企画女優で稼ぎ続けるコツ~NG項目を徐々に減らそう~
企画女優は、そのAV女優の実力や知名度・人気によってギャラが異なり、これは単体女優と同じところです。
しかし、出演する内容によってギャラは変動します。
企画女優として活動し売るコツとは、どのようなことでしょう。
企画女優は撮影内容でギャラが変わる
単体女優のギャラは、メーカーと専属契約する時にプロダクションと相談して決まります。
基本的には契約期間中の全ての作品に対して全て同額のギャラが支払われます。
どのような内容でもギャラが変動することはありません。
さらに契約期間中にNG項目を理由として契約破棄をされたりギャラが下がったりすることがないため、特殊な場合を除けばNG項目を変更する必要はありません。
企画女優も、そのAV女優の実力や知名度・人気によってギャラが異なり、これは単体女優と同じところです。
しかし、出演する内容によってギャラは変動します。
同じAV女優が出演する作品において、ノーマルな内容で体力的にそれほど負担が大きくない作品と、ハードな内容で体力的にも負担が大きい撮影や特殊な技術が必要となる作品とでは、後者の方がギャラが高くなる傾向があるのです。
なぜNGを解禁するのか
AV女優の活動形態として、単体女優として活動した女優が企画女優に転身して活動すると言うものがあります。
このような女優や最初から企画女優として活動している女優は、活動を重ねるに従って徐々にNG項目を減らしていき、だんだんと過激な内容の作品に挑戦するようになるものです。
時にはなかなか挑戦しづらいような内容にも挑戦するようになるものですが、これはどうしてでしょうか。
単純な理由は、出演の機会が得やすいからという理由です。
月に出演できる本数には限りがあるため、限られた本数の中で少しでも多くのギャラを獲得したいと思えば、ギャラの高いハードな作品に出演することによって、1本当たりの単価を上げる必要があるのです。
このような理由から、ハードな作品に出演すると言うのが一つの理由です。
もうひとつの理由は、報酬以外の面での理由です。
つまり、仕事の幅を広げることや技術を高めること、評判を良くすることです。
NG項目が減れば、それだけ出演可能なジャンルが広がり、仕事の幅は広がります。
仕事の幅が広がれば、その中で自分が得意とするジャンルが新たに見つかったり、思いがけず技術が向上することがあります。
そして、「あのAV女優は挑戦心旺盛でなかなか見込みがある」というように、業界内での評価も向上します。
NG解禁でファンの心をつかむ
ある期間をAV女優として活動していくと、当初から活動していた領域と同じジャンルや内容では、継続的に出演依頼を受けることが難しくなります。
「このジャンルならあの女優」というような、その地位における不動の地位を確立していれば同じジャンルでも活動し続けることが可能ですが、そのようなケースは稀です。
したがって、単体女優として契約している期間中や、企画女優として活動を始めたばかりの頃は色々なジャンルに手を出さずとも、自分がやりたいジャンルだけで活動を継続していくことができます。
たとえそれが難易度の低い作品であろうとも、一通りは出演することが可能です。
しかし、一通り出演し終わった後はどうでしょうか。
それでもなお同じような作品に出演する機会は、そのジャンルでよほどの人気を誇っている場合などを除けば、減っていくのが普通です。
この時期に差し掛かると、メーカー側はAV女優に対してNGを解禁するよう促すこととなります。
活動初期のAV女優たちはコスプレやドラマなどのオーソドックスな作品に出演するのですが、それは他の女優たちも皆最初に経験することです。
今まではSM、レズ、放尿など色々なアブノーマルなプレイをNGにしていました。
もちろんこれまで通りオーソドックスな作品に出演しても見てくれるファンもいることでしょうが、多くのファンは「もうオーソドックスなのは見飽きたな」と思うものなのです。
このタイミングでNG解禁をすることで、これまでとは違ったタッチの作品や新しいジャンルに挑戦した作品を出せば、ファンは「あの女優がこんなことをしている、見てみたい」という気持ちになるのです。
例えば、今までかたくなにアナルセックスをNGにしていた女優がアナル解禁したとなれば、多くのファンは飛び付くのです。
NGは徐々に解禁していく
しかし、NG項目は徐々に、優しいものから解禁していきます。
なぜならば、いきなり急激な方向転換をして過激すぎる内容の作品に出演すれば、ファンを失うこともあるからです。
これまで清純派で売っていた女優がいきなりスカトロに挑戦しても、それまで清純であることを好意を抱いて作品を買っていたファンたちは離れてしまうことでしょう。
したがって、この女優は長く活動できると見込んだ場合、プロダクションは急な路線変更や急な過激化はしません。
AV女優はプロダクションのマネージャーとの相談やメーカーのプロデューサーから「こんなジャンルが君には似合う」といった指摘をされることで、バランスを取りながらひとつずつNG項目を減らしていきます。
このため、長く活動している女優であればあるほど、時間をかけてじっくりとNGを解禁していきます。
そのため、女優本人たちもあまり抵抗を感じることなく、だんだんと広いジャンルとハードな内容を許容するようになってきます。
このことは、徐々にNGを解禁することによって、人気を保ちながら延命していくとも言えます。
NG解禁のなかで見つかる宝
NG解禁と言うと、徐々に過激な作品に出演していくことになる点ばかりを意識してしまいます。
「NG項目を減らす=嫌なこと」と捉えがちですが、NG項目を減らすのは決して悪いことではありません。
なぜならば、NG項目を減らして新しいジャンルに挑戦したところ、自分に非常に合っている、「このジャンルを極めたい」と思えるジャンルに出会える可能性があるからです。
もしそのようなジャンルに出会い、実際にそのジャンルにおける技術を極めてしまえば、そのジャンルで不動の地位を確立することができます。
そして、多くの出演依頼を獲得することも可能となるのです。
実際、NG解禁によって大成功のきっかけをつかんだAV女優は少なくありません。
ある女優Aは、SMで大成功を収めた女優です。
Aは単体時代を経て企画女優になっていますが、単体時代からソフトSMをこなす女優でした。
それ以外は持ち前の巨乳を活かした作品にいくつか出演しています。
企画女優になってからハードSMに挑戦したのですが、そのきっかけは些細なことからでした。
あるとき、メーカーの企画で「Aが引退するまでに経験したい10のこと」という企画が持ち上がりました。
1つずつNGを解禁するという案が出たことで、その10のうち1個がハードSMだったのです。
ハードSMは本格的なもので、縄で体を縛る緊縛プレイも行ったのですが、縛ってみたところ巨乳が映えて非常に魅力的な作品に仕上がることが分かったのです。
それからというもの、色々なSMレーベルから出演依頼が引きも切らず、見事SM女優としてのキャラクターを確立したのです。
このような思いがけない経緯からキャラクターを確立するAV女優は少なくありません。
この他にも、レズに挑戦してみたところ攻め役が見事にマッチしてレズのベテランとして仕事を重ねた女優もいます。
NGを少しずつ減らすのは業界の通例
難易度の低い作品だけでは、いつまでも活動し続けることは難しいものです。
NG項目を一つ減らせばそれだけ仕事の幅は広がります。
その中で自分のキャラクターや技術が身につくこともあるでしょう。
それが評判を呼べば、そのような作品を制作する時には、「よし、あの子にお願いしよう」と声がかかるようになるのです。
評価が得られると言うことは、承認欲求を満たしてくれることで、成功体験にもなることです。
そのため、今まではNG解禁なんて絶対にしたくないと思っていた女優も、少しずつ苦手項目を克服していきます。
それぞれの撮影で自分のキャラクターにプラスになりそうなものはないかと頑張っていく女優は多いものです。
そのような女優が多いだけに、このようなNG解禁の流れは業界の通例になっています。
逆に言うならば、企画女優として活動していく上で、他の企画女優たちが積極的にNGを解禁しているにもかかわらず、自分だけかたくなにNGを守り続けていれば、やがて仕事はなくなってしまいます。
AV女優たちがこれを知っているということも、彼女たちをNG解禁に駆り立てているとも言えます。