AV嬢は鮮度が命!風俗嬢をやって鮮度を落としてはもったいない
最近では、それまで性風俗産業とは無縁だった一般の女性がAV女優になるケースが決して珍しくありませんが、一方で風俗嬢をしていた女性がAV嬢になることもよくあることです。
そのため、風俗が好きなAVファンがいろいろなAVを見ていると、たまたま昔自分も相手をしてもらったことがある風俗嬢がAVデビューしていた、と言うこともあるかもしれません。
風俗嬢からAV女優になることが不利なワケ
風俗嬢がAVデビューする事に不思議だと思うのは、風俗に行くとプレイルームにはスカウト禁止と言うことが明記されており、違反行為を行った時には罰金をもらうなどの厳しい対策が行われています。
はたしてどうやってAV女優になるのだろうという疑問が起こるのです。
リスクを犯してスカウトしているのだろうか?
仕事が終わって帰路についたところをスカウトするのだろうか?
自分から志願してAV女優になっているのだろうか?
などなど色々な想像をするかもしれませんが、そのような経緯でAV嬢になる経緯は少数派です。
AV業界と風俗業界の繋がりは強く、同じ性風俗産業同士として独自の関係を築いています。
なにしろ、AVモデルプロダクションが風俗店を経営しているケースもあり、「AV嬢が在籍している」と宣伝している風俗店の中にはプロダクション直営のものもあります。
風俗はプロダクションのお金儲けではない
このことを知ると、「AVモデルプロダクションはAV女優をAVに出演させて稼ぐことでは飽き足らず、風俗でも働かせて搾取している」という見方をする人もいますが、そうではありません。
数千人のAV女優がしのぎを削っている現在のAV業界では、仕事にありつけないAV女優も多数存在しますが、プロダクション直営の風俗店はそのようなAV女優が稼ぐために機能していることが多々あり、セーフティネットのような役割を果たしているのです。
このような流れが生まれたのはそれほど古いことではありません。
今でこそ上記のような理由から、風俗嬢がAV女優になるということが騒がれることはありませんが、昔はそうではありませんでした。
フードル(風俗アイドル)とよばれる人気風俗嬢がAV女優になった時には、色々な専門誌やスポーツ新聞、写真週刊誌などはこぞって取り上げていた時代があったのです。
風俗も時代とともに進化してきました。
1984年にトルコ風呂はソープランドに名称を変更し、1985年には風俗営業法が改正され、大きな変貌を遂げたのです。
そして風俗が全席を迎えたのが1990年であり、このころには様々な出版社が風俗専門誌を出版し、その数は20誌にも上りました。
情報誌はフードルの女王を決めるコンテストを毎年のように大規模に行い、テレビの深夜番組では風俗店のレポートなども行われていました。
風俗経験は好ましくない
もっとも、今では風俗嬢からAV女優になることが珍しいことではなくなり、むしろ風俗嬢からAV女優になった女優は活躍できない可能性が高いと言うことです。
風俗嬢たちはそれまでにも風俗店で複数の男性を相手にしてきたことから、肉体としての鮮度は下がっています。
最近のAV業界では、セックスとは程遠いイメージを持っている女性が活躍するケースの方が圧倒的に多く、風俗嬢が、単体女優や人気の企画単体女優として活躍できるケースはほとんどありません。
また活躍のための場所さえ提供されにくいと言えます。
実際に、風俗嬢あがりのAV女優で、単体女優として人気を博した女性はごく稀なのです。
したがって、体を売る仕事に従事したいと思っており、なおかつAV女優として働きたいという考えを持っているならば、風俗嬢としてのキャリアを積むことはできるだけ避けたほうが良いかもしれません。
「いくらセックスをしても肉体は減るものではない」という考え方がありますが、これは間違った考え方です。
AV女優は身を切り売りしながら延命する職業です。
最初はNG事項をたくさん設定して、ユーザーが飽きてくるとNGを解禁して行くことからも、「身を切り売りしながら延命する職業」ということがお分かりいただけるかと思います。
このことは、たとえ単体女優として一時期は人気を博しても、いつかは企画単体女優へ落ち、そこでも人気がなくなれば企画女優に落ちていくという事実を見ても、AV女優の避けて通れない道なのです。
AV女優は鮮度が命
ヒエラルキーが下がることを拒むならば引退するほかありません。
逆に上昇していくのは、年に数人ブレイクする単体女優や、本数を重ねて頭角を現した一部の企画単体女優だけです。
女性の裸やセックスは、経験がなく汚れがないほど価値が高いものです。
技術を要する職業でありながら、経験を重ねれば重ねるほど価値が落ちていくと言う生鮮食品のような特殊な一面を持っているのです。
そのため、デビュー前から風俗嬢として経験を重ねている女性は、まずデビューの段階で「清楚」や「素人」という感覚をともなったデビューをすることは不可能となり、そのような要素がテーマとなるAVへ出演することは難しくなります。
さらに、「清楚」や「素人」というのはAVの中でも特に人気が高い要素であることから、風俗経験によってその要素を手放してしまうことは非常に不利なことなのです。
もちろん、風俗経験を秘密にしてAVデビューすることも可能ですが、今のユーザーは本物の「清楚」「素人」を見まくっているので、いくら「清楚」という触れ込みでデビューしても、どこかスレた感のあるAV女優には違和感をおぼえるのです。
リアルな「清楚」でないと、ユーザーに指示されない可能性は高いと言えます。
「処女をAVで捨てたAV女優」が大人気を呈している事実からも、「清楚」「素人」「ウブ」を望んでいるユーザーは多い。
あなたの風俗経験は雰囲気に出てしまいます。
よっぽどな役者でないと、風俗経験を隠して「清楚」とAVで売ることは難しいでしょう。