淫語(いんご)はひとつの付加価値、「ルックス+何か」が成功のカギ
AV女優に必要な要素として、ルックスやスタイルは必須の要素として、そのほかに磨けば磨くほど活躍の場を広げられる能力として演技力・表現力があります。
演技力とは与えられた役柄を以下によくこなすかであり、表現力はどのようにエロを表現していくかでしょう。
淫語やエロい声、あえぎ声なども表現力によって大きく差が出るものであり、これは重要なものです。
表現力は大切なスキル
表現力がいかに大事であるかを知るためには、AVをミュートで見てみるとよいでしょう。
青少年時代に家族への配慮からAVを消音状態で見たことのある人ならわかるでしょうが、エロさが格段に落ちます。
それでも映像のみで興奮すると言う人もいるかもしれませんが、全く興奮しなくなると感じる人もいるでしょう。
逆に、映像を見ずに音声だけを聞いた時、音声がエロければそれだけでも興奮してしまうものです。
このように、AVでは音声が非常に大切な要素となるのです。
こう考えてみると、男優が女性のアソコをいじるときにことさらクチュクチュと音をたてていじったり、女優がフェラをするときにジュルジュルと音を立ててしゃぶったりするのは、音声を重視しているからであると言えます。
つまり、AVの興奮の要素として音声が非常に重要な役割を担っていると言うことは、表現力によってエロくフェラをしたり、淫語をうまく言ったり、興奮するあえぎ声を出せるようになればAV女優として活動の幅が広がると言うことです。
どのような表現が武器となるのか、いくつか例を見てみましょう。
方言
方言に萌える男性は多いものです。
これは方言をしゃべる可愛い女の子に焦点を当てたテレビ番組も存在するほどです。
ルックスとスタイルが同程度の2人の女の子がいた時、一人は方言であり一人は標準語であった場合には、方言をしゃべる女性に魅力を感じる男性は多いものです。
それくらいに、方言には女性の可愛さを引き立てる効果があり、また男心を引き出す効果を持っています。
方言によってイメージが異なります。
例えば関西弁や九州弁からは元気なイメージを抱くことが多く、東北では田舎の芋っぽさが強いため素人感が出ることでしょう。
もし地方の女性がAVに挑戦するならば、方言はうまく活用することで武器となります。
田舎の素人娘という設定でのAVならばハマり役になるでしょうし、そうでなくとも作風によっては方言が活きてくるものがいくつもあります。
素人物のAVを見てみると、地方の女性をキャスティングしているものも少なくなく、そのような作品では女性が方言をしゃべるものもあります。
参考として見てみると、方言の醸す魅力を知ることができるでしょう。
淫語
淫語も表現力としてとても魅力あるものです。
卑猥な言葉のことですが、ほとんどの場合はAV女優からM男性に向かって投げかけられる言葉です。
表現力があれば、Mではない男性でも興奮させられることもあり、強力な武器になることでしょう。
どこか男をゾクゾクさせる力を持っているのです。
桜井あゆの作品を見てみよう
出典https://twitter.com/ayu_sakural
方言と淫語はどちらもそれぞれがジャンルとして確立しているため、それらに特化したAVもたくさん存在します。
しかし、淫語と方言を両方とも活かして活躍しているAV女優もいます。
例えば桜井あゆが挙げられるでしょう。
桜井あゆは九州出身で、現在は大阪に住んでいる女優です。
撮影がある時に東京に出てきて撮影を行うという生活を送っていますが、企画単体女優以下ではこのような地方在住の女性は決して少なくありません。
彼女は大阪在住で大阪弁を使い、同時に痴女役としても活躍している女優です。
そんな彼女の作品の一つに、ドグマからリリースされた「淫語痴女 桜井あゆ」があります。
出典http://www.dmm.co.jp/
この作品はマニアックな作品で、桜井あゆがひたすら淫語責めを行うと言う作品であり、各チャプターで淫語のテーマを分け、興奮を提供してくれる作品です、M男性にはたまらない作品と言えるでしょう。
また、淫語を勉強したいならば、この作品は最高の教材になります。
例えばチャプター1では、手コキをして男優を絶頂へと導いているのですが、男優がイキそうになった時にカウントダウンが終わるまで我慢を強いるシーンがあります。
その中で彼女は「15、14、13、13、13・・・」といってなかなかイカせないと言うくだりを演じており、これが脚本のある演出であったとしても単なるカウントダウンを淫語へと昇華させているのは彼女の表現力です。
また、チャプター2では、彼女が「チンポ」という単語をひたすら言い続けると言うだけのものなのですが、様々な表現で繰り返すのを見ると、一つの単語でもこれほどのバリエーションで表現することができるのかと感心させられることでしょう。
この作品を見ると、表現力の高い女優が淫語を言った時に興奮の度合いが非常に高い表現ができると言うことが良くわかります。
表現力の低い女優が同じ内容の撮影を行っても、全く興奮できないものに仕上がることが目に見えています。
また、この時の方言がおっとりとした京都弁だったならば、それはそれで全く違う表現で興奮させていかなければならなかったでしょう。
関西弁と淫語がうまく組み合わさった良作と言えます。
出典https://twitter.com/ayu_sakural
桜井あゆは大きな目をもった魅力的なルックスをしていますが、スタイルを見てみると貧乳であるため、これはAV女優としてはマイナス評価される点でしょう。
しかし、彼女には表現力があります。
ツイッターなどで自分の貧乳を自虐的にとらえて「ちっぱい(小さなおっぱい)女優」と表現しており、自分のコンプレックスを自己プロデュースよってプラスに転じています。
これも表現力のたまものです。
その結果、彼女は貧乳でありながらおっぱいを重視する層もファンに取りこんでいき、ついには貧乳にもかかわらずパイズリに挑戦すると言う作品にも出演しています。
このように、表現力はAV女優の持つ能力としては非常に大切なものです。
表現力を磨くことが大切です。
表現力を磨いてみよう
それでは、表現力を鍛えるためにはどうすればよいのでしょうか。
基本的には、言葉をよく学ぶという習慣を付けることが大切でしょう。
とくに日本語は同じ意味に見えて実は違う意味である言葉と言うものが多く存在し、言葉をたくさん学べば学ぶほど表現力は向上します。
例えば筆者にしても、これまでに多くの文章を書いてきました。
今でも広辞苑と漢和辞典は手放さず、漢字の持つ意味や単語の持つ意味を大切にし、表現力豊かな文章が書けるようになることを心がけています。
また、特定のジャンルだけではなくい様々なジャンルの文章を書くことも大いに助けとなっていることでしょう。
色々な文章を読み、夏季、表現することを繰り返した結果、一年前にかいた文章を見直してみると、今の方が表現力が豊かになっていることを実感します。
このことをAV女優の場合にあてはめたらどうだろうかと考えてみた時、まず官能小説を読むことは様々なエロ表現を鍛えるために役立つでしょう。
官能小説作家たちがひねり出した珠玉の淫語がちりばめられており、色々なエロ表現を学べることと思います。
このほか、色々なジャンルのAVを見て、淫語を学ぶことはもちろんのこと、様々な表現の方法を学んでいくとよいでしょう。
また、撮影の現場だからと言って標準語に無理に合わせようとするのではなく、普段から方言の使いどころを考えて作品に取り入れていくことも大切です。
思うに、今やAV女優はただエロいだけでは不十分な時代になってきていると言えるかもしれません。
「ルックス+何か」が必要なのです。
可愛いだけ、スタイルがいいだけ、エロいだけでは、それらの要素は必ず必要なものではありますが、それ以外に何らかの付加価値が必要とされている時代です。
表現力もその付加価値の一つです。
様々な表現を自ら学んで磨いくことが必要なのです。
AV女優は頭が弱い、脳みそがたりないなどの侮辱がネットの一部で見られますが、トップ女優の多くが表現力ゆたかであることを考えてみても、彼女たちを馬鹿と見なす意見がいかに的外れであるかがわかるでしょう。
昨今のAV女優は、一般的な女性よりよっぽど努力家で勤勉なのです。