AVプロダクションの役割を知って、より間違いないプロダクションに入ろう
AV女優を目指す女性がまず接触する必要があるのはプロダクションです。
しかし、一般の女性であればある程触れる機会は少なく、AVモデルプロダクションがどのような仕組みで、どのようにスカウトや募集を行い、どのように女優を管理しているのか、知らない部分も多いことでしょう。
業界人でも未知の部分が多いほどですが、可能な限り踏み込んでみましょう。
AVプロダクションのはたらき
まず、イメージとしては芸能人のプロダクションと同じ役割を担っていると考えてよいでしょう。
太田プロダクション、渡辺プロダクションなどの芸能事務所がありますが、これと役割は同じです。
所属するAV女優をメーカーや出版社に売り込んでいくほか、スケジュールを管理するのも仕事です。
つまり、AV女優のマネージメントを行うことが最も重要な役割となります。
マネージャーの働きは仕事の数に直結するため、非常に重要なことですが、より大切なことは女優の精神面のケアでしょう。
AV業界は昔に比べればはるかにクリーンになりましたが、やはり肉体的・精神的に重労働であることには変わりなく、求められる内容がハードになるにつれて負担は大きくなっていきます。
女優の中には楽しんで仕事を行っている人が少なくありませんが、時には情緒不安定になるものです。
そんなときには、マネージャーは女優に細かく気配りをし、好きなものをプレゼントしたり、彼女たちの不満話に長時間付き合います。
AV女優のケアは随時行う必要があるため、休日返上でケアを行うことも珍しくありません。
マネージャーたちは年中無休、24時間体制で女優の管理に奔走します。
もちろん、仕事の中だけではなく女優の私生活にも注意を払っておく必要があるため、総じて人間的に包容力のある人がマネージャーをしているものです。
AV業界とスカウト
しかし、これはタレントや芸人のマネージャーでも同じことです。
何が違うかと言うと、スカウトの方法です。
東京都では2012年に迷惑防止条例が改正されたことで、路上でのスカウトを行うことが不可能となりました。
以前は歌舞伎町や新宿などでよくスカウトマンの姿が見られたものですが、今ではそれは禁止されています。
また、スカウトマンはプロダクションに所属するスタッフではありません。
どの組織にも所属せずにスカウトを行っているフリーランスのスカウトマンが圧倒的に多いですが、スカウト会社として法人でスカウト行為を業務にしている組織もあります。
スカウトマンは女性をスカウトしてプロダクションに紹介し、その女性の活躍に応じてスカウトバックを手にすることで報酬を得ています。
スカウトした女性が大人気女優となれば、月に数百万円というスカウトバックが得られることもあります。
現在は路上でスカウトすることができなくなったため、スカウトマンたちは独自の人脈を駆使してスカウト活動を行っています。
スカウト活動が制限されたことでスカウトによってデビューする女性が少なくなりましたが、やはり今でも単体女優として大活躍する女性の供給はスカウトに頼っています。
しかしながら、現代のプロダクションの中にはスカウトマンとの接触を断つプロダクションも増えてきています。
昔はAVに出演する女性が非常に少なかったため、スカウトマンが連れてくる女性に頼らざるを得なかったのですが、現在はAV女優がメディア進出を果たしていることや、社会が性に対して寛大になったことによって、自らAVに志願してくる女性が多くなりました。
ホームページの募集広告を見て応募してくる女性だけで構成されているプロダクションもあります。
応募理由も多様化しており、ポジティブなものが随分と多くなっています。
つまり、募集を掛ければ女性の方から集まって来る現代において、わざわざスカウトマンにたよってスカウトバックを支払ったり、金銭トラブルが起きてしまうリスクを抱えようとは思わないプロダクションが増えているのです。
AV業界は非常に入れ替わりの激しい業界です。
活躍できなければ全く稼げない仕事であるため、多く時の女性は1年以内に引退を余儀なくされ、業界全体では毎年数千人単位で新人が誕生しています。
また、自ら志願してくる女優を広く受け入れて球数を増やしてみたところ、所属女優のマネージングが忙しすぎて手が回らないと嘆くマネージャーもいます。
朝6時から夜12時までの業務のほとんどが女優の送迎で終わってしまうこともあるそうです。
この多忙な仕事の合間に女優を売り込むためのメールや電話に対応し、目の回るような忙しさで立ち回っています。
AV業界に抱かれる偏見から、プロダクションはあくどいことをしていると言うイメージが付きまとうものですが、実際にはこのように忙しく立ち回って女優を売り込むことに必死であり、プロダクションスタッフは女優のために身を削って働いています。
AVプロダクションは女優の人権を守っている
多くのプロダクションは優良プロダクションとなり、所属女優のために上記のように忙しく働いています。
しかし、世間がAVプロダクションに抱いている偏見はなかなか払しょくできるものではありません。
ネット上では憶測による議論が行われ、また週刊誌ではほんの一部の悪徳プロダクション取り上げてあたかもそれが業界全体の姿であるかのように書きます。
これによって、AVプロダクションは悪いものであり、女性を騙してAVに出演させているようなイメージがついているのです。
確かに、一部に悪徳プロダクションが存在することは否定できませんが、ほとんどは時代錯誤の偏見でしかありません。
悪徳さで比較するならば、AV業界よりも芸能界の方が悪徳でしょう。
政財界との汚い繋がりや麻薬汚染、枕営業などは芸能界の方が非常に多い。
実は、よりアンダーグラウンドなのは芸能プロダクションの方なのです。
誰がいい始めたか、国民的という称号を勝ち取ったアイドルグループは清純を売りにしているにもかかわらず、枕営業をだれもが行っていることはもはや疑いのないことです。
そこからAVへと流れてくるアイドルもおり、枕営業をしていたことをインタビューの中で語っています。
オモテの世界で一流の名前を持っている企業や芸能界は、オモテであるからこそ、オモテでは手に負えない部分の皺寄せがウラにいき、ウラの業界でも眉をひそめるようなやり取りが行われています。
しかし、AV業界は元々がウラであることから、ウラの顔もそれほどあくどいものではありません。
アウトローが関わっている場合もありますが、それを言うならば一般企業などでも同じことでしょう。
単に売り物が違うだけで、AV業界はセックスを売り物にしていると言うだけで攻撃対象になりやすいのです。
しかし、セックスを売り物にしているからと言って、フェミニストが騒ぎ立てるような人権問題など皆無なのが業界の真実の姿です。
逆に言うならば、過去には実際に女優の人権がおかされるような事件も起こったことで、女優の人権を守るために業界全体が成長していき、悪徳プロダクションは淘汰された結果、今のAV業界があるのです。
胸を張ってAV業界へ
人権侵害を騒ぐならば、まずAV業界を偏見の目で見ること自体が人権問題だと声を大にして言いたい。
AV業界にいるからと言って、その女性を頭がおかいしい、精神的に病んでいる、なにか暗い過去を背負っているなどと決めつけている人が非常に多いですが、それこそが明らかな人権問題でしょう。
AV女優を目指す女性には、ぜひ胸を張って業界入りしてほしいと思います。
多くのプロダクションは上記のように売り込むために多大な努力を払ってくれるような、よいプロダクションです。
後ろめたい思いや、真実を伴わない噂を恐れて躊躇しなくともよいのです。
ただし、一部に悪徳プロダクションが存在するのも事実です。
そのようなプロダクションに出合わないためにはどうすればよいかは、他の記事に詳しく書いているので、下記の用語集「プロダクション」をクリックしてご覧ください。