AV女優は家族にカミングアウトしているのか?
AV女優はデビューの際に、家族に隠してデビューするケースが非常に多いものです。
しかし、AV女優を続けるうちに次第に隠し続けることも難しくなってくるはずですが、彼女たちは家族に話しているのでしょうか。
AV女優は家族にカミングアウトしているのか?
AVデビューする時の不安として、最も大きな不安の一つとして家族への懸念がありますが、AVを続けているからと言ってこの懸念が薄れることはないようです。
家族に話しているのは3割弱、話していないのが7割弱、兄弟へ話したケースが若干といったあんばいです。
この数値をどう見るかは人それぞれですが、3割もの女優が家族公認の元に活動しているのです。
少なくとも、AV女優がまだ公の場に出られなかった時代に比べるとかなり高くなっていることでしょう。
ちなみに、デビュー前に家族に相談したというAV女優は1割程度です。
つまり、残りの2割がAVデビュー後にカミングアウトしたか、もしくは何らかの理由でバレているという事です。
また、親には秘密にしているものの、兄弟だけには告白しているというAV女優が2%ほどいるようです。
このような女優は、すべての人に隠し続けて活動することに耐えられなくなって兄弟だけにカミングアウトしていたり、レンタル店や雑誌で見つかって後から気まずい思いをするよりは先に告白しておこうという思いから、打ち明けているようです。
兄弟はやはり年齢が近いという事もあり、AVや成人雑誌を見る機会がありますから、バレる可能性が非常に高いと思い、観念して告白したといったところでしょう。
さて、ではこの3割についてですが、AV女優をしていると告白した時の親の反応はどうなのでしょうか。
色々なコメントがあります。
どうしてAV女優なんかになったのかって、心配されて泣かれました。
なんとなくわかってたよ、って軽く言われました。
初めはかなり驚かれましたが、意外にも一つの仕事としてあっさり認めてくれました。
元ダンナにばらされて、大変なことになりました。すごい反対されました。
親が友達から聞いたらしくて、『AVやってるって本当?』と驚かれました。
べつにあなたの人生なんだから、好きにしなさいと言われました。
このように、色々な反応だったようです。
具体的には、驚いていたが認めてくれたが25%、泣かれた・反対されたが23%、とくに反応なしが16%、応援してくれたが16%、すでに気づかれていたが10%、笑われて信じてもらえなかったが10%という結果になっています。
認めてくれたという反応が、反対されたという反応よりもわずかながら多いというのにはびっくりする人も多いことでしょう。
しかし、これが時代の流れというものなのかもしれません。
これに「応援してくれた」「とくに反応なし」を合わせると、全体の約6割の親がAV女優として働くことを認めていることが分かります。
もちろん、泣かれた・反対されたという反応もあります。
しかし、この統計は現役AV女優を対象に行ったアンケートを基にしていますから、反対されたり泣かれたりしたもののAVデビューしたという事になります。
親も渋々認めた、止められないと考えて認めた、諦めて認めざるを得なかったという事になるでしょう。
事実、この時のアンケートでは「反対の末に絶縁状態になった」とか「勘当された」などという回答は見られませんでした。
やはり、どんな子でも子は子なのでしょうか。
この様に、泣いて反対した親も結果的には認めているのです。
自由主義と個人主義が強くなってきた現代日本においては、柔軟性がなくては親などやっていられないのでしょう。
また、親の世代にはまだ自由主義や個人主義があまり認められず、日本的な全体主義、大同主義が根強かった時代ですから、やりたいことを好きにできなかった母親もいたことでしょう。
そのような母親は自身の経験から、AV女優とはいえ自分のやりたいことをやろうとするわが子を後押ししたい気持ちがどこかにあるのかもしれませんね。
男親としてはわが娘がAV女優になるなど我慢ならないことでしょうが、今後AV女優を志す女性はますます増えてくることでしょう。
このほか、「すでに気づかれていた」という回答もありますが、これも親なりの気配りとして知らんぷりをしているのだと思います。
「笑われて信じてもらえなかった」というのは少し信じられない回答ですが、これは冗談だと信じたいという親の心情の表れなのかもしれません。
正直に話してくれたことを感謝しつつも、できるなら知らないままでいたかったという親も多いことでしょう。
エイプリルフールじゃないよ、って言われました。