顔を出してまで稼ぎたい人が知っておきたい4つのルール
AV女優とそれ以外の女性(風俗店に勤務する女性も含めた女性全体)の最も大きな違いは何か、と言うことを考えてみた時、最も決定的な違いは何かと考えれば、それは「顔をさらす覚悟を持っていること」と言えるでしょう。
裸を切り売りする職業には、援助交際から風俗店勤務があり、この他より一般レベルで見てもセックスフレンドを持つことや不倫をすることなど、複数の男性と性的交渉を持つ方法は色々ありますが、その中でも顔をさらした上で大勢の男性と性的関係を持つのはAV女優だけです。
AV女優は顔をさらす職業
企画女優の中には「顔出しNG」にして、顔を出さずにAV女優やっている人もいますが、基本的には「AV女優は顔を出す職業」と思ってください。
風俗店での勤務は、来客を女性の希望に応じてモニターで確認できるなど、知り合いが来た場合には応対せずに顔がばれることを防ぐことができます。
風俗は顔を隠すことができるため、ばれなければいいと考えている女性が選択する方法であるとも言えます。
AV女優は風俗店勤務にくらべ、バレるリスクは高いと言えます。
世に顔をさらす覚悟がある女性だけがなれる職業とも言えます。
ただ、AV女優たちが持っている「顔を出す覚悟」も、1990年代から現代に至る過程で変わってきました。
1990年代後半より以前のAV女優は顔をさらす覚悟を持っていましたが、それには後ろめたさが伴ったものでした。
それだけにどこか悲しげな、不幸な印象が付きまとっていたものです。
しかしそれ以降からこの意識は少しずつ変わっており、現代のAV女優は、「女優」という意識が強く、堂々と仕事をこなし、その対価としてのギャラを得るためと割り切って顔を出しているように見えます。
顔はさらすが露出は制限できる
もっとも、AV女優たちは顔をさらすといっても、必ずしも素性までもさらすわけではりませんから、AV業界としてもAV女優たちが少しでもばれにくいように注意しています。
プロダクションとしても、女優たちが顔をさらすことに伴うトラブルはできるだけ避けたいからです。
顔を出すことで親や彼氏などといった女優にとって身近な人にAV女優をやっていることがばれることを「親バレ」や「彼氏バレ」といいますが、もし偶然的に自分の娘や彼女がAV女優をやっていたことを知ったならば、周囲は大騒ぎとなって、多くの場合大きなもめごとへと発展します。
女優の親が保守的で世間体を重んじるような考え方の場合には、女優の意思など完全に無視して無理やり連れ帰るというようなことにもなりかねません。
もしそのようなことになった場合、プロダクションとしても手の出しようがなくなるため、その女優が稼ぎ頭であった場合などには大きな損失を被ることになるのです。
したがって、このようにしてばれることをできるだけ避けるためにも、女優の希望によって露出する媒体を女優の希望によって制限するなどしています。
例えばある女優では、AVのパッケージに顔をだすのは構わないが、この作品を雑誌に掲載するのはNGだというような場合があります。
雑誌に露出すれば、それだけ多くの人の目に止まりやすくなるため、ばれる確率も高まるからです。
また、雑誌に掲載すること自体はOKですが、雑誌の種類を指定することも可能であり、例えばシールで小口を閉じているアダルト誌はOK、駅の売店で販売されるような週刊誌やスポーツ新聞のピンク欄はNGなど、露出の程度を細かく制限することもできます。
アダルト雑誌は発行部数が少ないため露出してもそれほど問題にはなりませんが、週刊誌やスポーツ新聞は発行部数が多いためそこに露出をするとばれる可能性が格段に高まるのです。
実際に、このように露出の程度を絶妙に調整することによって、人気を博して10年以上のキャリアを持っているにもかかわらず、引退まで周囲にばれることがなかった女優もいます。
ただし、普通ならば人気女優になって10年も活動していれば顔は知れ渡るものであり、顔がばれることはだれもが覚悟してAV女優をやっているのが普通です。
人気になればなるほど顔バレは普通のこととなり、単体女優クラスになれば親からの了承の元にAV女優をやっているケースは普通なのです。
ばれてもいい、あるいは周囲も公認で露出している女優も多い
そのように、誰にでもばれて良いとしているAV女優はDVD、雑誌、スポーツ新聞、週刊誌、テレビ出演など全てにおいて全開の姿勢で臨んでいる女優も多いのです。
最近ではAV女優の一般メディア進出は著しく、バラエティ番組などに出演しているAV女優も多いですが、このような女優たちはほとんど全開の姿勢です。
誰にでもばれていいとしてAV女優をしていることに誇りさえ感じている女性であり、親や知人も公認しているという例です。
この姿勢があってこそ多くの人々に存在を知られることになると言うこともできるため、人気女優にこのタイプが多いと言うのはごく自然なことです。
逆に、一切ばれたくないとしている女優も多く、このような女優は他に職業を持ちながらアルバイトとしてAVに出演している企画女優に多いです。
つまりAV出演はするものの、パッケージにまで目線が入っており、映像以外では顔をさらすことが一切ないと言う女優です。
実際の人妻が裏バイト感覚で出演している場合などにもよく見られることで、このような場合にはほとんどばれることはありません。
毎年1万本以上リリースされているAVの中から、運悪く知人が出演DVDを見てしまうという以外は一切ばれる理由がないのです。
以上のように、AVが紹介される媒体やAV女優自体が登場する媒体は様々なものがあり、露出制限にも様々なケースがあります。
しかし、これはプロダクション側がAV女優たちに強要することは一切ありません。
宣伝すれば売れそうだと思える女優に対しても、その女優が自ら選んだ程度で露出が行われることとなります。
つまり、知名度を高めて仕事の量をどんどん増やしていきたい、AV業界のトップを目指しているなどの女優ならば全開で露出をできるだけ増やしていくようにし、ばれる危険性が高い中で働くことになります。
これとは反対にできるだけばれたくないと思う女性は露出を控えていくことになります。
このように、AVといえばだれでも顔を出してばれる危険性が高い中で働かなければならないように感じるかもしれませんが、顔ばれの危険性が「女優自身が選択している」ということです。
業界としては各女優たちの選択に応じて女優たちを周到に保護しています。
だからこそ、裸になることの後ろめたさがどんどんと薄れていき、毎年数千人のAV女優がデビューしているともいえます。
実際に出演できるかどうかは別として、ごく普通の女性でも出演を決意しやすい環境が出来上がっているのです。
1990年代後半以前はこのように露出をコントロールする環境が整っていなかったのですが、実それが次第に整っていき現代ではばれたくなければほとんどばれないという状態になっています。
AV女優志願者が増えていることは、このこととも無関係ではないでしょう。
「露出制限ができる=100%ばれない」ではない
しかしながら、これらのことは100%ばれないことを補償するものではありません。
メディアへの露出を一切さけ、パッケージにも目線を入れて出演をしても、知り合いが見てしまえばばれる可能性は皆無ではないのです。
女優自身もそのことは承知して仕事をしています。
したがって、100%ばれない保証がほしいと言ってもそれは無理なことであり、100%の安全を求める女性はAV出演を断念するほかありません。
このほか、偶発的なトラブルによって露出の危険性が高まることもないわけではありません。
実際にあったトラブルですが、あるコンビニ系月刊誌の表紙にコンビニ誌への露出をNGとしているAV女優の写真を使ってしまったということがありました。
このような場合にはコンビニ誌側に全責任があるため、金銭の授受などで解決となりました。
このように、女優が露出制限をしていても偶発的なトラブルで露出の機会ができることがないわけではありませんが、これはもう運が悪かったとしか言えません。
しかし、トラブルが「全誌回収」などでしか終息しない事態に陥れば出版社とプロダクションの間で泥沼のトラブルに発展するため、このようなトラブルが故意に起きることはまずないと言っていいでしょう。