AV女優になりたくてもなれなかった彼女たちのその後
最近、AVを見ているとよく思うことがあります。
それは、可愛いあるいは美人のAV女優が多くなった、いやむしろ可愛いか美人のAV女優しかいなくなったと言うことです。
最近は男性を興奮させるためのルックスやスタイルが求められ、非常にハードルが高い職業となっています。
ここでは、実際にAV女優になりたかったもののなれなかった女性の例を挙げ、参考に供しようと思います。
AV女優になることさえむずかしい
2000年代初頭のAVを見てみると良くわかりますが、どこからどう見てもブスとしかいいようのない女性がAVに出演しているケースもありました(しかもブスという狭いジャンルでの登場ではなく、一般向けのジャンルにブスが登場していた)。
しかし、最近ではそのようなことはまずあり得ず、素人をテーマにした作品でもそこそこのルックスがキープされています。
これは、AV女優たちがテレビのバラエティ番組やドラマ・映画などに出演するようになり、さらにアイドルユニットを組んで歌手活動をするなど、様々な形で社会進出を果たしたことで、多くの女性にとって憧れの職業となったため、自ら望んでAV女優になりたがる女性が増えたからです。
志願する女性が増えれば増えるほど、しかたなく起用していたブスな女性を起用する必要は全くなくなり、可愛い女性や美人な女性が増えるのは当然のことなのです。
ちなみに、現役AV女優は数千人~1万人もいると言われています。
したがって、AV女優になるためにはかつては「裸になる覚悟」のみが求められていたのですが、最近は男性を興奮させるためのルックスやスタイルが求められ、非常にハードルが高い職業となっています。
そのハードルを満たしていなければ、そもそもAV女優になろうと思ったところでプロダクションが受け入れてくれないこともあり得ますし、何とかデビューすることができても人気AV女優になれるのは1%未満であり、ほとんどの女優は名前も顔も知られないままに消えていっています。
今後AV女優になりたいと思っている女性にとっての関心ごとといえば、「AV女優になりたいけれど、もしなれなかった時にはどうしよう」というものでしょう。
スタイルだけでは駄目!
ここで挙げるのは女子大生のAさん、フリーターのBさん、元グラビアアイドルのCさんです。
まず注目したいのは、彼女たちは3人ともスタイルが良く、立派なバストを持っているものの、顔は普通であるということです。
彼女たちの失敗例を知ることで、スタイルだけでは男性は興奮するものではなく、AV女優にもなれないことが分かります。
男性的な感覚で言えば、スタイルだけの女性は魅力的に感じることがありません。
逆に、顔が可愛くともスタイルが極端に悪い女性にもあまり魅力を感じません。
スタイルとルックスは二つで一つであり、片方が非常に優れていたとしても、もう片方に問題があれば魅力を感じることはないのです。
これはほとんどの男性が共通で抱く感想です。
後ろ姿を見ると足はすらっと長く見事なスタイルを持っている女性を見かけ、ドキドキしながら顔を見てみると不細工だった時の残念さは筆舌に尽くしがたいものがあります。
このように、スタイルだけがいかに優れていようとも、ルックスも平均以上のものを持っていなければなりません。
もし、奇跡のボディと謳われているAV女優のJULIAが非常に不細工な女性であったならば、彼女はAV女優になることさえできなかったことでしょう。
さて、ではこの3人のケースを見ていきましょう。
Aさんの場合
Aさんは街でスカウトされた女性です。
スカウトマンがスカウトする時には、トップ女優として活躍しそうなハイクオリティな女性には手当たり次第声をかけていますが、当然それ以外のクオリティがあまり高くない女性にも声をかけています。
スカウトマンはスカウトした女性が出演して得た出演料の一部をスカウトバックとして得るため、クオリティが高くない女性でも声をかけて応じてもらえれば損はないのです。
Aさんは後者のタイプでした。
当時は高校生であったため、大学生になってから面接を受けに行きました。
面接ではどのようなプレイが可能であるかを細かく聞かれ、AさんはほとんどOKと答えたのですが、結局は契約せずに返されました。
つまり、プロダクションは契約を見送ったのです。
高校から大学に進学すると校則に縛られず、化粧も上達するもので、基本的には女性の美貌は向上するものです。
しかし、Aさんは断られているところを見ると、まさか高校を卒業するまでに老けこんだとも考えにくいため、よほどプロダクションが渋るルックスをしていたのでしょう。
Aさん自身も、スカウトされただけに落ちるとは全く思っておらず、意外の感に打たれたそうです。
AVをほとんど見たこともなかったAさんがなぜAV女優になりたいのかと思ったかといえば、楽してお金を稼ぎたかったからです。
AV女優を目指す女性には良くある動機です。
彼女はHカップの爆乳を持っていたため、それを武器にしない手はないと考えており、裸になることに抵抗か感じていませんでした。
しかし、いかんせんルックスが良くなかったために、AV女優になることはできませんでした。
キャバ嬢の経験もあるそうですが、キャバ嬢といえばルックスが非常に求められる上にトークスキルも求められるため、Aさんが長続きしなかったことは言うまでもありません。
AV女優になれなかった彼女は、人生はおっぱいだけで生きていけるほど楽なものではないのだと思わされたといいます。
単に爆乳なだけではそれが武器になる機会は少なく、活用の道もあまり見つからないままに真面目に働かなければならないのか・・・と痛感することになったのです。
Bさんの場合
Bさんもプロダクションに所属することを断られた一人です。
Bさんは元々、よくAVのエキストラのバイトをしていました。
AVのエキストラは映画やドラマのエキストラとほとんど変わらず、紹介さえあれば誰でもできるものです。
現場で通行人をやったり、学園もので雰囲気を作るために制服を着て映ったりという仕事です。
実際にエキストラをしているときに声を掛けられてAVデビューする女性もいることから、Bさんは監督に直接頼んでみました。
すると、監督からは「かなり体力がいる仕事で、あなたは細いから無理だと思う」と遠回しに断られることとなりました。
BさんもAVに出演することに全く抵抗はありませんでした。
むしろ、抵抗どころか「プロの人に撮影してもらえてありがたい」とさえ思っていたそうです。
また、エキストラではコスプレをして出演することも多いのですが、それでもほとんど映れないことをもどかしく思っていました。
かたや主役たるAV女優はスタッフからお姫さま扱いされているのを見ると、それがうらやましかったため「自分もAV女優になりたい」という感覚が生まれたのです。
しかし、監督に断られてAV女優は誰でもなれるものではないことを痛感し、今ではAV女優に尊敬のまなざしを向けるようになっています。
選ばれた女性だけがなれる職業であり、アイドル等より絶対に難しい職業だと思っています。
しかし、まだAVの夢をあきらめきれてはおらず、夢は元AV女優のみひろで演技派AV女優になりたいという夢を持っています。
多少は現実が見えたらしく、整形をしてでも活躍したいと思っているそうです。
しかし、整形のためにお金持ちと付き合いたいと思っているというあたりは、まだ現実が見えていないようです。
Cさんの場合
Cさんの場合にはちょっと事情が異なります。
元々芸能事務所に所属してグラビアアイドルをやっていたからです。
グラビアアイドルがAVにデビューする時には、「グラドルの○○がついにAV解禁!」というように大々的に売り出されることが多いため、CさんもAVに挑戦してみたいとマネージャーに相談しました。
つまり、最低でも企画単体女優、うまくいけば単体女優として働くことを期待していたわけです。
しかし、後日マネージャーが持ってきたのは企画モノへの出演であり、屈辱的な思いがしたといいます。
Cさんはグラビアアイドルとして働いている時、撮影会などではかなり面積が小さい水着を着せられることも多く、動いた時にポロリしてしまうことも多かったため、こんなことならAVに出たところで変わらないと思ったそうです。
また、自分の名前を世に残したいという思いが強かったと言うこともあります。
しかし、AV女優として世に名を残すほどの活躍ができるのは一握りもおらず、ほんの「ひとつまみ」の女性だけです。
いくらグラビアアイドルをやっていたからとはいえ、ルックスがイマイチであったCさんが世の中から求められることはありませんでした。
AV女優になれずに「自分は性的魅力がない」と落ち込んだ経験から、今では自分を正の対象として見てくれる男性ならば誰とでもセックスをするようになったそうです。
AV女優になることができず、グラビアアイドルとしても成功することがなかった彼女はマイナスばかりの人生を送ってきました。
アラサーになった今では、幸せな結婚をしてプラスマイナスゼロにしたいと語っています。