【基礎知識】AV女優が見舞われるトラブルまとめ
AV業界はトラブルが少なくはありません。
AV女優が遭うトラブルにはどんなものがあるのでしょうか?
女優にはどんなトラブルがあるのか?
実際、AV業界はトラブルが少なくありません。多いのはAV女優からの苦情によるものです。
AV女優はモデルプロダクションに所属し、メーカーの要請に応じて撮影現場へと派遣されます。
撮影現場ではAV男優や見知らぬ男性とセックスするのですが、撮影本番まではどのような男性とセックスをしなければならないかが分からないこともしばしばです。
時には男性相手か女性相手かも知らないまま撮影に臨むこともあるほどで、時にはどうしてもセックスをしたくない相手とセックスをしなければならないこともあります。
時には撮影前には聞いていなかった内容を含んだ撮影が行われることもありますし、当初聞かされていたよりも拘束時間が長いこともあります。
撮影内容が多少違ったり拘束時間が多少長かったくらいでは小さなトラブルで済むのですが、時にはAV撮影ではすべてゴム本番が基本であるにもかかわらず生でセックスをさせられた、当初聞いていたよりも多く絡みをさせられたなど言うことになれば大きなトラブルにもなりかねません。
この他、男優が非常に気持ち悪い男性だった、乱暴に指マンをされたことで怪我をしてしまった、関係者が言い寄って来てウザかったと言うこともトラブルの種となります。
トラブルはプロダクションが解決に翻弄する
このような事を原因としてAV女優が不満を抱き、苦情を申し立てた時のトラブル処理はプロダクションの大きな仕事の一つとなっています。
基本的にはAV女優たちの苦情や愚痴を聞いてあげ、小さな物なら穏便に収めるようにし、無視しておけないトラブルだと判断した場合にはクレームをつけて解決します。
女優からのクレームをどのように処理をするかはプロダクションによって違います。
処理の方法は難しいもので、女優に寄り添い過ぎると細かいことでクレームをつける事になってしまうため、クライアントからは小うるさいプロダクションだと思われるため今後の取引に影響してしまします。
かといってクライアントを気にしすぎて女優の苦情を放置してしまうと女優からの信頼を失い、他のプロダクションに逃げられると言うことにもなりかねません。
このバランスが難しいところです。
トラブル処理の際にはいかに公平であるか、いかに女優を落ちつかせて尚且つクライアントの機嫌を損ねないか、と言うことが重要になってきます。こ
のように、基本的には女優からのクレームに耳を傾け、女優の立場に立ってクライアントに内容を聴取し、客観的に解決を提案すると言うのが普通です。
最も多いトラブル
女優からのクレームで最も多いのは、撮影内容が聞いていたことと大きく異なると言うものです。
例えば1絡みをこなしたにもかかわらず支払われたのは相場の半額程度だった、1絡み分のギャラしか貰っていないのに2絡み以上させられた、などというのはよくクレームになります。
この他にもノーマルなセックスと聞いていたのにハードなセックスをさせられた、拘束時間は5時間と聞いていたのに10時間もかかったなどと言うこともあります。
このように、事前に聞いていた内容と実態が違った場合には「聞いてないよ!」ということでクレームとなるのです。
また、このようなクレームは単に男優が気持ち悪かったとかセックスが痛かったとかいうクレームとは違い、直接お金が絡んでくることであるため、プロダクションも無視することなくクライアントにクレームをつけることとなります。
クレームをつける際には詳しく聴取が行われます。
そして例えば1絡み分のギャラで3絡みさせられていたことなどが明らかになれば、きちんと3絡み分のギャラを支払ってもらって解決となります。
お金が絡むと面倒なことになる上にプロダクションがどう見ても正当な主張をしているため、クライアントとしても「お金で解決するなら」ときちんと支払うのが普通です。
また、AV業界は往々にしてお金を中心に物事が決められているという色が他の業界に比べて強いものです。
例えば女優のギャラは1回当たりの絡みにいくら支払われるかと言うことを軸に決められます。
したがってトラブルになった時にも、解決の手段はお金に頼るしかありません。
また、それほど大きくない金額でのトラブルはよくあることなので、クライアントは差額を素直に支払ってさっと解決ということが多いです。
女優をなだめて終りになることも
セックスの内容に関することはクレームにはならないことが多いです。
男優が気持ち悪かったから金をよこせなどとはまさか言えないわけで、女優の主観的なことがクレーム担っている時には絡みの回数や拘束時間と比べてクライアントと話し合いが難しいものです。
したがって、このような時にはプロダクション側が女優の愚痴をしっかりと聞いてあげることで処理されます。
もしトラブルが複雑になってしまった場合には、どちらかが妥協しなければなりません。
この時、もしプロダクションが暴力性のあるプロダクションであった場合などには、クライアントは折れたほうが得策と考えて妥協することが多いようです。
このようなプロダクションと大きくもめてしまった場合には、プロダクションは「やってやれ」と言わんばかりに難癖・因縁をつけてくることがあるからです。
例えば「おたくの撮影が女優を傷ものにした」とか「おたくの撮影のせいで女優が辞めてしまった」などと言って多額の賠償金を請求してくることがあるのです。
このように、クレーム処理は一歩間違えると非常に大きなトラブルに発展してしまう可能性を秘めているのです。
もっとも、最近はAV業界全体がクリーンなものとなっているため、大きなトラブルになるような無理な撮影を行われることは少なくなっています。
そのため、トラブルと言えば小さな物であることが多く、プロダクションは女優の話をしっかり聞き、クライアントには電話確認を行って終りという形をとり、女優には軽く扱っていないという姿勢を示して解決することが多くなっています。
もし何らかのトラブルになったときもそれもとに因縁をつけるようなプロダクションは減っており、クライアントには少しのお金を支払うことや、プロダクションの女優を何人か使う約束をすることで賠償してもらって解決します。
最も厄介なトラブルは「業界内恋愛」
これらのトラブルの中でも最も面倒なのは恋愛沙汰です。
撮影現場で生じたミスであればお金で解決ができるのですが、恋愛沙汰はそう簡単には行きません。
そのため、プロダクションでは所属する女優に対して、AV業界内で恋愛することを禁止しており、プライベートで遊んだりすることでさえも禁止しています。
なぜここまで厳しくプロダクションが業界関係者と付き合いを持つことを禁止するのかと言えば、プロダクションから女優に対して伝えられる情報以外の情報が女優の耳に入ることとなります。
例えば自分のプロダクションではギャラは出演料の40%だがあるプロダクションでは50%も出しているらしいなどということを知れば、それは確実に不満につながります。
最悪の場合には女優から「どこそこのプロダクションは%も出しているのにウチはおかしい」という文句が出て金銭トラブルにつながったり、他のプロダクションに引き抜かれることもあります。
このように、女優が業界関係者と付き合いを持つことはプロダクションにとって不利益になることばかりなので、厳しく管理されているのです。
しかしながら、完璧に管理できるかというとそう簡単なものではありません。
AVの撮影現場でAV女優は男優とセックスをすることが仕事です。
カメラマンやADなどのスタッフも男性の方が圧倒的に多いのが普通です。
つまり、撮影現場には出会いの機会が溢れており、AV女優と監督、男優、AD、編集者などが禁断の恋愛に陥ることも少なくありません。
もし恋愛に陥ったことがプロダクションに発覚すれば、プロダクションはあらかじめ業界関係者との恋愛は絶対に禁止と厳しく定めているため、どのような言い逃れも不可能となります。
また、男心としては、女優の事を愛すれば愛するほど女優という仕事を止めさせたくなるのが普通です。
また、女優自身も彼氏ができたことで男優とのセックスに身が入らなくなることはよくあることで、勤務態度が悪くなったことからプロダクションがそれと察して発覚することがあります。
もし恋愛が原因でAV女優がプロダクションを辞めたいとなった時には大変なことです。
人気女優であればプロダクションの損害は膨大なものになるため、数百万円、ときには数千万円の損害賠償を請求される事もあります。
この時には素直に支払って辞めることができなければ駆け落ちをしたり、事件性があれば警察に駆け込むなどすることになりますが、このように業界内での恋愛はどちらかが非常に痛い思いをしなければ終息しないのです。
このため、業界関係者が女優に手を出すことは非常にリスクが大きいことであり、仮に恋愛関係になった時には男女は人目をしのんでこっそりと恋愛をします。
ばれずにうまく恋愛をしていくこともありますが、もしばれたときには非常に大きなトラブルになるのです。
以上がAV女優に起こるトラブルです。
小さなトラブルから大きなトラブルまで実に様々なトラブルが尽きない業界と言えるでしょう。