【必須知識】身バレする原因とその対策
身バレとは、身元がバレることを略したスラングです。
ハンドルネームで活動しているネット上の人物の名前や経歴などが知られること、詳しい素性を非公開にしている有名人の経歴や家族構成などが知られることなど、公の場で活動しながらもプライベートにおいて何らかの隠しごとをしている人に対し、それが広まってしまうことならば何でも「身バレ」と言えます。
身バレとは?
良くあるケースでは、芸能人と学生時代に一緒の学校に通っていた人が卒業アルバムの写真をインターネット上にアップすることで、その人の本名や昔の顔が知られることがあります。
そこから整形疑惑が湧きおこることもあるため、大幅な整形をしている女性タレントなどは特にこのようなことに気を付けています。
また、超人気アイドルなどは住んでいる場所やよく行っている場所が知られることを恐れますし、もし恋愛は御法度とされるアイドルに彼氏がいた場合にはそれを知られることは芸能生命にかかわることで、様々な対策がされています。
実際に、アイドルがこっそりとやっているSNSが特定され、その投稿の中から彼氏がいたことが判明して芸能活動を引退したと言うケースもあります。
もっとも、ネット全盛時代の現代においては、誰でも身バレの危険があるといえます。
例えば未成年が飲酒をしたことをtwitterなどで公開しているのを発見したり、バイト先で悪ふざけをしている人を発見すると、たちまち2ちゃんねるなどで「祭り」と言われる状態になり、ネットに強い人たちが八方手を尽くして個人情報の特定にかかることがあります。
その人のSNS上の様々な投稿から学校、職場、友人関係など色々なことを特定し、その投稿に犯罪色があった場合などには退学を余儀なくさせられているようなものもあります。
身バレの被害になりやすいAV女優
このような身バレの被害にとくによく合うのがAV女優です。
AV女優のプライベートがネット上で暴かれるということが後を絶たず、人気AV女優の中にも被害者はかなりいます。
例えば、きよみ玲は在学する大学を特定されましたし、この他にも柚木まい、紗倉まな、遠藤ななみなども被害に遭っています。
大学が暴かれればその女優の学生生活は崩壊しかねませんが、大学の他にも兼業でAV女優をしている人が勤め先の会社名まで暴かれるケースもあります。
さらには本名が特定されたケースもあります。
このような身バレが起きてしまえば、AV女優は女優を続けられなくなるかもしれませんし、家族や友達にばれれば信頼関係が失われるかもしれません。
兼業の女優は会社を辞めなければならないかもしれません。
確かに、ネット上で特定されたことに対して、プロダクションや女優側はその情報が事実であることを認めているわけではありません。
しかし、実際に身バレが話題になったタイミングで女優がPR活動を自粛したり、引退まで追い込まれていることもあるのです。
例えば、上記の柚木まいは現役の京大生であることを暴かれたタイミングがデビュー作の発売直前であったため、このデビュー作は販売が中止となりました。
なぜこのようにAV女優が多く被害に遭うかというと、それなりに理由があります。
それは、AVがネット上のメインコンテンツであることです。
ネット上には無数のコンテンツがありますが、その中でもアダルト関連のコンテンツのアクセス数はダントツであり、やはりネットを利用する人々の多くがAV女優について興味があるのです。
この興味は芸能人の素性を暴こうとする興味と似ているものもありますが、悪意とともに暴こうとする姿勢は芸能人に対してよりもAV女優に対しての方が大きいことも理由です。
そのため、誰かが何気なくAV女優の素性を示唆するような発言、たとえば「同じ学校の友達がAV女優をしている」などという情報をさらせば、ネット民たちがこれに群がって情報収集を始め、簡単に特定されてしまうのです。
これは、上記の一般人に対する「祭り」状態より面白がられ、より積極的に行われることになり、特定から逃れるのは難しいでしょう。
身バレのきっかけとなるのは、AV女優のプライベートの姿が他人のブログなどにたまたま登場しているのをかぎつけられることがほとんどです。
また、最近は少し名の知れたAV女優になればプロダクションの意向でtwitterなどを始めるAV女優は多いですから、そのなかの投稿に誤ってヒントになる情報を含んでしまう女性もいます。
上記の紗倉まなも、twitterの内容と学校のスケジュールがかぶっていることをヒントに、現役の高専生であることが特定されました。
このように、危機意識の薄い女性が、AV女優の中には多いようです。
アイドル、俳優、グラビアアイドルなどと比べたとき、これらに比べてAV女優はSNSやブログをやっている女性は多いにもかかわらず危機意識が薄いのです。
身バレによって人生が狂う可能性が非常に高い職業に就いているため危機意識はもっと必要なのでしょうが、なかなかそうもいかないのが実際のところです。
もちろん、ほとんどのAV女優は芸能人とは違って本名をはじめ大部分を隠しています。
しかし、SNS上でファンと交流するのはいまや誰でもやっていることですし、そのなかで現れる何気ない写真や文章からばれてしまっています。
このように暴こうとする人の種類を考えた時、ファンがストーカー気質を発揮して特定しているように思うかもしれませんが、本物のファンはこのように暴こうとする人はいません。
サイン会に足を運ぶような本当のファンは身元を特定することで好きなAV女優が困ることを知っていますし、メルヘンの部分を楽しんでいます。
したがって、AV女優の仮面の下を暴こうとする人というのは、多くの場合は人を不幸にすることに快感を覚える部類の人や、AV女優を卑下したりAV女優に嫉妬したりして困らせてやろうとする人がほとんどです。
肩書つきのAV女優は特に危険
特に、最近のAV女優には有名大学の現役女子大生であることや、現役看護師であることなどを肩書にした作品が多いものです。
AV女優の数が飽和状態である今、売れる女優になるためには武器となるものは何でも積極的に利用していくことになりますが、そのときにこれらの肩書は非常に有利なものとなります。
なぜならば、視聴者がギャップに興奮するからです。
有名大学の現役女子大生であるということは、これまでのAVは学歴などとは無縁の世界であったことから意外性に富んでいます。
また、そのような大学に通うということは小さいころからある程度裕福な家庭でそれなりの教育を施され、頭がよいことで優等生として認識され、将来もある程度約束されているという世間一般のイメージで見られます。
そして、そのような女性は性的なこととは無縁と言うイメージも同時にあるため、AVという性と直接関係する業界に参入し、乱れた姿を見せることに大きなギャップを感じるのです。
また、看護師や銀行員などという職業は、ある程度社会的立場があるとして認識される職業であり、普通のOLなどに比べて収入の面でも優れています。
したがってAVに出なくとも十分生活できるはずと思えますが、その女性がAVの中で痴態を見せることに興奮するのです。
だからこそ、このような武器を使わない手はありません。
しかし、プロダクションと女優の間では、念入りな打ち合わせと確認の上で肩書がつけられます。
そして多少のフェイクが加えられることもあります。
これは、嘘をついているという意味のフェイクではなく、身バレを防ぐためのフェイクです。
本人の安全や将来を考えてフェイクを設けるのであり、その肩書自体は必ずしも嘘といえないものですが、出身地や年齢にフェイクが加えられると言うケースが多いです。
このことは視聴者としても認識して許容しておくべきことでしょう。
AVとはあくまでも男の願望や妄想を体現するファンタジーの世界であり、それに合わせるためにはフェイクが設けられて当然なのです。
しかし、この肩書をヒントにして本人が特定されるケースが増えています。
この身バレによって引退する女優もいます。
肩書をヒントに身元を暴きたがるのも面白半分に行われることであり、やはりネット上でブログやtwitterに加えて肩書などのヒントも元に身バレが起きます。
このように特定が多い状況の中で、マネージャーやプロダクションは全力でAV女優を守る姿勢でいます。
身バレによって稼ぎ頭が引退に追い込まれては大変だからです。
しかし、AV女優自身がSNSなどを通じて発信する内容から特定されてしまえば、マネージャーやプロダクションも手の打ちようがなくなることもあるため、AV女優自身の自覚が求められると言えるでしょう。