なぜ、AV女優は悲惨と思われるのか、原因を徹底調査!
AV女優や風俗嬢といったセックスワーカーは、「悲惨」というイメージがつきまとい、批判の的になりやすいものです。
これはなぜなのでしょうか。
AV女優が批判されがちな理由とはどこにあるのか
少なくとも、AV女優や風俗嬢は両手を広げて社会に歓迎されることはありません。
「なぜ悲惨と思われてしまうのだろうか」を徹底的に考えてみたいと思います。
その結果得られた答えを、ここで書いてみたいと思います。
なぜ職業差別を受けるのかを知ることはこれからAV女優を目指す人にとっても重要なことです。
差別を受けねばならないのかわからないままに差別を受けるよりも、こういう理由が合って職業差別の対象になりやすいのだと分かれば、何もわからないままに差別を受け続けるよりはいくらかマシだからです。
性の商品化の問題
まず語られるべきは、性の商品化でしょう。
性を売る行為、すなわち性の商品化は悲惨であるという報告がジャーナリストなどによって報告されたものがあり、
「性の商品化=悲惨」
というイメージがセックスワーク全体について回ることになりました。
特に、フェミニスト(女性の権利を主張する人)たちは性の商品化が悲惨であることを論拠として運動を進めてきた背景が大きいです。
AV女優をやっている当の本人は、
「自分で決めて体を売っている」
「自分の考えででAV女優をやっている」
「好きでやっているのだから放っておいてほしい」
と思っており、「悲惨」とは無縁です。
しかし、一部の有識者の主張によって、
「性の商品化は、業界によって性搾取され、何か理由がある女性が性奴隷にされている」
というイメージは抜け切れないのです。
よって、世のイメージはいまだに、
「性の商品化は悲惨である。よって、AV女優は悲惨である」
という風潮のままなのです。
社会的責任を背負わされている
AVには、性犯罪を抑制するという価値を生み出している反面、AVが与えている悪影響もあります。
例えば、生でセックスをし中出しをする撮影に臨み、これを見た青少年がそのようなセックスを当然のものとしてとらえてしまうなどが考えられます。
この他にも、性を商品化して性的な行為を行っていることによって、AVの視聴者以外の多くの人々を不快にさせている面もあります。
AVとは無縁の女性からすると、「AVなんて見る男性が信じられない」という意見も多いのです。
AVの多くでは、女性は、男性に従属的な存在として描かれ、時には男性の一方的な射精の対象として描かれていることもあります。
これが現代社会に生きる人々の意識や行動に多かれ少なかれ影響を与えている事を考えると、やはり「自由意志でやっている」とは言え、一定の社会的責任はあり、批判を受け、職業差別を受けることもあることは否めません。
実際に、AVのなかで行われるような行為を現実世界で犯してしまい、犯罪化しているケースも存在します。
そのような事例が起こると、「原因はAVにある」なんて騒ぎ出すジャーナリストが出てきて、犯罪者の倫理観の欠如は棚に上げられ、「AVが悪」という風潮が世に展開されることになります。
AV女優に直接的な責任はないにせよ、世の中はそのような見方をする人も多いことは認識しておいてください。
被害者のイメージ
次に論じたいのが被害者のイメージです。
昔のAV女優は「ワケあり」が多かったことから、
「借金苦でだまされている」
「悪い人にいいように使われている」
いまだにそんなイメージが残っています。
↑のページで説明している通り、今どきのAV女優はポジティブな理由でAV女優になっています。
しかし世の中の、
「AV女優は何かしらの理由を抱えており、その理由を利用されてAV女優になってしまっている」
という見方は消えないのです。
もしあなたがAV女優になって、周りに公言してみてください。
間違いなく、「ヤバいって!絶対やめたほうがいいって!」という人が現れます。
本来、女性の自由意志によってAV女優をやっているにもかかわらず、「男性による強制によってAV女優をやっている」イメージが消えないことから
「AV女優=被害者」という認識は消えません。
まとめ
以上のことから、AV女優が職業差別を受ける理由は以下の二つであることが分かります。
- AV女優が自由意志によるものであると主張をしても、結局は公共の福祉や性道徳に反するという考え方と、それが社会にもたらす害悪の影響は大きいとする考え方がある
- たとえ本当に自由意志でAV女優になっていたとしても、それは嘘であり結局は性的搾取を受けているのだと考えられてしまうこと
つまり、AV女優として働く際には、これらの職業差別を受けることは避けることができません。
「自分で決めて、好きでやっているんだから」と主張したところで、
「でもそれで性道徳に悪影響を与えて許されると思ってるの?」
「自分で体売ることを決めるなんて、こいつ絶対知的障害者だろ」
などと批判されてしまうのです。
抵抗できない者に対しては、無視する方法を身につけるのが最良の自己防衛手段になります。
あらゆる批判を意に解さず、無視するようにするほかないでしょう。