AV業界は危険ではない!人権派弁護士のウソを暴く!
2014年8月のこと。
ある人権派の女性弁護士がAV業界に関する根も葉もない記事を書き、しかも支持され話題を集めました。
人権派(?)弁護士、正義(?)の筆剣を振るう
記事のタイトルは「AV出演を強要される被害者が続出~女子大生が次々食い物になっています。安易に勧誘に乗らず早めの相談を」というものです。
記事を要約すると、夏休みや春休みを狙い、若い女性をAVへとスカウトする行為が頻発している。
それはタレントやグラビアモデルなどにならないかと誘い、結果的にAVに出演させるという悪質な物である。
好奇心で話を聞きに行った女性を事務所に契約させるのだが、契約にあたってAVもOKという条項を契約書に盛り込んでおくという手口。
これによって、契約した女性は嫌でもAVに出演し続けることになり、お金もほとんどもらえない。
一部の女性は弁護士に相談しているが、相談できない人の方が圧倒的に多いため、かなりの女性が被害に遭っているはずである。
私はAVタレント契約の実物を見てみたが、内容はアバウトでアンフェアな物だった。
タレントは事務所のいかなる指示にも従わなければならないとしており、ギャラは明記されていない。
指示に従わない場合には違約金が発生する。
とにかく女性に圧倒的に不利な内容であり、事務所からは契約書を盾に脅され、色々なAVに出演しなければならない。
こんなものは職業安定法や労働者派遣法の違反である!
というような内容です。
さらに、個人的には率直に言って、なぜ日本ではAVのようなものが表現の自由として許容されているのかそもそも不思議でなりません。
と、AV産業そのものの否定さえしています。
ざっとこんなものですが、この内容が片腹痛い戯言であるということは、現在のAV業界のことを少しでも知っている人であれば分かるでしょう。
恐らく、反男性・嫌男性の極端な主張を持っていることから、AV業界は実際には非常にクリーンなものであることから目を背けようとしているために認知的不協和を起こしているものと考えられます。
あるいは自分の主張を正当化するために、過去に存在した悪質なプロダクションによる被害を過剰に書き立てているのでしょう。
戦争においてわずかながら一般人が犠牲になったことを過剰に騒ぎ、南京大虐殺に仕立て上げたやり口と同じニオイがします。
反論
では、この人権派(?)弁護士の嘘を暴いていきましょう。
スカウトが横行しているという主張の嘘
まず、AV業界は2000年代に入ってからというもの、1990年代では考えられなかったほどに健全化しています。
また、AV女優の勧誘活動が盛んだと書いていますが、実際にはスカウト行為は迷惑防止条例によって完全に禁止されています。
スカウトマンは街頭に立っているだけで検挙することができるという、これ以上厳しくすることができないほど厳しいものになっており、スカウトが横行しているという事自体が事実ではありません。
このため、現在ではスカウトは主流ではなくなりました。
確かに、クオリティが非常に高い単体女優はスカウトによってAV女優になることが多いものの、単体女優はAV女優全体のうちごくわずかであり、ほとんどのAV女優はプロダクションの求人情報を見て、自ら応募しています。
考えても見てください。
自らの意志で出演を希望する女性が非常に多いのです。
わざわざ迷惑防止条例に違反して逮捕される危険を犯し、女性を騙してAV女優に仕立て上げる必要がどこにあるのでしょうか。
ましてや、弁護士事務所に駆け込まれたりしてはプロダクションの分が悪いのは明白ですから、そのようなリスクのある女性をわざわざ所属させる理由は全くないのです。
無理矢理出演させているという主張の嘘
AVメーカーはAV業界が不景気な昨今、できるだけよい作品を作ろうとしています。
嫌々出演するAV女優をキャスティングするよりは、前向きに出演するAV女優をキャスティングするほうが良い作品になるのは明白であり、自ら応募して前向きに働こうとするAV女優が掃いて捨てるほどいるのですから、弁護士事務所に駆け込むような女性を起用する理由が全くありません。
AVメーカーやプロダクションは、長期的に安全に稼いでいくことが一番の目的です。
AV女優になりたい女性の応募が殺到している昨今、「やりたくない女性はやらなくていいよ」と考えています。
むしろ、弁護士事務所に駆け込まれるリスクに見合わないため、「やりたくない女性は頼むからやらないでくれ」というのが本音でしょう。
もし刑法犯罪にまで手を出して強制的にAV出演させているとすれば、そのような危険を犯して女性を確保するだけの価値がある女性、つまり数百人に一人というレベルの単体になれる女性でなければ釣り合いません。
現在、単体女優の競争率は非常に高く、東大に合格するよりも難しいと言われているほどですから、この人権派弁護士のもとに駆け込んだ女性というのは「ミス○○大学」に選ばれるような、とんでもない美人でなければ話がかみ合いません。
もちろん、そのような女性が騙されてAVに出演させられるというようなことは考えにくいことは言うまでもありません。
いまや、AVは誰でも稼げる仕事ではなくなりました。
人権派弁護士いわく「かなり多くの女性が被害に遭っている」とのことですが、このような言説には違和感しかありません。
出演させておきながらギャラを支払わないような悪徳プロダクションも、現在は存在しません。
なぜならば、SNSが発達してAV女優同士の交流が図られるようになり、AV女優が自分の所属するプロダクションと他のプロダクションの待遇を比較することができるようになった結果、所属女優に不満を抱かせないために、多くのプロダクションが他のプロダクションよりも(あるいは同程度の)待遇をするように努力しているからです。
コンプライアンスが非常に厳しくなった今では、出演させておきながらギャラを支払わないような悪徳プロダクションはすっかり淘汰されてしまったのです。
もちろん、業界をくまなく調査すれば悪徳プロダクションを見つけることができるかもしれませんが、それは業界全体から見ればほんの一部であり、よほど探さなければ見つからないことでしょう。
また、この人権派弁護士は「ほとんどお金がもらえないこともある」というようなことも言っていますが、実際には多くのプロダクションが出演料を折半としているため、これもまた嘘と言えます。
もしくは、AV業界の不景気によってAV女優のそもそもの出演料が安くなったことで、セックスを披露するにはあまりにも安いと認識し、「これは搾取されているに違いない!ほとんどもらえていない!」とヒステリックに騒いでいるだけのことです。
たしかに、90年代にはまだスカウトを規制する条例がなく、悪質なスカウトマンもうようよいました。
騙されるようにAVに出演していたAV女優がいたのも事実です。
したがって、その時代にこの様な記事がでたならば「あっぱれ」と言えるのですが、そのようなことがほとんどなくなってから騒ぎ立てるのですから、時代錯誤もいいところです。
現在のAV女優に不幸の影はない
最近のAV女優に不幸の影はなくなりました。
育ちが良く、何不自由なく育ってきて、学歴も知性もあり、とにかく美人な現役女子大生(それも一流大学)のAV女優もいるほどです。
むしろ、それほどの超ハイスペックな女性でなければ単体女優にはなれない時代になりつつあります。
ここでいう超ハイスペックな女性とは単体女優の立花はるみのことですが、彼女のマネージャーはこのように語っています。
単体女優になるには、実力と努力と素材が必要になります。
元々持っているポテンシャルも重要ですが、本人が意識的に見に付けるものも大切になります。
今の時代では、例えば抜群のルックスやスタイルを持っているだけでは不十分で、どんなに素材のいい女の子でも実力と努力が必ず必要になります。
実力と努力というのは、例えば普段から見た目を綺麗にしていたり、化粧品や洋服への投資をしていたりということです。
今のAV女優はイベントや撮影会で直接ファンと接する機会が多いですから、マナーがあるというのも大切ですね。
このへんがちゃんとしているかどうかはファンには正確に伝わりますから、ちゃんとしていない子は人気が出てきません。
だから服装、身なり、言葉遣い、雰囲気は大切です。
どんなに素材がよくても、これを疎かにするとたちまち通用しなくなります。
プロダクションは応募とスカウトで女性を集め、それぞれの女性に最も合う売り込み方を考えます。
立花はるみのような女性は単体を狙ってメーカーに売り込み、専属契約を交わせば単体女優になります。
単体女優ですから、当然彼女の収入はかなり良いものです。
立花はるみはテレビ東京系の番組『給与明細2』に出演して自宅と収入を公開しましたが、その時は月収180万円であると語っていました。
収入の内訳は1本のAVに出演することで得る出演料が160万円、そのほかにグラビア撮影、イベント出演、取材などによって20万円の収入を得ています。
単体女優としてもかなり良いギャラが出ているのは、おそらく契約しているメーカーが上限の出演料をきちんと支払っているからであると考えられます。
立花はるみは、稼いだお金は基本的に貯蓄しています。
使うのは化粧品と料理教室の授業料、料理の素材位のものです。
親はAV出演のことを知らず仕送りをし、家賃と学費も支払っています。
本来、数万円だけで生活できるためお金は余ります。
学業最優先で心配事はないため普段は勉学に励み、バイトで時間を使う必要もないため時間はたっぷりあります。
精神的にも、時間的にも、金銭的にも余裕をもって学生生活を送っていることが、学生生活を充実させています。
もし中流以下の家庭の出身者であり、AVにも無縁であるならば、おそらく生活費や学費を稼ぐためにバイトに追われ、学業や就活にも影響が出て、本末転倒になってしまう事でしょうが、立花はるみにはそのような心配はありません。
立花はるみは、明るく語っています。
AV女優は、一人暮らしした学生時代の最高の思い出でしょうね。
後悔するような要素はなにもないし、本当に一歩踏み出してよかった。
これが、現在のAV女優の実体です。
単体女優ではなく、仮に企画女優であったとしても、一般的なバイトをするよりは多くの収入を短時間で稼いでしまうことができるため、学生にとっての最良の働き方であることは間違いありません。
もちろん、一般の就職をする女性の副業にも適しています。
このように、実際のAV女優の声を聞いてみても、人権派弁護士に言説がいかに嘘っぱちであるかがよくわかるのです。
立花はるみはとても悠々自適な生活を送っていて、時間もお金もある女の子です。
生まれたときから恵まれていることが普通で、ネガティブなことは一切考えていません。
今は誰でもAV女優になれる時代ではありませんから、そのような女の子は彼女だけではないですよ。