AV女優になりたい女性が増え、AV女優のレベルが劇的に上がった
ここ数年で、AV女優が歌手活動などのアイドル的な活動を行い、またバラエティ番組などにも出演する機会が増えてきました。
これを見ると、「AV女優って、なんでこんなに可愛い(美人な)子が多いんだろう」と不思議に思っている人も多いのではないでしょうか。
その背景には、AV女優になりたい女性が増えたことがあります。
AV女優が増えた結果、AV女優全体の平均的なレベルが飛躍的に向上したのです。
本稿では、AV女優になりたい女性が増えている現状、そして、その結果どのような状況が生まれているかを解説していきます。
AV女優が急増している?
近年、自らの意志でAV女優になりたいと考える女性が増えています。
昔は、やむにやまれない理由からAVに出演する女性が多かったのですが、最近ではそんなことはなくなっています。
AVに出演する女性の属性を見てみても、学生、フリーター、会社員、公務員、主婦など、様々な属性の女性がAVに出演しているのです。
出演のきっかけも、単なる好奇心やその場の勢いというケースが増えています。
例えば、
- たまたまインターネットで「モデル募集」の広告を見つけて好奇心を駆られた
- 「女性 高収入 アルバイト」などのキーワードでアルバイト探しをしていたら、AVの求人広告を見つけて、給料がいいので興味を持った
- 街中でスカウトマンに「AVに興味ない?」と声をかけられて、勢いで応じてしまった
などです。
一昔前ならば、そんな広告を見たり、スカウトマンに声をかけられたりしても「とんでもない」と考えて応じなかったでしょうが、最近ではちょっとした心の揺れでAVに出演し、カメラの前で裸になり、セックスをすることに抵抗がなくなっているのです。
しかも、AVに好奇心を抱く女性というのは、なにも遊び好きであるとか、淫乱であるとか、派手であるとか、そんな女性に限ったことではなく、今やだれがAVに出演していてもおかしくない時代になりつつあります。
仕事の内容はカメラの前でオナニーをしたり、オーラルセックスをしたり、本番行為をしたりすることなのですが、中にはAVに出演するまでの男性経験が1人か2人しかいないという女性も非常に多くなっているのです。
かといって、抵抗感を抱いて出演するというのでもなく、「できればもっとたくさんのAVに出演したい」「1日でも長く続けていたい」と考えるAV女優が多いのです。
一昔前の常識でいえば、AV女優は底辺の仕事でした。
AV女優になることは、たくさんのお金を稼ぐことができますが、それだけにバレたら社会的にヤバいというリスクを背負うものと考えられていました。
価値観が古い人ほど、今でもAV女優に対してこのような考えを持っています。
しかし、時代も価値観もずいぶんと変化しました。
そもそも、「AV女優はたくさん稼げるけれど・・・」という前提が通用しない時代になっています。
AV女優の全体のうち、80%以上の女性は1本あたり数万円のギャラで出演しています。
そのような「その他の80%」にカテゴライズされる、無名のAV女優であれば、AVだけで生活していくのは簡単なことではなくなっています。
裸をさらすだけではお金にならず、ノーマルなセックスだけでは報酬が低く、過激な性行為を披露して、それがDVDやネット配信の動画となって不特定多数の男性にさらされ、それでも生活が厳しいケースが少なくないのです。
なぜAVは稼げなくなったのか
これは、価値観の変化によるものです。
1990年代までは、AV女優は確かに稼げる仕事でした。
これは、AV女優という職業が最底辺の仕事であり、やりたいと思う女性がほとんどいなかったからこそ、多額の報酬を与える必要があったからです。
また、AVの売れ行きも非常に良かったため、メーカー側もたくさんの報酬を準備することができたのです。
そのため、当時のAV女優は、人並みのルックスとスタイル、そして裸になりセックスを披露する覚悟さえあれば、ともかくAVに出演してたくさん稼ぐことができました。
しかし、最近では全く状況が違います。
AV女優の数が非常に増えたため、それなりの職業についている女性でも、AV女優であることをうまく隠しながらAVに出演できるようになりました。
平成生まれの若い女性たちになると、親の価値観も変わってきていることから、親公認でAV女優をやっている女性もいます。
若い女性であればあるほど、AVに出演し、裸やセックスをさらすことに恥ずかしさやうしろめたさを感じにくくなっているのです。
このことは、AVに出演するまでの経緯をみても明らかです。
かつては、AV女優になる女性はほとんどすべて、街頭でスカウトマンに声をかけられ、スカウト経由でAV女優になっていました。
しかし、最近では上記の通り、インターネットの募集広告などを見て、自らAV出演を希望する女性が増えています。
大手のプロダクションになると、あまりにも応募数が多いために、顔写真付きの応募メールだけでかなりの女性を不採用とすることもあります。
これは、応募数が増えて平均値が上がったことが原因です。
不景気のあおりを受けた女性たちが、収入を確保するために応募するだけではなく、単なる好奇心や性的欲求から応募する女性まで、幅広い層から応募があるのです。
プロダクション側の需要と、応募者の供給が完全に逆転しており、供給過剰状態に陥っています。供給過剰に陥れば、賃金が安くなるのは当然のことです。
したがって、一昔前のように、「人並みのルックスとスタイルと覚悟」があるだけでは、とてもAV女優にはなれません。
人より優れたルックスとスタイルと覚悟が求められるようになっています。
このほか、性格的な要素まで吟味され、それらが一定水準に達していない女性は、末端のAV女優にもなれない時代なのです。
AV業界とAV女優の状況
AV女優として働くためには、必ずAV専門のプロダクションに所属する必要があります。
AV専門のプロダクションは、現在150程度あるとされています。
それぞれのプロダクションの規模は異なりますが、平均してひとつのプロダクションに50人のAV女優が所属していると考えると、単純計算で7500人のAV女優が存在することになります。
そのうちの3分の2くらいは、稼げずに1年以内に辞めていきます。
そして、また新人のAV女優がその穴を埋めます。実に、毎年5000人くらいが入れ替わっているという状況なのです。
しかも、昨今のAV業界においては、AVの売り上げが低迷しています。
インターネットで検索すれば、無料で過激なエロ動画がいくらでも見れる時代ですから、AVがなかなか売れなくなっているのです。
そのため、AVメーカーも積極的にAVを制作できず、製作費も削減が続いた結果、AV女優の給料は下がっていますし、リリースされる本数も減り、AV女優になったもののまったく仕事がないという女性もたくさんいます。
AVプロダクションに所属しているAV女優のうち、半分以上がうまく仕事にありつくことができず、それなりに出演できているAV女優は30%くらいのものです。
AV女優の二極化も激しく、一部の売れる女性はとことん売れて、大部分の売れない女性はとことん売れない状況です。
だからこそ、プロダクションもたくさん稼ぎだしてくれる原石を発掘しようとするあまり、採用基準が厳しくなっているとも言えます。
このようにしてAV女優のレベルが上がっているのですが、このことは現代のAVと90年代のAVを見比べると、よくわかります。
90年代のAV女優には、飛びきりの美人は少ないものですし、魅力的なスタイルのAV女優も少ないものでした。
バストサイズにしても、EカップやFカップもあれば巨乳としてすぐに人気AV女優になったものです。
しかし最近では、EカップやFカップのAV女優は全く珍しくありませんし、Gカップ以上のAV女優もたくさんいます。
そして何より、ルックスがアイドルよりも優れているような女性がたくさんいるのです。
このことから、AV女優のレベルが向上しているのは一目瞭然です。
AVメーカーはできるだけたくさん売るために出演する女性の基準を厳しくして、AVプロダクションはそれに応えるために採用基準を上げたからです。
ならば、そのような厳しい業界で、そのような美しい女性が、自ら志願してAV女優になるほど、AV女優という仕事は魅力的な職業なのでしょうか。
出演料や成功率の低さから安定性に乏しく、業界は縮小傾向にあって将来性に乏しいと言えます。
それだけを考えれば、AV女優はそれほど魅力的な仕事であるとは言えません。
しかし、堅い職業についている女性や主婦が、性欲を満たしたいと考えた場合には、バレないための対策をきちんと行いながらAV女優になることで、性欲を十分に満たすことができます。
また、本業だけでは生活が厳しい女性会社員やフリーター、女子大生などにとっても、アルバイトとしては割のいい仕事と言えます。
給料が低くなったため、専業AV女優として生活していくことは難しくなったとはいいながらも、一般の職業から比べると短時間で効率よく稼ぐことができるのも事実です。
例えば、末端の女優として1回の出演につき5~10万円の給料を稼ぐことができるならば、週に2~3回も出演することによって生活はかなり楽になるでしょう。
不景気によってお金に困っている女性にとっては、やはり割のいいバイトになるのです。
この他、アルバイトとして始めてみて、「もし可能性が見えたならば、AVの世界で生きていきたい」と考える女性もいます。
AVの世界で成功するのは容易なことではありませんが、一握りの人気者に食い込むことができれば、月に何百万円と稼ぐことができる仕事だからです。
ここでは簡単に述べましたが、AV女優になりたい女性が増えている背景を詳しく知ろうと思えば、もっとたくさんお伝えすべきことがあります。
もし本稿を読んでいるあなたがAV女優になろうと思っているならば、ぜひ当サイトの記事を読んでみてください。
あなたのAV女優になりたいという志望が、なんらおかしなものではないことがよくわかると思います。