過去のおもしろ企画AV集!AV女優はこんなこともやるw
AVの分類の一つに、「企画もの」という作品が存在します。
これは、制作側が視聴者にウケる撮影を企画して制作するAVであり、時にバラエティ色の強いものもたくさんあります。
企画ものというジャンル
2000年代初頭から企画ものを多数制作している代表的メーカーはSODです。
マジックミラー号などは非常に面白い企画であり、AV男優の加藤鷹が江頭2:50の番組「がんばれエガチャンピン」に出演した際、一番好きなAVは何かと聞かれた時にマジックミラー号が好きだと言っていたことを記憶しています。
あえて注釈の必要はないかもしれませんが、マジックミラー号とは車の前面をマジックミラーで覆った車のことです。
車の中では女性が裸になりセックスを撮影するのですが、マジックミラー号は人通りのあるある場所に駐車されているのがポイントです。
車の周辺を通行する人は、マジックミラー号の中を見ることができないため、何ら注意することなく通り過ぎていきます。
しかし、中で裸になりセックスをしている女性からは外の様子が見えるため、多くの人の目にさらされているように感じて恥じらうのです。
これを撮影したのがマジックミラー号という企画でした。
この他にも印象に残っているものがいくつもあります。
筆者がまだ高校生の頃、筆者の兄がSODの企画ものAVばかりを集めた作品集をなぜか持っており、こっそりとを見たことがあります。
今ならば何とも思わないことでしょうが、性的にウブであった当時の筆者の脳裡には、その時に見た色々な企画ものが焼き付いています。
それらのなかからとくに印象が深かったものを紹介し、企画ものの実態を学んでいきましょう。
素人に扮する企画女優をナンパしてハメ撮りを行う「素人ナンパセックス」なども企画ものAVと言えますが、ここでは特に奇抜な企画を紹介していきます。
もはやエロさを感じない企画もある
バラエティ色が強すぎるためにエロさを感じない企画AVもあります。
AVの本来の目的が不特定多数の男性に性的興奮を与えることを考えるならば、ある意味失敗作と言うこともできるでしょう。
その代表として挙げたいのが「空中ファック」というあまりにも前衛的で大胆な企画です。
これは、タイトルの通り空中でセックスを行うと言うものであり、AV女優とAV男優が地上20メートルの位置に設けられた不安定な舞台でセックスを行うと言うものです。
企画ものよろしくルールが細かく設けられており、
- 与えられた持ち時間は30分であり、この30分をフルに活用しなければならない。
- プロとして「みせる」セックスをすること。
- 監督から与えられた脚本を忠実に演じ、なおかつ監督から指定された体位でのセックスを行うこと。
- フィニッシュの際には、その証として対空に向かってできるだけ遠くへ射精すること。
- 落ちた場合は失格となる。
- 女優をイカせることができなかった場合は、ペナルティが課せられる。
- 射精ができなかった場合、男女ともに地上20メートルのダイビングを強制される。
なんだかビートたけしのウルトラクイズを彷彿とさせるような映像展開のもとに進められますが、何ともばかばかしく、企画としては面白いのですが、エロ要素としては疑問の残る作品です。
地上20メートルに2畳くらいの広さの舞台がクレーンによって吊られ、命綱を腰に巻き不安定な舞台でのセックスが行われます。
怖くてセックスに集中できない葛藤と闘うAV女優とAV男優の必死さが何とも笑えます。
ルール5にあるように、一応落ちた場合も想定していることがシュールです。
作中では有名AV男優のチョコボール向井が出演していますが、前戯から挿入に移ると3分で絶頂に達し、女優からチンポを引き抜いて空中に向かって射精するのですが、そのときにバランスを崩して射精しながら落ちていきます。
実況者は「チョコボール選手、射精しながら落ちていきます!さすがです!」と実況し、地上ではなぜが爆破とともに粉じんが巻き上がるという無駄に壮大な演出が行われます。
筆者はこの作品を見た時、股間がアツくなることは一度もなく、終始へらへらと笑ってしまいました。
これぞ企画ものの醍醐味であり、エロとは全く無縁な角度からいかに攻めていくかと言うことに重点が置かれる作品もあります。
「負けたらレイプ」設定のAV
この他、当時の企画ものがいかにガチンコを求めていたのかが良くわかるのが、「女格闘家ガチンコキャットファイト」です。
この作品では、柔道家や格闘家などの経歴を持つAV女優をキャスティングして撮影が行われた作品です。
撮影の舞台となった貸しスタジオは巨大な倉庫であり、一目で金がかかっているとわかる設備が設けられています。
屋内には本格的なリングが設置されており、本物の格闘技イベントを開催しても遜色ないほどです。
撮影内容は、何人ものAV男優が控えて女性格闘家に戦いを挑んでいき、格闘家はもし負けたら集団レイプをされてしまうと言うものです。
男優たちは格闘に関しては素人ですから、格闘家に殴られて悶絶する人も少なくありません。
しかし、ルールは非常にあいまいで空手家に対してつかみかかることもOKとなっていますから、結局格闘家は服を破かれて師等を繰り広げた末に、集団レイプされてしまいます。
これは演出なしのガチンコの撮影であり、格闘家たちはレイプに顔をゆがめ、レイプ中に酸素ボンベで酸素を吸入する一コマもありました。
「負けたらレイプ」というものでは、鬼ごっこ企画もありました。
女性が街中を逃げ回り、それを男優たちが大勢で追いかけまわします。
捕まればレイプされるという企画であり、女性は必死に逃げ回ります。
女優が陸上選手などの設定であればもっと面白いものになったのでしょうが、出演する女優は普通の女性であり、大勢の男性から追いかけられて逃げられるわけもありません。
逃げ切れるか、つかまるか、というハラハラドキドキはなく、早い段階で捕まってバンの中に放り込まれ集団レイプをされます。
嫌がる女優がレイプされながら「絶対にゆるさねぇからな!」などと抗う姿を見せています。
ガチンコですから、レイプなどのセックスの形が苦手な人は嫌悪感を抱いてしまうでしょう。
筆者もそうでした。
今に伝わる「100人斬り企画」
このほか、強烈な印象を抱いているのが「100人斬り」をテーマとして企画AVです。
ぶっかけというジャンルが出始めた頃、AV業界と接点のない男性にネットで募集をかけ、集まった男性が汁男優として女優にぶっかけを行うというだけでも鮮烈なイメージがありましたが、そこからさらに一歩進んだのが女性にぶっかけるだけではなく、女性とセックスができると言う企画です。
ムーディーズが2002年に「小泉麻由の素人100人斬り」では、実際にAV女優とセックスしてみたいという一般男性を募集して行われた撮影であり、その過激な企画内容をこなすのが当時人気上昇中のJカップギャルというだけあり、非常に話題となりました。
もちろん、このときに集まった男性たちは性病の検査をしっかりと行い、まったく問題がないと言うことを証明する検査証がなければ絡むことはできません。その点には留意されています。
会場の中央には赤いシーツに包まれたキングサイズのベッドが設けられており、その上で100人の男たちが小泉麻由と順番にセックスを繰り広げていきます。
また、過激さをもとめて連続中出しにも挑戦しています。
ここまで現実離れした過激なAVは当時なかなかみられず、業界には衝撃が走りました。
この企画は、現在はアイデアポケットのシリーズになっており、人気女優も挑戦する名物シリーズとなっています。
このような過激な作品が今日まで続くとは誰が予想しえたでしょうか。
縮小する企画もの市場
これら2000年代に始まった企画ものAVの歴史は、様々な形へと進化しながら今も脈々と続いています。
ここで紹介したものは、業界全体が企画ものの可能性に挑戦している時代のことであり、数千万円の予算をくんで撮影が行われたものも少なくありません。
最近のAV業界では、企画ものAVのなかで話題沸騰するようなものがありません。
やれることは大体やったという感じが強く、またAV業界が不景気な今、やりたい企画があっても大量の製作費を投じてもそれを回収できる見込みは少なく、そのような企画ができなくなっています。
それだけに過去の企画作品を例として引用することに違和感を抱くかもしれませんが、あくまでもAVの企画はこんなこともやっている、制作側の発想は常識を越えたところにあると考えるためには参考になるでしょう。
そして、人気女優も企画作品をリリースすることはよくありますが、やはり企画ものの中心となるのは企画女優たちです。
製作費を回収できるかどうかは売ってみなければわからないため、製作費を掛け過ぎるリスクを避けるためにも、出演料の安い企画女優たちをキャスティングすることが多いからです。
もしAV女優に挑戦したいと思っているならば、ほとんどの女性は企画女優からの出発になるでしょう。
全AV女優の8割以上は企画女優であり、企画単体女優や単体女優として活躍できる女性は稀だからです。
したがって、AV女優になった時には、いくらトップ女優のようにドラマもののAVに出演したい、企画ではない純粋なセックスをしたいと思っても、企画ものAVに出演することは多いと思います。
素人ナンパものや乱交ものなどの比較的企画色が弱い作品に出演するのはもちろんのこと、夜行バスで声を押し殺してセックスをする、童貞の男性とセックスをするなどの比較的企画色の強いものに出演する機会もあるかもしれません。