あなたは企画向け?実例を学んでベストな働き方を見つけよう
女性がAVに出演することを決める背景には、必ずと言っていいほどお金を目的とする姿勢があります。
昨今のAV業界は女優の数が飽和状態であるため、稼げないAV女優が多いのが現実です。
見出し
AV女優のほとんどが企画女優
企画女優は
需要 < 共有
の状態なので、全員に仕事が回るほど案件がありません。
仕事がくる企画女優は、容姿端麗だったり、特別なキャラを持っていたり、何らかの特徴があります。
そのような企画女優でない限り、「月に1本も仕事が無い」という女優も多いのです。
仕事がある女優と、仕事が無い女優。
ここでも二極化の波が押し寄せています。
プロダクションの力もありますが、地道な営業活動をしている企画女優に仕事が舞い込む傾向があります。
企画女優は、ただ単に待っていては仕事は来ないのです。
今回は、AV女優としてある程度の成功を収めて稼げた場合にはどれくらい稼げるのか?
と言うことを書こうと思います。
また、ここでは元々企画女優として活動したAV女優を取り上げます。
企画女優としてそれなりに成功を収めたAが企画女優になった理由
彼女は企画女優として、ある程度の成功を収めた女優です。
名前は仮にAとしておきましょう。
Aは今は引退したAV女優であり、活動していた頃は今ほど企画女優の数も多くなかったため毎日仕事もあり、ギャラも今より高かった時代でした。
したがって、今の企画女優と労働条件が完全に一致すると言うことはありませんが、その点を加味して観ていきましょう。
また、当時は今ほどAV業界がクリーンではなかったため、労働環境と労働条件を今と当時とで比べた時、当時は労働条件はよくとも労働環境は良かったため、総合的に見てプラマイゼロと考えることもできるかもしれません。
Aが活動していた頃は、上記の通り毎日のように仕事がありました。
前職はエステティシャンであり、大手エステサロンに就職していながらなぜAV女優になったのかといえば、それは単純にセックスが好きであったため、セックスを仕事にできるなら、と思ったことがきっかけでした。
もちろん、お金に対する欲求もありましたが、性的好奇心も無視できない動機です。
兄がエロ本やAVを持っていたため、物ごころついた頃からAはそれらを観る習慣がありました。
エステティシャンの仕事に就いた理由も、幼いころから女性の裸体を観ることで女体の美しさに関心があったからです。
しかし、いざ仕事をしていると、いつしか自分が本当に興味があるのは単なる女性の裸ではなく、セックスをしている女性の裸体に興味があったのだと言うことに気づきました。
憧れる女性の多くはAV女優であり、セックスをなりわいとするAV業界に興味は尽きませんでした。
高校を卒業してからエステサロンに就職していましたが、2年たった20歳のとき、Aはエステサロンを辞めてAV女優になる決意をしました。
思い立ったら即行動というのがAの性格であったため、Aはすぐにプロダクションとコンタクトを取りました。
当時は今のようにインターネット全盛の時代ではないため、インターネットからの応募によってAV女優になる女性はおらず、スカウトによるAVデビューが主流でした。
そのため、Aは自ら新宿に出向いてスカウトマンに声を掛け、プロダクション入りを決めました。
当時はまだ今のようにAV女優たちが一般メディアで活躍するようなことはなく、AVといえばまだタブーの雰囲気が色濃い時代でした。
そのため、自らAV女優になる女性はおらず、スカウトマンも女優を発掘するのに一苦労という時代でしたから、Aの勇気はすごいとしか言いようがありません。
また、不細工な女性ならばスカウトマンも困ったことでしょうが、幸いにもAはハーフのような顔立ちで、ルックスに優れた女性でした。
スカウトマンも喜び勇んでプロダクションに紹介したことでしょう。
企画女優の仕事内容
AのAV女優としての活動期間は8年間でした。
企画女優としても仕事がたくさんあった当時、Aは毎朝7時から終電がなくなる時間まで、毎日働きました。
ギャラも今に比べて高かったため、Aほど積極的に仕事をこなすAV女優であればかなり稼いだはずです。
また、それだけ出演を重ねれば企画単体女優としても活躍することができたのでしょうが、Aは敢えて企画女優にこだわって仕事を続けました。
理由は単純で、企画女優であれば露出が少ないため、顔がばれることはなく世間体を気にせずに仕事ができるからです。
プロダクションとしてはもっと大々的に売り出したかったようですが、あえて企画ものばかりに出演していました。
企画女優の仕事内容は今も昔も変わりません。
単体女優の出演作品にエキストラとして出演する、AVの撮影現場で見学してリアクションする素人の役、フェラチオのみをする、きわどい服装でポールダンスを披露する、ナンパされてハメ撮りをされる素人の役、裸で歩くだけの役、屋外で露出をするなどです。
フェラチオやポールダンスであれば男優との本番行為がなくソフトな内容になるため、ギャラは安くなりますが、それでも当時は4時間の拘束で6万円くらいは貰っていたといいます。
このギャラは今の企画女優が同様の内容で撮影した場合の倍くらいのギャラです。
当時は毎日仕事があり、しかも朝から晩まで働いていたと言うのですから、おそらくは1日10万円以上は稼ぐこともよくあったのではないかと予想されます。
ちなみに、本人の語りによると一番高かった仕事で1本25万円だったそうです。
今の企画女優の相場が大体10~25万円とされていますから、現代における最高のギャラと大差ありません。
しかし、総合的に見て平均的な1回当たりのギャラは今よりもよかったことでしょう。
当然、単体女優は1本で100万円以上を稼ぐため桁違いですが、仕事内容や宣伝が異なることを考えるとこれは仕方のないことでしょう。
仕事内容として単体女優と企画女優で大きく異なるのは、男優と絡みなしの仕事もあることや、顔にモザイクを掛けて複数プレイを行うなどです。
Aの場合は、顔にモザイクを掛けてセックスを行うという内容のものが最も多かったそうです。
企画女優は知名度や人気で売っていくことがないため、顔にモザイクを掛けて撮影することもあり、このようにすることで素人っぽさを出すと言う撮影の手法があるのです。
最も楽しかった企画は、多くの企画女優が集まって潮吹きを行い、どこまで飛ぶかを比べるという内容のAVだったとか。
このように、企画もののAVにはバラエティの要素が多いものもあります。
悪くいえばばかばかしい内容のAVではありますが、このような内容のAVは単体女優がやるべき仕事ではなく、企画女優だけがこなせる仕事であるとも言えます。
企画ものAVを好む男性の中には、このようなバラエティ色の強い作品を好む人もいるのです。
Aが企画女優にこだわったのは、このようなばかばかしい内容のAVは撮影していて楽しかったからということもあります。
企画女優でも豊胸することがある
このほか、Aが企画女優がこだわった理由がもう一つあります。
それは豊胸手術が嫌だったということです。
Aがデビューしたとき、Aはガリガリな体型であり、胸もAAカップしかなかったほどでした。
顔は良いのにこれが残念な点でした。
当時も今もAV女優は胸があることが好ましく、今では最低CカップはないとAV女優としての活動は難しいとさえいわれています。
当時においてもAAカップと言う貧乳では貧乳フェチの男性にしかウケないだろうということで、豊胸をすることになってのです。
Aは豊胸手術をしたことを周囲に知られたくなかったため、企画女優として活動をしたといいます。
豊胸手術や整形手術は、昔からAV女優に対してはよくつかわれる手法です。
とくに、最近では豊胸手術の技術が向上したため、豊胸後の胸が天然の胸と区別がつかないほどだといいます。
また、女優自身もそれらの手術をすることで売れるならばと思って整形手術を行うのです。
整形の費用は、整形後に大きな売り上げが見込める女優の場合にはプロダクションが負担することもありますが、基本的には自費で行います。
Aも先に事務所からお金を借りて整形を行い、ローンで返済を行いました。
豊胸によって、胸はAAカップからEカップになりました。
しかしどこか違和感や痛みがあり、自分では納得していなかったものの、我慢して仕事をしていたそうです。
豊胸手術後の仕事でも、作り物の胸であることがばれなければいいな、という気持ちは常にあったといいます。
企画女優の引退後
さて、仕事は事務所からギャラと時間、そして仕事内容がメールで送られてきた物の中から、行けるものを選んでいくというスタイルをとっていました。
毎日忙しく、しかし楽しみながら撮影をこなしていくうちに、あっという間に月日は流れ、8年の女優生活を終えて引退をしました。
AVを引退した理由はいつか誰かにバレる不安が大きくなったためです。
しかし、引退したからと言って彼女は普通の仕事に戻ることはありませんでした。
企画女優を通して体を売ってお金を稼ぐことを覚えた彼女は、AV引退後もそれから足を洗うことはなかったのです。
今、AはハードSMクラブで女王様役として働いています。
Aのように、性を売ることでお金を稼ぐことを覚え、引退後もなかなかそこから抜け出せないAV女優は非常に多いものです。
これを「AV脳」と表現するライターもいるほどで、この状態はあまり好ましいものとはいえません。
なぜならば、性と言うものは一般的に消耗品だからです。
減るものではないし・・・と思っている女性も多いかもしれませんが、ウブな女性とのセックスとヤリマンとのセックスでは、多くの男性がウブな女性とのセックスの方により大きな価値を見出すことからも、性が消耗品であることは明らかです。
性を売りつくした女性はその後生きる道を失うことが多く、これが危険なのです。
Aの場合は、たとえ性を切り売りしてもお金を稼ぎたい願望が強く、それには実家が非常に貧乏であったことからくるトラウマが背景にあります。
父が働かないため母のパート代だけで家計をやりくりせねばならず、家は昔から非常に貧乏でした。
子供の頃には1週間おかずがなかったこともあり、そのような経験からお金に対する執着心がどうしても強くなったのです。
企画女優になったことで起こった変化
つまり、AはAV女優を経験することで金銭感覚や人生観は大きく変化しています。
単体女優や企画単体女優ほど活躍せず、世間から注目されない企画女優でさえも、感覚に大きな変化をもたらすのがAV女優という仕事であることも認識しておくべきでしょう。
心のゆとりを得るためにとにかくお金を稼ぎたい願望が強く、着々と貯金を殖やしているそうです。
この変化はA自身もよく認識しているようです。
普通のサラリーマンとはまるで金銭感覚が違うため、普通の結婚はできないだろうなと思っています。
結婚願望はあるものの、お金に困らず贅沢に過ごすことが結婚条件と考えているといいますから、不景気な昨今では結婚できないことも十分に考えられます。
また、セックスの価値観も大きく変化しました。
これは企画ものAVに多数出演することによって、普通ではないセックスをたくさん経験したからです。
例えば企画ものAVでは大人数でプレイを行うことはごく普通のことであり、そのため今では3Pや4Pなどは至って普通のプレイで物足りなささえ感じるといいます。
セックス自体は今も好きで、プライベートで1日中セックスをしていることもあるほどですから、SMクラブでの仕事も全く苦ではなく、ばれずにお金を稼げて、セックスを楽しむことができ、さらに個人的に会うことでお金をくれるM男のパトロンもいるため、今のAにとってはSMクラブの女王様という仕事は天職と言えるでしょう。
現在の貯金は1千万円を越え、それでも実家に暮らしており、遊びよりも仕事が好きであるということからも、お金に対する執着心は凄まじいと言えます。
遊びより仕事が好きな理由は、遊べばお金を使うが、働けばお金が入って来るからです。
お金をくれるパトロンもおり、貧乏生活からのトラウマのみが今のAを突き動かす原動力となっています。
企画女優と単体女優の決定的な違いは「バレることを恐れるかどうか」
現在はアラサーになったAは、バレることを恐れて硬くなに企画女優を貫きました。
企画女優と単体女優の一線は、優れたルックスやスタイルを持っていることのほかに、バレることを恐れるかどうかということが確実にあります。
実際、Aはぷ色ダクション絡みこまれて単体デビューを誘われたこともありましたし、もしその誘いに乗って大きく売れていればAV史に名を残す活躍を見せていた可能性もあるのです。
また、Aはアラサーでありながら未だに20代前半に見えるルックスを持っており、豊胸によって胸はEカップの美乳を手に入れているという美貌を持っています。
さらに、プライベートのセックスでも性に対する好奇心と技術には確かなものがあり、性的センスも優れたものを持っています。
AV女優として大きく成功する可能性は十分にあったのです。
しかし、敢えてAは企画女優に徹しました。
企画もののAVを観てみると、ルックスやスタイル、性的な技術に非常に長けている企画女優を観ることがあります。
Aを彷彿とさせるものがありますが、彼女たちが企画女優におちついているのも、おそらくはバレるリスクを考慮した結果と思います。
以上が企画女優の具体的な姿です。
多くの女性は、AV女優に志願してもいきなり単体デビューするようなことはほとんどなく、企画女優としてキャリアをスタートさせることになります。
そして、企画女優の8割はあらゆる理由から1年以内の引退を余儀なくされています。
そのような厳しいAV女優という仕事のなかで、「企画女優=稼ぎにくい」というのはある意味真実ではありますが、必ずしも稼げないという意味ではないと言うことは、これからAVに挑戦しようと思っている女性の励みになることでしょう。