元AV女優M.Nが語るリアル話4「撮影開始~解散まで」
AV女優の仕事内容を元AV女優さんに聞いてみました。
現場を知っているからこそ話せるリアルな話を教えてもらいました。
リアル話その4、撮影開始から解散まで何をしているのか…。
アドリブ?演出?
―AVのジャンルが色々なら、やっぱり撮影の様子も色々なの?
色々ですね。ジャンルだけじゃなくてシーンによっても色々ですよ。
例えばハメ撮りなんかならAV男優がカメラ片手に絡むわけで、ハメ撮りの自然な状況を作り出すためにもスタッフは全員部屋から出ていく場合もあります。
逆にドラマシーンなんかはかなり作りこんでるからスタッフは全員部屋の中の自分の持ち場でスタンバってます。
あとこれはちょっと話したことなんですけど、ドラマシーンとかイメージシーンは脚本はかなりしっかりしてて細かい指示までされることが多いですね。
でも疑似とか絡みはざっくりとした指示ばっかりで、AV男優とAV女優のアドリブによるものがほとんどです。
AV女優の実力差がはっきり現れるって言ってもいいですね。
―求められるセックスをアドリブでやるんだよね?なんか恥ずかしいし難しそう。
恥ずかしいなんて気持ちはあんまりないですね。
もうメーカー面接とか受けてる間に人の前で裸になることには慣れてますし、とにかくどうすればOKがでるかばっかり考えて焦ってますから。
私も新人の頃は、アドリブでやってって言われても何したらいいか具体的にわからなくて、男優さんがリードしてくれても何回かカットが入って撮り直しになったりで大変でした。
慣れてきたら完全なアドリブでできるんですけどね。
―ドラマシーンとかはきっちり決まってて、絡みはアドリブ。ならインタビューってどうなの?よくAVでインタビューに応えてるのがあるよね。
あれもアドリブが多いですよ。
本番中に実際にインタビューしてるんです。
細かいセリフが決められてることはなくて、皆どんなふうに答えればユーザーにウケるか考えてます。
でもこれも新人には難しいんです。
中には饒舌な子とかどんどんしゃべっていくんですけど、そんなの最初からできる子は珍しいですよ。
撮影中に何回かカメラが止まって、監督と『こういう風に答えるのはどう?』みたいな感じで相談することが多いですから。
男優は絶倫じゃない
―色々聞いてると面白いね。ほかにも気になることたくさんあるんだけど・・・
何でもいいですよ(笑)
―ずばり男優さんね。AVっていくつもシーンを取って射精するわけだけど、男優さんってそんなに絶倫なの?
いくら男優さんでもそんな絶倫じゃないですよ(笑)
単体作品では女優一人ですけど、男優さんは2,3人いますね。
スケジュールに沿って、自分の出番前に現場入りするって感じです。
―男優ってことはやっぱり女優くらいの待遇?
いえ、男優さんは演者っていうよりはスタッフって感じです。
自分の出番前に来て、出番が終わったら帰るし。控室もなくて、スタッフと一緒に撮影現場で待機とか休憩してます。
大変だけど楽しいAV女優
―撮影が1日で終わらない時は現場に泊るの?
そういう時は1日のスケジュールが終わったらいったん解散します。
地方とか海外の場合とかはもちろん違いますけど。
撮影は2,3日になることもありますけど、最初集合した場所まで送り届けられて解散です。
私もそうだったんですけど、新人AV女優はたくさんカットが入るから撮影に時間がかかって解散が深夜になることもあるんですよ。
そういう時はプロダクションまで送ってもらってました。
まぁこれは私のプロダクションが集合場所に近かったっていうこともあるんですけどね。
撮影が終わってから大変なのは、これもスタッフさんたちです。
撮影が終わったらすぐにスタジオの撤収作業をして車に乗せなきゃいけませんから。
私たち女優はその間にシャワーと着替えを済ませて休憩したり寝たりできますから。
でも皆元気で、帰りの車の中でも雑談してることが多かったですね。
皆で作品を作り上げることを通して仲間意識が芽生えてるし、皆なんかほんと元気(笑)
学校の文化祭とかでもなんか皆で作り上げたらクラスメイトとの絆が深まるじゃないですか。
あれと似てます。
―なんか楽しそう!
楽しいですよ。
AVやってる子になんでやってるかって聞いてみたら『楽しいから』っていう子多いじゃないですか。
あれって嘘とか作り話じゃないんですよ。
ほんとに楽しいんです。
AVに陰鬱なイメージもってるなら、それは違うと思いますね。
―確かに私も価値観かわったよ。一日のスケジュールはそれで終わり?
そうですね。
解散したらマネージャー同伴がなかったら、プロダクションかマネージャーに電話して撮影が終わったって伝えます。
それでVTR撮影の一日は終りです。