中出しOK女優が飲んでいるピル、その副作用
AV女優たちは作品へのオファーを受けたとき、その作品に中出しの描写がある場合には事前にそのことが伝えられます。
そして、撮影に合わせてピルを服用しておくように指示されるのです。
そもそも、ピルとは何なのでしょうか。
見出し
ピルの素晴らしい効果
AVの時ジャンルのひとつに中出しがあります。
中出しは自然界における種付けの行為そのものであり、特殊なジャンルであると言えます。
そのため、昔は中出しを容認する女優はあまりいませんでした。
しかし、最近では中出しがスタンダードとなっています。
多くの女優が中出し撮影を行い、中には何人、何十人という男性から連続で中出しをされるというような作品もあります。
中出しをかたくなにNGにしながらも人気を維持できるのはごく一部の超人気女優に限られます。
今や相当な人気がある女優でも活動開始から一定期間を経ると中出しに挑戦しています。
この時に心配なのが妊娠です。
しかし、中出し撮影では妊娠の可能性はほとんどありません。
女優たちは作品へのオファーを受けたとき、その作品に中出しの描写がある場合には事前にそのことが伝えられ、撮影に合わせてピルを服用しておくように指示されるのです。
ピルを飲めば安全か
そもそもピルとは何なのでしょうか。
簡単に言うならば、女性ホルモンを体外から薬として摂取するようなものです。
エストロゲンとプロゲステロンという二種類の女性ホルモンが合わさった薬です。
これらの女性ホルモンは、自然の周期によって排卵してから生理がくるまでの間と、妊娠している時に生産されるものです。
つまり、ピルを飲むと体内はこれと同じ状態になるため、結果的に妊娠しなくなります。
ピルを飲むことによって100%妊娠が避けられるわけではありませんが、ピルの避妊効果は99.7%であることからほぼ100%であると言えます。
確率的にいえば1000回の中出し撮影を行って3回妊娠する危険性がありますが、抜群の避妊効果があると考えていいでしょう。
理論的には100%避妊できるコンドームは97%の避妊率です。
装着の際のミスを考慮した避妊率は86%に上るというデータもあります。
そのとこから、コンドームをつけてセックスをおこなうことと、ピルを飲んでセックスを行うこととでは、ピルを飲んでセックスしたほうが避妊率は高いのです。
さらに、ピルを飲んでいるのに妊娠してしまう0.3%も、本人の気付かない飲み忘れや相互作用薬の服用などが原因となっています。
医師の指導のもとに忘れることなく正しく服用することによって、避妊率はさらに高めることができます。
このほか、避妊率が100%ではないことには、もし製薬会社が「100%の避妊率がある」
と主張してしまえば、もし何らかの原因によってピル服用者から妊娠者が出た時、バッシングを受ける可能性があるという意図も働いています。
そもそも100%という数値は科学的態度とは相いれないものです(もちろん、コンドームは性感染症を防ぐという大きな効果があることは無視できません)
日本ではピルの解禁が遅かったため正しい知識が浸透しておらず、ピルに対して誤った認識もあります。
これは先進諸国の中では珍しいことで、フランスではピルを服用している女性が全体の80%を占めます。
また、ピルを飲むことは単に避妊だけではなく、色々な副効果を得ることができます。
その副効果とは
- ホルモンバランスが崩れていることによる不正出血を改善する
- 予定生理をずらすことができる
- 生理痛がひどい場合にはそれを緩和することができる
- 生理不順を改善する
などであり、とにかく女性にとって様々なよい効果をもたらしてくれます。
セックスワーカーであるAV女優にとっては、時に強い味方となってくれるのがピルなのです。
ピルには副作用もある
ただし、ピルには副作用が出る可能性もあります。
比較的よくみられる副作用には体重の増減、偏頭痛、吐き気、嘔吐、イライラ、性欲減退、むくみ、膣炎等があります。
また、一応は稀に起こる重篤な副作用も知っておくべきでしょう。
肝機能障害
上記の通り、ピルはホルモンを体内の自然な生産に頼ることなく、人為的に摂取するものです。
そして、ホルモンの代謝は肝臓で行われることとなります。
つまり、本来肝臓が想定しているよりも多くの代謝を強いられることになります。
その為、長年にわたってピルを服用して肝臓に疲労がたまっていくと、やがて肝機能障害を起こす可能性があります。
体質的に肝臓が弱い人は注意が必要です。
中出し撮影の時だけではなく普段からピルを服用に、ピル+コンドームによって撮影時の避妊率を高めているならば、定期的に検査を行ってチェックしておく必要があります。
心臓や血管への影響
ピルには血液凝固作用があるため、血栓ができやすくなるというのも良く取り上げられる副作用です。
血管系へのこのような副作用は、時に重篤な疾患の引き金となります。
そのため、心臓に心筋梗塞や狭心症などの疾患がある人や血圧が高い人、高脂血症や高コレステロール血症の人、脳血管障害などを持っている人は、ピルの服用が好ましくないとされるほどです。
これらの既往は中年以上に良く見られるものであるため、若いAV女優がそれほど気にすべきものではありませんが、決して忘れてはならない副作用と言っていいでしょう。
また、このことについて、喫煙者は非喫煙者に比べて明らかに心臓・血管系への障害が発生しやすいとされています。
ピルを服用するならば本来禁煙することが好ましいのです。
しかし、AV女優たちは多くの撮影で口内に射精をされるため、その味を打ち消す口直しとして喫煙をしている女性が非常に多く、他の業種に比べて異常に喫煙率が高いです。
その為、ピルとこの障害と喫煙の関係には留意しておく必要があります。
体重増加とむくみ
ピルを飲むと太るというのは、副作用の中でも良く知られているものでしょう。
中出し撮影に合わせた短期間の服用ならば明らかに体重増加が見られることはないのですが、服用を長期間続けていると肥満傾向が現れてくるものです。
最近は技術の向上によってこの副作用も現れにくくなっています。
それでも美貌を売りにするAV女優にとって肥満は嫌悪されるものであり、長期間服用するならば注意が必要です。
むくみについても同様のことが言えます。
むくみを解消すればスタイルがより整うため、むくみもあまり好ましいものではありません。
ピルの服用によって水分がたまりやすくなるため、このことも注意が必要です。
乳腺肥大
乳腺肥大が起こると言うのは胸が大きくなるということでもあるため、一見AV女優にとって好ましい副効果と言えるかもしれません。
しかし、乳腺肥大が起こると胸が張って痛むことにもつながり、胸を激しく揉まれたり吸われたりするAV撮影ではむしろ不都合が多いと言っていいでしょう。
子宮筋腫への影響
エストロゲンによって子宮筋腫へのリスクが高まります。
そのため、子宮筋腫を患っている人にとっては、ピルを飲むことによって筋腫が増大する可能性があるため要注意です。
カンジダへの影響
ピルを服用するということは、プロゲステロンを摂取すると言うことでもあり、これによって膣内が酸性に傾きやすくなります。
これによってカンジダ膣炎を起こしやすくなります。
生理前に膣内にかゆみを感じる人がいますが、これもプロゲステロンが生産されることによって起こるものです。
これと同じ状態が、ピル服用によって作られることとなります。
その他
この他の稀な副作用があります。
科学的にはまだ立証されてはおらず、あくまで可能性が示唆されているにすぎませんが、知っておくにこしたことはないでしょう。
それらの副作用とは、糖尿病がある人はピルの服用によって悪化することがある、何らかのガンを引き起こすことがあるなどです。
以上がピルの副作用です。
ピルとコンドームを併用した場合の避妊率は限りなく100%に近く、理論的には1000年間毎日セックスをし続けても妊娠することがないと言われるほどです。
そのため、AV女優が中出し撮影かそれ以外の撮影かにかかわらずピルを服用することは、妊娠を避ける意味において非常に有効な手段となります。
しかし、副作用もまた無視できないものです。
安全と言われていたはずの薬が、流通してから数十年後に重大な危険性が発覚すると言うケースもないわけではありません。
そのため、ピル+コンドームによる高い避妊率をみて「そこまでしなくてもいいかな」と思うならば、普段はピルを飲まずにすごし、中出し撮影の際だけ短期間服用するというのが良いでしょう。