あなたはどのタイプ?AV女優のランクを知ってベストななり方を!
トップに君臨するのが単体です。
単体はAVアイドルやトップスターになることができる存在であり、特定のメーカーと本数契約を交わして働くのが普通です。
女優としての実力はピカイチであり、この女優を主役として作品作りを行えばヒットが見込めるため、メーカーが専属契約を望むのです。
AV女優のトップに君臨する単体女優
単体女優はデビューが決まると、新聞やグラビアなどの媒体で大きく宣伝されて売りだされます。
これに加えて専属契約をしている期間中は毎月1本のペースでDVDをリリースしていくため、知名度は高まりやすくファンも多いです。
最近ではAV女優の一般メディア進出が著しく、テレビタレントとしての仕事もこなしたり、アイドルグループを作って活動したりしていますが、これらの多くは単体女優から輩出されています。
代表的存在でいうと蒼井そらやRio、吉沢明歩、麻美ゆまなどがおり、バラエティ番組でも人気を集めました。AV業界の外でも大成功を収めるAV女優が増えてきたのです。
AVとは接点がない一般女性からも知られているほどに知名度が高いAV女優は単体女優として活動していると考えていいでしょう。
それらの女優はテレビや一般的な週刊誌、スポーツ新聞、グラビアなどに登場して名前が広く知られています。
また、単体女優はAV女優全体でみるとごくわずかな数に限られるため、誰でもなれるものではありません。
しかし、AV女優といえばこのように大活躍する女優のみにスポットがあてられるため、「AV女優=儲かる」と考えている人が大勢います。
その認識は誤りであり、彼女たちの影には無数の無名AV女優がいるのです。
業界を支える企画単体女優
企画単体は単体とは異なり、メーカーと本数や期間での専属契約を交わしていません。
そのため、メーカーの宣伝力を以て大々的に売り出されると言うことはありませんが、AV女優としての実力は決して単体女優に劣らないものです。
メーカー契約が無くなって単体から下がった女優や、企画の中でも多数のファンがいて作品を作れば売れるという企画上がりの女優もいます。
専属契約をしている単体が1本当たりの出演料としてギャラが支払われているのに対し、企画単体は日当での計算としてギャラが支払われます。
企画単体女優のメリットは、特定のメーカーと専属契約をしていないため、自分の意思で出演本数や内容を決める事ができ、本人の意欲次第で異常なまでの売上や知名度を獲得する場合もあります。
そもそも専属契約という形で単体女優を獲得するのは、これは売れると思った女優を握っておきたいからです。
だからこそ契約によって拘束し、独占的に売りだすのです。
しかしこの方法は大手メーカーなどの資金力とノウハウを持っており、さらにユーザーやモデルプロダクションからの信頼が厚いメーカーにしかできるものではありません。
新興メーカーや中小メーカーはこのような要素を持っていないため専属の単体女優を抱える事ができません。
そこで、新興メーカーや中小メーカーの助けとなってくれるのが、企画単体なのです。
企画単体はどのメーカーの作品にも自由に出演することができるため、実力に乏しいメーカーでも気軽にオファーすることができるのです。
したがって、企画単体として売れると多くのメーカーからオファーが殺到することとなります。
人気の企画単体になると、毎日のように撮影に挑んで毎月20本以上の作品に出演すると言うこともあるのです。
このように多くの作品に出演していれば、単体のようにメーカーの猛プッシュがないにもかかわらず知名度は抜群に伸びていき、視聴者の口コミなどでネットで話題になり、単体の売上や知名度を超える事もあります。
稼いでいる企画単体女優の収入は、単体女優も超えると言われています。
メーカー主導で計画的に売り込まれた単体を超えるのですから、これはすごいことです。
ちなみに、現在のAV業界において、最も有名な企画単体を挙げるならば上原亜衣が真っ先に挙げられるでしょう。
もはやAVを視聴する層で上原亜衣の名前を知らない人はいないと言うほどの人気ぶりであり、収入・知名度ともに明らかに単体を超えています。
ヒエラルキーの一番下、企画女優
最後に企画です。
企画も、企画単体と同じくギャラは一日単位で支払われます。
しかし企画単体に比べて実力は明らかに劣り、知名度も期待できないため、無名の女優として撮影に挑むこととなります。
つまり、単体や企画単体のように一人で主役を張ったところで販売が見込めない女優の層です。
AV女優の8割以上はこの企画という底辺層に所属することとなります。
AVには様々なジャンルが存在しますが、中でも
- 痴漢
- 乱交
- SM
- ナンパ
- 人妻
- レイプ
ものなど、特に女優名が必要のないジャンルがあります。
痴漢やナンパなどのジャンルであれば、臨場感を出すためにもむしろ女優名はない方が好都合であるとも言えます。
このようなジャンルには企画女優が起用されることとなります。
企画はAVの主役になることがないため、パッケージなどに名前が出る事は基本的にありません。
したがって名前が知られないため、時には女子高生、時にはOL、時には人妻というように姿を変えながら様々な役割をこなすことができます。
また、企画単体とは違い、名前が出ないため出演を重ねても企画である以上は知名度が上がることはありません。
したがって、ネームバリューを期待できないことからギャラも単体や企画単体に比べて安いです。
しかし名前が必要とされず企画女優の数が多いため、代わりはいくらでもいるとばかりに過激な内容の行為を求められることが少なくありません。
NGプレイが多い企画女優も仕事のオファーがあまり来ません。
企画女優で食べていくにはNG項目を減らすなどの努力と、ハードな撮影でもこなせる体力が必要です。
その割には企画はギャラは安く、求められるものは過激で、しかも頑張っても知名度が上がらないという損な地位であると言えます。
この階層に属するAV女優はAV女優として活躍するという夢を持っていないことが多く、学生や何らかの仕事をしつつ、副業としてAVに出演していると言う女優も多いです。
ランクの変動はあるか
以上のように単体、企画単体、企画とランク付けされているのですが、これらのランクには移動があります。
普通はAV女優を長く続けるうちにどんどんランクが下がって来るのが普通です。
なぜならば、単体として華々しくデビューを飾ったとしても、もし販売成績が悪ければ契約は更新されず企画単体へと落ちることになりますし、企画単体として一時的に売れても飽きられれば企画に落ちる事になります。
落ち方がゆっくりであるか急であるかは女優によって異なりますが、基本的には降下しているものです。
単体女優としての地位を維持し続ける事ができるのは、長年にわたって人気を保っている一部の女優にかぎられ、ランクが上がるのは企画単体として本数を重ねていくうちに頭角を現した女優に限られます。
また、単体女優として活動成績がよければ、契約更新の際にギャラがあがって単体というランクの中でさらに高い位置に立つことも可能です。
企画は上述のとおり底辺であるため、企画から企画単体へとあがることはあまりありません。企画より下はなく、企画として活動できなくなれば引退あるのみです。
ただし、企画で活躍した女優がいつのまにか企画単体になるということもまれにあります。
つまり、単体女優は販売成績が落ちると契約を解かれて企画単体となり、企画単体として活動をしてもオファーがないために素人ものに出演するようになれば企画に落ちたことになります。
特に単体女優の世界は厳しく、販売に失敗した単体女優が契約を更新されることはまずありません。
契約をきられれば一本ごとに出演する企画単体となりますが、このことを業界内では「企画落ち」といいます。そして、単体の時と比べて明らかにギャラが下がります。
ランクの降格は誰にでも起こる
AV業界でも一般社会でも、女性はけがれがないほど価値があるとされています。
一般社会でもヤリマンと噂される女性とセックスするよりは、ガードが堅い女性とセックスをすることの方が価値高いものです。
AV業界でもその通りであり、経験がない初期のうちが最も価値が高いのが一般的です。
性的興奮を提供するプロでありながら、経験を重ねれば重ねるほど価値が下がるという特殊な職業であると言えます。
例えば、処女のようにウブな女優がデビューすると、視聴者はそれに興奮するため高い価値があります。
そして当初は清純を売りにしていたものの、視聴者が求める内容が濃厚になってくると、徐々に生でのセックス、ぶっかけ、3Pなどというように内容は過激さを増していきます。
このように過激な内容になってくれば、当初人気に秘訣となった「清純さ」がどんどんと失われていくため、清純さに引き付けられていた視聴者が離れていくこととなります。
そしてついには契約更新に至らず企画落ちとなるのです。
身を切り売りしながら延命する一面を持っているAV女優は、鮮度が求められる生鮮食品のような商品であると言えます。
したがって、飛び向けた成功でもしなければ単体女優としての地位を保つことは難しく、企画落ちはどのようなAV女優にも起こりえる事なのです。