは、単純に出演本数を増やすと言うだけではありません。
キャラクターの形成努力も必要です。
企画女優は単体女優と異なり、出演を獲得するためにも色々なメーカーに営業面接に出向いて仕事を獲得する必要があります。
営業面接の内容と受け渡された宣材資料をもとに、メーカーは企画作品のキャスティングを行います。
当然ながら、営業面接を背局的に行い、多数のメーカーに宣材資料が登録されているAV女優は、それだけ出演依頼を受ける可能性は高くなります。
しかし、メーカーに面接を受けに行く企画女優は無数におり、メーカーはその中からキャスティングを行っていくことになります。
企画女優が定期的に作品に起用されるためには、キャラクター性が強い、特殊な技術を持っている、面接が印象的だったなどの要素が求められるようになってきます。
プロダクションが用意する宣材資料には、写真と基本的なプロフィールが掲載されているだけです。
したがって、アイドル並のルックスを持っているとか、爆乳と言ったプロポーションでひいでているとかの特徴を持っていない限り、どの女優の資料も似た印象となっています。
その中で勝ち抜いていくためには、質の良い面接を多量にこなしていく必要があります。
企画女優の営業面接と単体女優の営業面接とでは全く異なるのです。
単体契約が切れたAV女優は、単体女優として活動していたということはルックスやプロポーションに何らかの光るものを持っていると言うことになるため、起用されやすいです。
特に、単体女優時代にある程度の実績を持っていたならば、優先的にキャスティングをされることになります。
そのため、単体契約が切れた直後のAV女優は、まず大手メーカー数社に出向き、企画AV女優としての活動を開始します。
そして、転身当初は面接に出向いた先のメーカーからすぐに出演依頼が来るのが一般的です。
このことに関して、単体女優として1年以上活動して企画女優に転身したBという女優は、転身当初のことを以下のように語っています。
企画って言っても色々あってピンきりだから、なるべく良いものに出してくれるところに面接に行こうと言われて、その月に4社に面接に行きました。
そのときには、面接でああしろ、こうしろとは言われませんでした。
逆に、単体で実績があるわけだから、やりたくないことは全部言っていいと言われました。
そして、その時に面接に行ったメーカーで、その後数ヶ月間はぽん、ぽんと仕事をしました。
意識の変化
しかし、そのように仕事ができるのは最初のうちだけです。
単体女優から企画女優に転身してある程度の期間が過ぎると、よほどの人気女優でもない限り優先的に仕事が回ってくることはなくなります。
転身直後に登録した数社のメーカーから、その後も継続的に出演依頼があるとは考えにくいです。
そこで、企画女優たちは出演作品を重ねるに従って、営業面接回数は増え、面接に挑む意識も高まってきます。
「毎月○本出演したい」「毎月○万円稼ぎたい」といった希望を満たすためには、真意のメーカーへ継続的に営業面接に出向き、登録メーカー数を増やしていかなければならないのです。
そもそも、企画女優の数は実態を把握するのが不可能なほどに数が多いものです。
したがって、さほど知名度がないAV女優になると、しばらく仕事をしていないメーカーに対しては再度面接に行くなどします。
そして、プロダクションとAV女優による積極的なアプローチがあって初めて出演依頼がとれます。
自分が目標とする仕事量を継続的にこなしていくためには、作品の出演以外に課せられる面接という仕事をこなしていかなければならないのです。
つまり、面接は仕事を得るための前提となっており、当然ながら無償で行うこととなります。
面接がスケジュールに占める割合は、4~5日と大きく、出演本数の増加だけではなく、面接に日数を割かなければならなくなるのも、企画女優になってから生活が一変する一つの要素となっています。
ただし、企画女優にとっての面接は、単に生活を忙しくする要素であるというわけではありません。
上記でもふれたように、メーカーがAV女優をキャスティングする際には、参考となるのは宣材資料と面接内容のみです。
その為、面接は新規のメーカーに自分を売り込むための唯一の機会であるのです。
企画女優たちは継続的に何度も面接をこなしていくうちに、次第に自分だけの面接攻略法とよぶべきものを身につけていきます。
そのなかでもわかりやすいものがキャラクター性の強化とNG項目の減少です。
キャラクター性の強化
単体女優でもキャラクターが人気を呼ぶことはもちろんあります。
しかし、どちらかといえば単体女優というのはあくが強い女性よりも、かわいらしい、初々しい女性が人気になる傾向があります。
一部に受ける強烈なキャラクター性よりも、万人受けすることが求められるのです。
しかし企画女優は「このVTR内容ならばこの女優を使うしかない」といったイメージのある女性の方が、キャスティングにつながる場合が少なくありません。
大手メーカーのプロデューサーも以下のように語っています。
企画だったらこっちが時間かけてつくりこむわけじゃないから、ある程度キャラができてる娘の方が使いやすい。
このような事情を企画女優たちは敏感に感じ取ります。
そして、自分の実績や容姿から、どのようなキャラクターならば受けるのかを考えながら面接に挑むようになります。
単体女優との大きな違いはここにも見られます。
単体女優の場合には、VTRの中の彼女たちは作り込まれた雰囲気ですが、これと普段の装いは必ずしも一致するものではありません。
例えば、普段はノーメイクにジャージで過ごしている女優が、VTRの中では華やかなドレスの衣装を着て、作り込んだメイクを施されると言った光景はよく見られます。
それに対して企画女優はどうでしょう。
完全な休日を除けば、面接に出かける時やグラビア撮影に向かう時、インタビュー取材に向かう時には、メーカーや製作会社の人間に自分のキャラクターがよく伝わるように、服装やメイクにも気を使うようになります。
単体女優がAV女優として振る舞わなければならないのは、VTR撮影やパッケージ撮影といったカメラが向いている時だけです。
しかし企画女優は面接に赴く時、打ち合わせの時など、撮影の前提となるカメラが向いていない仕事をこなしている時でも、AV女優としての自分のキャラクターを意識して振る舞う必要があります。
そうしなければ、良い仕事にたくさんありつくことは難しいのです。
出演作品の増加も合わせて考えると、彼女たちがAV女優として振る舞う時間はどんどん増えていくことになります。
しかし、それは出演作品と収入の増加という形で、頑張れば頑張っただけ返ってくるのです。
NG項目の減少
NG項目とは、VTRないで自分がしたくないことのリストです。
たとえばSMにおけるろうそくやムチの使用、スカトロなどが代表的なものとなります。
このリストは減れば減るほど仕事の幅が増えていくという仕組みになっています。
単体女優のギャラは契約時にメーカーとプロダクションの協議によって決められるもので、契約本数すべてに同額が支払われます。
VTRの内容によってギャラが変動することがないため、単体女優は基本的には契約期間中にNG項目を変える必要はありません。
企画女優も、その女優の人気や実力によってギャラが変動します。
ここは単体女優と同じところです。
しかし、VTRの内容や拘束時間によってギャラが変動するという特徴があります。
同じAV女優が出演する作品でも、オーソドックスな内容で体力的に易しい作品と、過激な内容を含むものや特殊な技術を要する作品ではギャラには大小の差が生じることとなります。
単体女優から企画女優になった女優、最初から企画女優だった女優にかかわらず、企画女優は活動していくに従ってNG項目をはずしていきます。
そして、より過激な作品に挑戦するようになることが非常に多いです。
なぜかといえば、まず挙げられる理由は収入です。
月に出演できる作品の数は日数的に限られてくるため、その中でさらに高額の収入を得たいと思えば、一つの作品から得られる収入を挙げる必要があります。
そのためには厳しい内容を含むVTRに出演する必要があるのです。
ただし、企画女優たちの変化を注意深く見ていくと、報酬面だけではない動機もあるように思います。
それは、仕事の幅を広げること、技術と評価を向上させること、そしてAV女優としての新しいステージに立とうとする意識です。
仕事の幅の広がりと技術・評価の向上
AV女優としてある程度の活動を続けていくと、次第に同じようなジャンル・内容だけでは継続的な依頼を出されることが難しくなってくることがあります。
もちろん、単体女優として活動している期間であったり、企画女優として活動を始めて間もないころであれば、次々に色々なジャンルに挑戦していかずとも、難易度の低い作品に一通り出演することができます。
しかし、一通り出演した後は、同じような作品に出演できる機会は、よほどネームバリューのある人気女優の場合を除けば減少してくるのが一般的です。
企画女優たちはそのような時、面接に訪れた際に以下のような示唆を受けることが多くなります。
あるメーカーでの営業面接の際に、メーカー所属の監督は以下のような示唆を女優に与えています。
今まではコスプレとかドラマものとか、わりと誰でもやることをやってきたよね。
今までは放尿とかSMとかスカトロとか、そういったのはNGにしてたじゃない。
それでももちろんファンはいると思うんだけど、ファンの人たちもちょっと飽きてきたり、もうコスプレはいいやってなってくるもんなんだよ。
でも、今までとは違ったジャンルに挑戦してみたりすると、君がこんなことをしてる、あんなことをしてる、見てみたいってなるんだよ。
何かこれに挑戦したいって言うのがあったら教えてよ。
当然、今まで清純派で売っていた女優がいきなりスカトロをやるなど、急に違った過激なジャンルに出演すれば、ファンを失うこともあります。
プロダクションは女優に対して息の長い活動を求めるため、そういった急激な路線変更やハード化は嫌う傾向があります。
多くの企画女優たちは、プロダクションのマネージャーと相談したり、プロデューサーから指摘されたりすることによって、バランスを取りながら、時期をうかがいながら一つずつNGを減らしていきます。
このことから、長期間にわたって活動しているAV女優は、自分では強い意識がないままに広いジャンルと過激な内容に出演するようになっていきます。
仕事の幅を広げていくと、その中で「このジャンルは自分に合っている」「このジャンルを極めたい」といった項目やジャンルに出会う可能性は高くなっていきます。
長くAV女優として活躍して定期的に出演依頼を受けていくためには、キャラクターが確立されていたり、何かの技術に長けていることも大きな要因となります。
その一例として、ある女優Cは単体デビューした後、企画女優へ転身し、引退するまでに15本以上のSM作品に出演するようになりました。
Cの場合、単体時代からソフトSMなどは割と普通にこなす女優でありました。
その為、企画女優になってから最初のうちはいくつか巨乳ものに出演したのち、最初にハードなSMをやったのは、メーカーの企画でCが引退までにしたい10のことをしてみようと言う案が出たからでした。
その企画の中で、本格的な麻縄の緊縛をやって、巨乳であるだけに縛るとなかなかいいと話題になりました。
そして、SMレーベルからも縛らせてくださいというオファーが来るようになったのです。
そうして「縛られると映える体」のCは、いくつものSMレーベルから出演依頼を確保していきました。
このような経緯でキャラクターを獲得していくAV女優は少なくありません。
難易度が低い作品でいつまでも仕事ができるわけではありません。
NG項目を減らして“頑張って”難しい内容のものにも挑戦していけば、それだけ出演依頼は増えていきます。
その中で何らかの技術やキャラクターを身につけ、評判になれば、そのような役柄が必要な時にメーカーから声がかかるようになります。
このような流れで新しいことに挑戦し、それまで嫌だと思っていたことも克服していき、撮影で技術を獲得しようと頑張る女優は多いです。
多いだけに、それが業界の通例になっていると言う側面も見逃せません。
企画女優たちはこの業界の通例を肌で感じ、頑張っていかなければやがて仕事はなくなってしまうものだと、自然に考えるようになるのです。
企画女優で頑張ろう!
単体女優は、一度契約してしまえば向こう数カ月は何もしなくても出演は約束されています。
しかし、企画女優はいつ仕事がなくなるかわからない存在であります。
来月、再来月と仕事を獲得していくためには、プロダクションの協力を受けて、メーカーへの営業面接で自分を売り込む事が必要です。
そして、時にはそれまでNGとしていたハードな作品にも出演して、技術を磨きキャラクターを確立していく必要があります。
これが企画女優の頑張りです。
こういった頑張りによって、時には月に10本以上の作品に出演することもあり、そうなれば単体女優よりもはるかに高水準の収入がかなうこともあるのです。
頑張れば頑張っただけ稼げて、仕事が増えていくのはやっぱりいいですよ。
単体の頃と比べて出演作品が増えていくと話題にもなりやすくて、有名になっていくのも楽しい。
もっといろいろこなせるようになってこの業界で上に行きたいと思うようになりました。