AVの撮影現場の様子を見てみよう!
最近のAV業界での目立った話題といえば男優ブームです。
これまで、ある意味ではAV女優以上に忌み嫌われていたAV男優にようやく光が当たり、AV男優が業界の裏話を話すことによって、これまで謎に包まれていたAV業界がより透明性の高い、怪しげではないものへと変わっています。
本稿では、そのような透明性が高まりつつあるAV業界に対する理解を深めるため、撮影スタッフたちの働きぶりを解説していきます。
撮影現場のスタッフたち
最近ではAV女優に憧れを抱く女性が増えてきましたが、そのような女性たちにとって気になるのがAVの撮影現場の様子です。
また、映像を見てオカズにしている男性にとっても、撮影現場の裏側は気になるのではないでしょうか。
ここでは、都内某所で行われたある撮影の様子を解説することによって、撮影スタッフたちの働きぶりを紹介しようと思います。
DVDを2本撮影したため、撮影は2日にわたって行われ、以下の様なスケジュールで進められました。
- 一日目
パッケージ写真・オフショットの撮影→1回目のSEXの撮影→2回目のSEXの撮影
- 二日目
1回目のSEXの撮影→イベント特典用のオフショット撮影→2回目のSEXの撮影→3回目のSEXの撮影
基本的な撮影現場では、ひとつの現場で15~20人のスタッフが働きます。
監督が1人、ADが4人、VTRカメラマンが2人、照明が1人、音声が1人、スチールカメラマン(パッケージ写真やパッケージ裏の写真を撮影するカメラマン)が2人、メイクが1人、AV男優が5~10人、AV女優が1人という構成です。
この中でAV女優が重要な役割を果たすのはもちろんですが、製作スタッフ側でもっと重要なのは監督です。
監督は台本作りから行いますが、この台本作りが一番大切な仕事です。
台本には前戯における愛撫の激しさ、時間、体位の順番などが細かく書き出されており、それを用いてAV女優やAV男優と売り合わせを行います。
しかし、AVによっては台本がそれほど細かく設定されていない場合もあり、例えばAV女優が複数のAV男優からとにかく激しく犯されるというような作品であれば、AV男優たちが思い思いに技術を振るってAV女優を犯すだけとなるため、あえておおざっぱな台本になることもあります。
スタッフの仕事はいろいろ
スタッフたちは色々な仕事をこなします。
道具の用意
機材やマットを運んだり、シーンが切り替わるごとに掃除をしたり様々です。
また、撮影に使う小道具を用意するのもスタッフの役目であり、例えばローションもののAVなどで洗面器やバケツにたっぷりとローションが用意されていることがありますが、あれは温度や固さの調整など全てスタッフが行っています。
75度のお湯とローションを調合して、熱さに耐えながらかき混ぜて大量のローションを作るのはADの役目なのです。
ちなみに熱い温度で作るのは、そのくらいの温度で作っておかなければ実際に撮影で使う時に冷めてしまっているからです。
このほかにも揃えるものはたくさんあります。
AV女優が快適に仕事ができるようにマウスウォッシュやデリケートゾーン用の塗り薬などといった、AV女優をケアするための道具も用意されています。
もちろん、電マやバイ部やローターといった大人のおもちゃもあります。
また、AV女優は複数のAV男優を相手に一日中セックスをするわけですから体力の消耗は激しく、この体力消耗をカバーするためにカロリーの高い弁当、「つなぎ」と呼ばれる軽食などもたくさん用意されています。
メイクの仕事
いわゆるメイクさんの仕事も忙しいものです。
AVは普通、複数回の絡みで構成されていますが、一回の絡みが終わるとAV女優は控室に戻ってメイク直しをします。
もちろん、絡みのたびに一からメイク直しをしなければならず、一回の撮影で2~3回のフルメイクづくりをするため、メイクさんは一日中忙しいのです。
このほか、シチュエーションごとに衣装が変わるならば、それを用意するのもメイクさんの仕事です。
もちろん、撮影現場となるスタジオは時間貸しになっていることが多いため、どうしても決めた時間内に撮影を終わらせる必要があるため、メイクも急ピッチで進めなければなりません。
撮影セットの準備
絡みが終わるたびに撮影セットは組み替えられます。
そのため、AV女優がメイク直しをしている間に、前のセットを分解して次のセットを準備しなければなりません。
このように、撮影現場のスタッフたちは大忙しなのです。