AV女優になる人の心境を理解すれば、意外に普通なんだと思うはずです
一般の人からすると、
「なんで、どんな理由があってAV女優になったんだろう…」
という部分はメチャメチャ気になります。
「なにか、特別な境遇で育ち、特別な経験をしている」
そんなように想像してしまいますが、実際の女優たちの理由は意外にもあっさりしているものなのです。
各女優の「AV女優になった理由」を探りましょう。
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AV女優たちの心境
よくネットの掲示板などにはAV女優に対する誹謗中傷の声がみられますが、その中の一つには
「AVになる意味がわからない」「どういった心境でAV女優になっているのか、絶対に普通の神経ではない」などがあります。
では、彼女たちは本当に異常なのでしょうか。
それを知るためには、彼女たちがAV女優になるに至った心境や、彼女たちがAVを続けている心境を知るのがもっとも良いでしょう。
幸いにも、彼女たちが表現者であるだけに語りが上手であり、インタビューに答えている女優も多くいます。
それらの中から、参考になるものを取り上げていきましょう。
お金がほしい
AV女優のギャラは10年前に比べて半分以下と言われるほどに低下していますが、それでも他の業種に比べて高収入を得られる可能性が高いことに変わりはありません。
単体女優や人気の企画単体女優になれば月収100万円超えることもあるため、お金がほしいという理由からAV女優になる女性は少なくありません。
数万円ほしいならば企画女優がいいでしょう。
名前や顔がバレてしまうことはほとんどなく、一回の撮影で数万円を稼ぐことができます。
その為、学生がアルバイトとして行ったり、他に生業を持っている人が副業に行ったり、主婦がお小遣い稼ぎに行っていることは珍しくありません。
赤西涼
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赤西涼は学生時代にデビューしていますが、彼女は当時予備校の受付のアルバイトをしていました。
毎月6万円くらいしか稼げないアルバイトであったため「あと2~3万円増えたらいいな」と思っていました。
そんな時に駅でスカウトされ、好奇心とお小遣い欲しさからプロダクションに登録してみると、単体女優として契約が決まりました。
AV業界について何の知識もなかった彼女は、エスワンで単体契約を結ぶことがどれほど凄いことかイマイチわからなかったのですが、契約金額を見て腰を抜かしそうになりました。
自分がほしいと思っていた金額よりゼロが1ケタ多かったのです。
彼女は思わず「1年でこれだけもらえるんですか?」と尋ねたそうです(もちろん1ヶ月にもらえるお金です)。
小島みなみ
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小嶋南の場合はちょっと特殊です。
確かにお金が欲しくてAV女優になったのですが、その他にも3.11の大震災が原因になっているからです。
震災の当時、彼女はパチンコ屋のホールでアルバイトをしていました。
振動が凄くて商品が落ちたりしている中、パチンコ店の店員は客を避難させるために誘導しているのですが、客はそんなことは気にも留めず彼女の元に殺到して玉交換をしようとしたそうです。
彼女は「死ぬ!」と本気で思ったそうで、この時人生について深く考えることとなりました。
当時フリーターであったものの、彼女はネイルの学校に行きたいと言う漠然とした目標がありました。
震災での体験で「人間はいつ死ぬかわからない。やりたいと思ったことはできるだけやっておくべきだ」と思い、ネイルの学校に通うことを決意します。
しかし、先立つものがなかった彼女は、ちょうど知人がAVに誘って来ていた時期でもあったため、その話に乗ってバイト感覚でAVデビューを果たしました。
橘ひなた
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橘ひなたは、美容室の帰りにスカウトを受けたことがきっかけとなっています。
彼女がスカウトマンに話を聞いてみるとモデルプロダクションであると言っていたため、グラビアならやってみたいと思いました。
しかし、当時通っていた大学の学費が高く、それが大変だとスカウトマンに話したところ、スカウトマンは「お金を稼ぐなら絶対にAVがいい」と言われました。
最初はどうするか少し迷いましたがプロダクションのマネージャーが丁寧に説明をしてくれたり、相談に乗ってくれたりした対応が非常に良かったそうです。
その為、不安は吹き飛び、AV女優になると結論を出すに至りました。
桃乃誉
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桃乃誉は自分から応募してAVプロダクションに所属しました。
プロダクションに所属して撮影会などをしている友達がおり、その友達から高収入系のサイトを紹介してもらって応募しています。
最初は少しお小遣いが欲しいと言う思いがありました。
AV出演をするつもりはなかったため着エロのイメージDVDに出演していたのですが、MAX-AからAVオファーをうけAV出演を決意しました。
当時マクドナルドでバイトをしていた彼女は4~5万円しか稼いいませんでした。
これにもう3万円くらい欲しいと思っていたところ、実際に給料の額を見てびっくりしたといいます。
最初にギャラを聞いた時にはびっくりしすぎて意味がわからなくなったということは、安価に資料の例とも似ています。
有名になりたい(および特定のAV女優への憧れ)
AV女優になる女性の心の中には、「有名になりたい」という願望があることが多くなりました。
昔はAV女優と言うと非常に蔑まれる職業であったため、AV女優たちは日の当らないところで人目を忍んで働いていました。
しかし、今や彼女たちはまったく人目を忍ぶ必要がなくなりました。
一般メディアのテレビ番組に登場したり、彼女たちの書いた書籍が一般の書店の一般のコーナーに陳列されたり、一般大衆向けの雑誌にインタビューが掲載されました。
それにアイドルユニットを組んで歌を歌ったりと、多方面で活躍を見せています。
こうなると彼女たちの人気はより大衆化してきます。
女性からも関心をもたれるようになっており、彼女たちのツイッターなどを見てみると数万人、数十万人のフォロワーがおり、つぶやきがリツイートされたりしています。
彼女たちは人目を忍ぶ必要がなくなったどころか、憧れを以てみられるようになっているのです。
このように、最近のAV女優には、AV女優にあこがれて自分もAV女優になった女性が多くなっていいます。
丘咲エミリ
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丘咲エミリは変わった経歴の持ち主です。
15歳のときに渋谷の109の前でファッション誌のカメラマンに声をかけられてスナップ写真を撮ってもらってから、少しずつ誌面に出してもらうようになりました。
そして、ついには事務所に所属してテレビにも出演したことがあります。
そんな彼女がAV女優になった理由は「もっと有名になりたいから」です。
より具体的にいうならば、テレビ番組でナインティナインの岡村隆史と一緒になった時、テレビとは全く違う物静かな態度に惹かれました。
そのとき岡村がMUTEKI(主に芸能人もののAVを扱うAVメーカー)を見ているという話題になったため、自分もMUTEKIに出演すれば見てもらえるかもしれないとも思ったそうです。
おそらくは、岡村隆史のエピソードは嘘ではないのでしょう。
しかし、こればかりがデビューのきっかけになっているとも考えにくいため、有名になりたい気持ちが強かったことに付随する理由だと考えられます。
愛須心亜
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愛須心亜は高校を卒業し、18歳でAVデビューをしています。
高校在学中に就職活動をしたところ、パソコン関係の会社から2社内定をもらっており、卒業したらそこで働くつもりでした。
しかし、直前になった「私のやりたいことって本当にこれ?」と反問するようになりました。
その結果、本当はパソコンの仕事なんかしたくなかったということに気が付きました。
では自分のしたいことは何なのかを考えてみたところ、AV女優になりたいのだと言うことが分かりました。
なぜ就職を全て蹴って、地元を離れてまでAVに魅力を感じたのかと言えば、それはAV女優にあこがれていたからです。
元々アイドルが好きだった愛須心亜は「いまどきのAV女優はアイドル以上に可愛い人が多い」と思っており、鶴田かなと羽月希に憧れを抱いていました。
彼女は自分も憧れのAV女優になるべく、東北からはるばる上京してAV女優になりました。
涼川絢音
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涼川絢音は、元々は着エロでデビューをし、後にAVに転身したAV女優です。
着エロにデビューしたきっかけは、コスプレをして写真を取られることが好きであったことから、撮られる仕事であるグラビアや着エロをやってみようと思ったことにあります。
そして活動していくうちにAVも視野に入れていくようになりました。
着エロからAV女優に転身して成功を収める着エロアイドルがたくさん出てきたことも影響を与えているでしょう。
しかし、それ以上に上記のようなAV女優の大衆化がより大きな影響を与えたようです。
AVをきちんと観たことはなかったものの、テレビにはAV女優がたくさん出ているし、AVをテーマにした漫画もあったことからマイナスなイメージを抱いていませんでした。
暗いイメージよりももっとキラキラとした世界と言うイメージがあったため、流れに乗って着エロからAV女優に転身しました。
特定のAV女優に憧れを抱いたわけではありませんが、そのまま着エロにとどまらずにAVに行ったということはAV業界への憧れと捉えていいでしょう。
初美沙希
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初美沙希は、高校生の頃からAV女優になりたいと思っていました。
きっかけは兄のエロ本を見た時にAV女優と言う仕事を知り、「こういう仕事もあるのか」と思い、またエッチなことに興味があったからです。
当時エッチなことに興味を持っていた彼女は、ネットの掲示板にエッチな写真を投稿するなどしていました。
そして、そのようにすると多くの人がみて喜ぶことを知りました。
それがより多くの人が見て喜ぶAV女優という仕事への興味の芽生えとなりました。
同時に、見られたい願望だけではなく有名になりたい願望もありました。
エッチなことに興味があった彼女は携帯でAVの動画を見たり、AV女優のブログや本を読んだりしていました。
これが彼女の興味を憧れへと育て、AV女優になる理由となりました。
性的刺激がほしい
AV女優はセックスを披露する仕事ですから、当然仕事としてはセックスを行い、性的刺激も伴います。
最近は社会が性に対して寛大になったことによって、女性が性的な関心を持つこともごく普通となっています。
(一昔前の日本では旧来の古典的な道徳観念から、女性は清楚であるべきとされていました)
だからこそ、性的刺激がほしいと思うことは当然であり、これを理由としてAV女優になる女性も増えてきています。
このケースで特に多いのは主婦でありながらAVに出演しているAV女優たちです。
結婚していないならば色々な男性とセックスをすることができますが、結婚をしてからは普通は夫以外の男性とはセックスすることが許されなくなります。
それでも夫がセックス上手で十分に満足のいく頻度でセックスをしてくれればいいのですが、なかなかそうもいきません。
愛情が冷めることもあれば、妻に興奮しなくなることもあり、セックスレスになることは良くあることです。
そんなとき、性的刺激を求めた人妻たちがAVを性欲のはけ口として選ぶことがあるのです。
白石茉莉奈
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白石茉莉奈は元芸能人の人妻AV女優という特殊に特殊が重なった女優です。
芸能活動としては、小学6年生の時にテーマパークのイメージガールを務めていたり、レコード会社のオーディションでレッスン生に選ばれたりしています。
このほか、中学3年生の時には今やネットなどではかなり有名ですが「牛乳に相談だ」のキャッチフレーズで有名なCMへの出演もはたしています。
高校1年の冬には再現ドラマの出演をしています。
これを区切りとして芸能界の仕事には一区切りつけています。
その後は普通の仕事をして、普通の女性として生活をしていた彼女ですが、今の夫に出会って結婚をし、子供ができるとまったくセックスがなくなってしまいました。
そしてモヤモヤとしているうちにAVに興味を持つようになり、夫が海外勤務に行っている間にAVデビューを果たしました。
ちなみに、彼女は「10年後ならやっていなかった、今しかできないことをやりたいという気持ちもあった」とも語っています。
そのため、性的刺激を求めると同時に、後述する「今しかできないことがしたい」にも繋がると言えます。
水原さな
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水原さなは20歳でできちゃった婚をしている既婚のAV女優で、結婚してからもう10年になり子供も3人います。
そんな彼女がなぜAVデビューしたかと言えば、一つは貯金をしたかったこと、そしてもう一つは性的刺激を求めたからです。
結婚が10年近くにもなると、どうしても夫とのセックスもいい加減になってくるものです。
白石茉莉奈と同様、やはり子供ができてからお互いに淡泊になったこともあり、セックスがうまくいかなくなりました。
夫がセックスをするときは下半身だけ脱がして入れて出して終り、といった感じであり、いつしか単なる性欲処理のようだと感じるようになってきました。
女としての魅力がないのかと感じてしまった彼女は、自分試しの意味もあってAVに出演することとなりました。
もちろん、性的刺激を求める気持ちは大きく、占めるウェイトとしては最も大きなものだったでしょう。
元々性欲は強いと公言するくらいですから、夫とのセックスがないと言うことはかなりきついことだろうと思います。
それだけにAV女優と言う仕事がよく合っていたと言えます。
変身願望がある
AV女優になる理由を「変身願望」としている女優も多いものです。
AVの中では一般的には人目にさらすものではない数々の行為を不特定多数にさらし、非日常的なセックスを行い、当然ながら本名とは違う名前で活動を行います。
つまり、AV女優として活動することは本来の自分とは異なる自分を演じることであり、本来の自分からAV女優の自分へと変身する必要があります。
変わり映えのない日常に飽き飽きとしている人は少なくありません。
そんな人にとってはAVへの出演は非常に刺激的なものであり、これを「楽しい」と感じている女優は多いのです。
天使もえ
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天使(あまつか)もえの願望はAVの中で変身したいというよりは、自分を変えたいという意味での変身願望からAV女優になっています。
当時フリーターをしており、特にやりたいこともなくぶらぶらと生活していた彼女は、そんな日常に飽き飽きしていました。
根本的に自分を変えたいと思っていました。その時に出会ったのがAVです。
もっとも、最初からAVへの出演を考えていたわけではありません。
AV“モデル”プロダクションの“モデル”という言葉に惹かれました。
また所属プロダクションの名前である「バンビプロモーション」という名前も可愛いな、というくらいの気持ちで応募をしました。
そして話を聞いてみるとアダルトであることを知り、「そういえばそんな世界もあるんだな」と思いました。
他にも、特に何に対してもこれといった興味を抱いていなかった彼女は、情熱的に取り組めるものを欲しいとも思っていました。
彼女はそれまでの人生で何かに熱中したことがなかったのです。
このように、「根本的に自分を変えたい」「ぐっとのめり込めるものがほしい」という変身願望から、彼女はAV女優になりました。
山本美和子
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AV女優として演じることそのもので変身願望を満たしたいという思いからAV女優になっているAV女優は数多くいますが、ここでは山本美和子の例を見てみましょう。
彼女はAVのなかで行われる痴女プレイを好んでいます。
しかし、プライベートでそれを臭るとなると相手もそういったプレイが好きな人を探さなければならず、仕事であれば本当の痴女プレイを楽しめることにやりがいを感じています。
また、寝取りや寝取られなどの設定も好きですが、これもやはり現実ではタブーとされているものであるため、AVの中でなければ楽しめないものです。
このほか3P、スワッピングなども好きです。
これらのAVの中でしかできないプレイが彼女の変身願望を満たし、また性的欲求も満たしています。
そのため、彼女にとってAVでのセックスとプライベートでのセックスは全くの別物です。
彼女は自宅から撮影現場に向かう時に仕事モード、つまりAV女優としての彼女へとスイッチの切り替えを行っているといいます。
AV女優をしているときは変身後の彼女であり、プライベートのことは一切考えないそうです。
好奇心・興味から
最近、AV業界は非常にクリーンなものとなり、未だにダーティなイメージが根強いものの、昔に比べるとそれも非常に薄らぎつつあります。
ダーティなイメージが薄らいだ代わりに、最近ではAV業界に好奇心や興味を抱く女性が多くなっています。
好奇心や興味の種類も色々です。
多いのはAV女優と言う仕事はどのような仕事なのだろうかという好奇心・興味を抱くこと。
稼げると言うイメージや有名人も多いことからキラキラしているイメージ、楽しそうだというイメージもプラスされて「自分もそうなりたい」という考えへと発展します。
そして、AV女優を目指すようになるのです。
特に、最近は一般の人がAV女優を目にする機会が増えました。
バラエティ番組に出演していたり、書籍を出版していたり、彼女たちに触れようと思えばその機会はいろいろあります。
それだけに、昔に比べると好奇心や興味を抱くきっかけも非常に多くなっており、これを理由としてAV女優をやる女性が増えているのです。
阿部乃みく
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AV女優への評価の一つに「AV女優たちは楽してお金を稼ぎたいからやっている」という声があります。
阿部乃みくは「AVに出演している女の子たちはとてもかわいいけど、彼女たちはどんなことをしていて、作品はどうやってつくられているのだろう」ということに関心がありました。
このように、もともとAVの仕事内容に関して好奇心・興味を抱いていた彼女は、東京に出てきたときに
「なにか自分がやってみたいことをしよう」と思い、考えてみた結果AV女優になることを決めたそうです。
ちなみに、彼女はAV女優を目指す女性にしては珍しく、履歴書を書いて事務所に面接に行ったそうです。
当然履歴書はいらないのですが、真面目な彼女にはそうやって当然と思えたのです。
しかし、その場で説明を受けて「やってみたい」という意思を伝えたところ、宣材を撮る話に進んだため少し戸惑ったといいます。
少し前までは、AVの仕事内容を考えた時には怖いイメージばかりが先行して、仕事内容の詳しい部分を知りたいと思う女性などはいなかったものです。
安倍のみくのような女優は、AV新時代の象徴的な女優と言うことができるでしょう。
篠田ゆう
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篠田ゆうは、高校生の時にスカウトマンから声をかけられていました。
しかし当時は興味を持っていなかったため断ったものの、素質を見込まれたためかその後もメールが来ていたそうです。
そして短大に入り、彼氏と別れた時にAV女優の道に少し興味を抱くようになりました。
やろうと思った理由は好奇心からです。
お金にはそんなに困っておらず、お金を稼ぎたいという思いはありませんでした。
少々の抵抗はありましたが、その抵抗よりも興味の方が大きかったことがAV女優を始めたきっかけとなっています。
もし嫌だったならば、少しやって辞めればいいと思っていました。
そんな彼女も、もう今年でAV女優を始めてから5年目になります。
辞めようと思ったことがないわけではありませんが、今も面白く、興味が尽きず、そのまま続いています。
成海うるみ
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成海うるみは、20歳のころにスカウトされています。
ちょうど仕事を探していたことと、元々芸能関係の仕事に興味を持っていたことから、「チャンスだ!」と思ってスカウトに応じました。
彼女にとっては、最後のチャンスという思いが強かったようです。
まだ20歳と思うかもしれません。
しかし、最近のアイドルを見ると12歳のアイドルなどもざらにいるため、芸能界に挑戦するなら今しかないという思いを抱いたようです。
たしかに、芸能界に挑戦するには時期と言うものがあるでしょう。
幼少時代から子役として活躍している女優もいれば、ジュニアアイドルとして長年活動している筋金入りのアイドルもいます。
20歳前後で挑戦して才能が開花する女優や女性タレントもいます。
彼女は子役としての経歴もなければ、ジュニアアイドルとして活動してもいなければ、20歳で才能を開花させるための準備もなにも行っていませんでした。
普通ならばそこからの出発で芸能界での活躍は期待できないでしょう。
しかし、それがAVであろうともスカウトを受けたのです。
スカウトを受けた女性はスカウトマンからAV女優として活動するための一定以上のクオリティを認められたと言うことであります。
これを「チャンス」と見なすことができたのはとても賢いことであると思います。
スカウトに応じた彼女は、事務所に面接に来てから1週間もしないうちに業界最高峰のメーカーであるエスワンとの専属契約を結びました。
そして、単体女優としてデビューすると言う素晴らしいスタートをきることとなりました。
自己表現の一貫
日本ではエロを語ることがタブー視される傾向があるため、それが芸術視されることもあまりないものです。
しかし、海外ではエロとアートは非常に密接なものとしてとらえられており、セックスワーカーの待遇も日本とは比べ物にならないほど良いものです。
芸術とは、自己の世界観の表現に他なりません。
絵画、映画、音楽、文芸、どれをとっても自己表現なのです。
エロとアートを合わせて考えた時、AVも立派な芸術であり、自己表現であることが分かります。
意識の大小はあれどもこのように考えて活動しているAV女優は多いものです。
大塚咲
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大塚咲は、元々絵に興味を持っていました。
高校中退後に高校卒業の資格を取得した彼女は、アートを仕事にしたいという思いからメイクの学校に通いました。
そして就職した先が着エロなどイメージDVDのメイクでした。
しかしその後も芸術の勉強を続けていた彼女は自己表現の場がないものかと模索した結果、エロとアートを結びつけて考える考え方を抱くようになり、AVデビューに至りました。
雲乃亜美
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雲乃亜美は元々はグラビアアイドルであり、着エロなどの経歴もかなりあります。
そんな彼女がAV女優になったきっかけは、グラビアや着エロの表現の狭さに嫌気がさしたからです。
非常に小さい水着を着て撮影に挑むものの、撮影中に少しでも映せない部分が映ったら撮り直しになる現場を重ねていました。
その内、もしこの水着を着なくて良くなれば、自分の表現の幅は確実に広がるに違いないと思い、脱ぐ決意をしました。
着エロアイドルには2種類の女性がいます。
何度とり直しになろうと、表現の幅がせまかろうと、大切な部分はしっかり隠したいと思って着エロを続ける女性と、何度も撮り直すのは面倒で表現の幅を狭めるものだと思う女性です。
どちらが悪いと言うことではありませんが、雲乃亜美の言う通り、脱ぐことを決意した女性の表現の幅が広がることは間違いのないことです。
形に残る仕事がしたい
AVは一度出演すると、それは永続的に残ってしまうものです。
需要がある限り流通するのはもちろんのこと、ネットが発達した今では動画や画像がネット上に拡散して残り続けることとなります。
これはAV女優の大きなリスクの一つとして挙げられるものです。
しかし、このリスクをあえて求める女優がいるのも又事実です。
つまり、自分がAV女優として活躍すれば、活動した結果が永続的に残るため、言いかえればこれほど「形に残る仕事」もなかなかないのです。
そのため、「形に残る仕事がしたい」あるいは「若く美しい時の体を映像として残しておきたい」という思いからAV女優になる女性は少なくありません。
一条綺美香
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一条綺美香は、48歳でAVデビューした熟女系AV女優です。
その年齢とは思えない美貌を持っている美魔女であり、非常に大きな話題とともにデビューしました。
彼女がAV女優になろうと思ったきっかけは、形に残せる仕事をしたいと思ったことです。
彼女はまだ独身ですが、周りの友人には結婚して子供がいて家庭を築いていたり、自分で会社をしていたり、喫茶店や洋服店をやっていたりという友人が多くいました。
結婚している場合は子供や家庭がその女性にとっての「形に残る仕事」と捉えることができますし、会社や店舗を持っていると言うこともまた「形に残る仕事」です。
しかし、彼女はそのようなものを持っていなかったため、このまま枯れていくのは嫌だと思ってAV女優になることを決意しました。
特に、彼女は女性ならではの仕事に興味を持っていました。
ではなぜAV女優を選んだのかといえば、水商売や風俗では形に残らないものの、AVならばDVDになって作品が残ると言う思いから、AV女優を選んだのです。
そして「とりあえず面接に行ってみよう」と思って応募しました。
デビューが決まり、今ではスカパー!アダルト放送対象の熟女女優賞を受賞するほどの大人気女優となっています。
やらなきゃもったいない
「どうせならAVをやらなければもったいない」という思いを抱く女性は、着エロやグラビアをやった女性に多いものです。
着エロもグラビアも男性を興奮させるためのものであり、着エロなどはほとんど裸になると言ってもいいでしょう。
そのような体験をした彼女たちは、「どうせここまでやったなら、このまま引退するのではなくAVに撮影してから引退しなければもったいない」と考えます。
これは非常に合理的な考え方です。
着エロやグラビアによって知名度がある程度高まっている女性ならば、AVデビューの時にも「着エロアイドル」や「グラビアアイドル」といった肩書きとともに有利な条件で売っていくことができます。
その為、たしかに「やらなければもったいない」のです。
この他、何か経歴があるわけではないものの、「女として生まれてきたからには、それを武器にして働かなければもったいない」という理由からAV女優の道に歩む女性もいます。
これもまた合理的な考え方です。
男女平等が叫ばれて久しい現代日本において、まだ男性が有利な社会は続いています。
男性と女性が一般の業種で働いた時には、どうしても男性の方が優遇されやすい社会であることは疑いようがありません。
有利に働ける業種といえば女性が主導になっている業界です。
例えばモデル、アパレル、看護師などがありますが、風俗嬢やAV女優ももちろん女性が有利に働ける職業です。
むしろ、AV女優は男性には勤まらない仕事であるだけに、仕事としては女性にとって非常に有利なものです。
「AVをやらなきゃもったいない」と考えるのは「裸になって楽して稼ごうとしている」と蔑まれることもあります。
しかし、実際には女性の武器を有効活用した合理的な考え方であるとも捉えることができるのです。
彩城ゆりな
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彩城ゆりなは、はじめ着エロアイドルとして活動していました。
何も着ずにフラフープで大事な場所を隠すような過激な演出もこなす人気着エロアイドルでした。
彼女は、諸事情あって実家に帰らなければならなくなったとき、
「どうせここまでやったのだからAVにでなきゃもったいない」と思ってAVに1本だけ出演して引退をしました。
そして間もなく東京で活動を再開できるようになったため、AV女優に復帰して今も活動を継続しています。
復帰に至った理由は、一回きりと思っていたものの、撮影現場の予想以上の楽しさやマネージャーの気遣いを忘れることができなかったからです。
そのため、彼女がAVをやる心境は「やらなければもったいない」と同時に、「楽しいから」ということも含まれると言えます。
内田美奈子
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内田美奈子は、素人時代に素人としてAVに出演した経験がありました。
最初は素人投稿の雑誌に応募をして男優との絡みを経験したのですが、この時に人がいる前で脱ぎ、撮影されることに楽しみを覚えています。
その後にナンパものAVにナンパをされ、シティホテルでAV撮影も経験しています。
このように、素人時代にAV出演経験があった彼女はAVに興味を抱くようになっていました。
そんなとき、家庭の都合で都内に住まなければならなくなり転職を余儀なくされたところ、何をしようかと考えた時に真っ先にAVが思い浮かびました。
やはりこれも、素人時代に経験があり、自分にとって楽しんでできる仕事であるにもかかわらず「やらないのはもったいない」という心境立ったのでしょう。
彼女は高収入系の求人誌からプロダクションを探して面接を受け、AVデビューを果たしました。
今しかできないことがしたい
AV女優は生鮮食品のようなものです。
一般的な職業では続ければ続けるほど技術や知識が増えていき、経験は豊富になり、価値が高まっていくものなのですが、AV女優はそうではない特殊な職業です。
続ければ続けるほど技術や知識が増えていき、経験も豊富になるのですが、価値は低くなるのが一般的なのです。
なぜならば、視聴者に飽きられる可能性が常に付きまとう職業だからです。
また、続けることによって年を取ることもこの原因でしょう。
この業界では、できるだけ若く、経験が少なそうな感じを帯びている女性こそが最も価値あるものだとされるのが普通なのです。
このことから、AV女優に最も価値があるのはできるだけ若く、さらに活動を開始してからできるだけ時間が経っていない女性です。
まさに、新鮮であればある程おいしく価値ある”生鮮食品”そのものなのです。
だからこそ、若い時代に「今がチャンス。今しかできないことをやってみたい。AV女優なんてどうだろう」と考える女性も少なくないのです。
かすみ果穂
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かすみ果穂はもうデビューしてから10年以上も単体女優として業界トップを走り続ける稀有の存在です。
恵比寿マスカッツのメンバーであったため、一般的な知名度も高いと言えます。
そんな彼女は、自分がAV女優になる等とは夢にも思っていませんでした。
彼女は高校を卒業すると専門学校に進学し、トリマーの資格を取得していました。
卒業後にはトリマーとしてペットショップで働くと言うことも決まっていました。
あるとき、友達がAVモデルプロダクションに面接に行くからついてきてくれと言ってきたので、かすみ果穂はついていって一緒に説明を受けていました。
そして自分も誘われたため、バイト感覚で1本だけ出て辞めようと思って承諾しました。
しかし、いざメーカー面接をしてみると素質を見込まれ、SODに12本契約を貰うこととなりました。
トリマーとしての就職が決まっていただけに迷いましたが、彼女は「はたして今できる仕事はどちらだろう?」と考えた結果、AVを選択することにしました。
その後の彼女の活躍は言うまでもありません。