AV女優と一般女性の決定的な違いとは?
AV女優になりたい女性は、「AV女優と普通の女性の違いって何だろう?」と考えたことはないでしょうか。
AV女優と一般女性が違うということは、誰もが漠然と理解していることですが、はっきりとした違いは理解していないことが多いものです。
AV女優と一般女性の違いを知るためには、AV女優が増えた背景から考えるのが理解しやすいでしょう。
時代と共に性に奔放になった女性のうち、AV女優になった女性とならなかった女性との間には、どのような違いがあるのでしょうか。
本稿では、AV女優と一般女性の決定的な違いをお教えします。
AV女優と一般女性の最大の違いとは
近年、といってももう十数年以上前からの流れになるのですが、自ら志願してAV女優になる女性が非常に多くなっています。
それより以前ならば、AV女優という職業は様々な理由で追いつめられた女性が、最後の手段としてAVに出演していたものです。
そのような現実があったのに、どうして女性たちは自らAV女優になろうと思うようになったのでしょうか。
その大きな理由の一つに、現代の女性が性に奔放になったということがあります。
時代と共に、女性の性は確実に開放されていきました。
古い価値観が社会一般に信じられていた時代には、性風俗産業で働く特定の層の女性を除けば、裸やセックスというものは、旦那や恋人といった特定の男性に対してのみ許されるものでした。
そのような考えが長く続いてきたのですが、1990年代半ばには「援助交際」という言葉が生まれます。
援助交際などは、この古い価値観が若い世代に受け入れられなくなったことを示す、象徴的な言葉であると言えるでしょう。
テレクラが全国に広まった当時、特に女子校生が体を売ってお金を稼ぐ援助交際が急速に広まり、ついにはOLや主婦などもごく普通に援助交際をするようになりました。
今でもこの流れは維持されており、援助交際という露骨な言葉は使わず「えん、円、¥(いずれも援助交際の隠語)」「サポ(サポート)」と言われ、出会い系サイトやSNSなどで募集されているのは、ごく普通に見られる現象です。
また、最近の若い女性の間では「パパ活」とも呼ばれており、若い女性が中年男性のパパ(パトロン)を見つけ、デートやセックスをしてお金を稼ぐ現象が広がりつつあります。
ワイドショーなどでもしばしば取り上げられ、「世も末だ」といった意見がよく見られます。
この流れを見ても分かる通り、一般女性の性に対する価値観は、非常に緩いものになっていると言ってよいでしょう。
スマホの台頭もそれに一躍買っています。
スマホを使えば、無料の出会い系アプリなどを未成年も含めた様々な人が使うことができ、援助交際やセフレ探しなどが至る所で行われています。
自らAV女優になる女性の全てが、援助交際やパパ活をしていたり、セフレがいたりするわけではないでしょう。
しかし、身近にあるツールを使えば、自分の体をお金に換えられる手段がいくらでもあるのは事実であり、多くの女性がそのことに気づいています。
それに加えて、長引く不景気によって金銭的に不自由する女性が増えたことで、体を売る女性が急増しているのです。
当然、その選択肢の一つとしてAVが選ばれることもあり、自らAV女優になる女性が増えたことの背景には、このような流れがあるのです。
しかし、援助交際やパパ活とAV出演は異なるものです。
前者は特定の男性にしか体を売りませんが、後者は不特定多数の男性を対象として体を売るのです。
視聴者の中には、家族や親戚、彼氏、友人、知人などがいるかもしれません。
そのような人々に、性を売っていることがバレてしまうのはやはり好ましいことではありません。
だからこそ、AV女優の募集広告を読んでプロダクションの面接に行っても、そこで躊躇してしまって、結局はAV女優にならないという女性も大勢います。
逆に言うならば、彼女たちの論理でいえば、バレなければ何をしてもいいという考え方であるとも言えます。
出会い系サイトで知り合った、名前も素性も分からない男性と、お金を介してセックスをしているわけで、バレなければそれもよしという考え方です。
しかし、AVでは誰に見られるか分からないから躊躇するのです。
援助交際では素性の分からない男性とセックスするのであり、トラブルに巻き込まれたり、性病をうつされる可能性は高まります。
AVはプロダクションが守ってくれますから、トラブルに巻き込まれる危険性は少なく、性病の心配に至ってはほとんどありません。
それでも、顔がバレないリスクが優先されているのです。
このことから、AV女優と一般女性の決定的な違いが見えてきます。
すなわち、「顔をさらす覚悟があること」です。
援助交際や風俗嬢をやっていれば、不特定多数の男性とセックスをするわけですが、それでも大勢に顔がバレる心配はありません。
しかし、AVは大勢に顔を見られてしまうのです。
とはいえ、時代と共に顔をさらす覚悟を持つ女性は多くなっています。
それはAV女優という仕事が後ろめたいものではなくなりつつあるからです。
バラエティ番組をみれば、AV女優たちが活き活きと活動しているのを見ることができ、彼女たちのようになりたいと考える女性さえいます。
彼女たちは、AV女優であることにうしろめたさなど感じておらず、AV女優を仕事と割り切っており、その対価を得るために顔をさらしているのです。
バレるリスクも低くなっている
もちろん、一口にAVといっても様々な流通経路や作品があり、それらを正しく選択していくことによって、顔をさらしてもかなりのレベルまでバレにくくすることは可能です。
実際、AV業界はAV女優を保護するために、できるだけバレないように注意しています。
AV女優に出演していることがバレることを、「顔バレ」といいます。特に、親にバレることを「親バレ」、彼氏にバレることを「彼氏バレ」などとも言います。
顔バレしてしまえば、周囲は大変な騒ぎになります。
娘がAVに出演していると知れば、普通の親ならばやめさせたいと思うものですし、彼氏にしてもそうです。
実際、そのようなケースは少なくなく、バレて辞めてしまうAV女優もいます。
自社に所属する売れっ子が、バレたことを原因に辞めてしまえば、売り上げが低下してしまうため、保護する必要があるのです。
実際の例を見てみましょう。
あるAV女優は、AVのパッケージに顔を出しているものの、その作品を雑誌に関しては制限をかけています。
雑誌がシールで閉じられており、買わなければ見ることができない雑誌ならば掲載OK、それ以外はNGという制限です。
当然、コンビニなどで売られている週刊誌やスポーツ新聞への掲載もNGです。
発行部数の少ない、マニア向けのアダルト雑誌に掲載先を絞ることによって、バレるリスクがある程度低くなります。
またあるAV女優は、すべてOKにしています。すべてというのは、新聞、雑誌、テレビ出演など、すべてOKということです。
テレビの深夜番組などに出演しているAV女優は例外なくこのケースです。
バレることを覚悟している、バレて困るほどの親しい人がいない、親や彼氏公認でAV女優をやっているという場合、このようにどこへでも出演しています。
もし、実際にそのAVを観た人以外には誰にも知られたくないという場合には、パッケージ写真なども全て目に黒線を入れるケースもあります。
こうすれば、実際にそのAVを買った人しか顔を確認できないわけですから、バレるリスクはかなり低くなります。
むしろ、ここまで対策していたにもかかわらず、知人が見てしまってバレたというならば、それは運が悪かったとしか言いようがありません。
このように、メディアへの露出は様々な方法で制限をかけることができます。
AV業界に対してブラックなイメージを持っている人は、顔を大々的にさらしているAV女優を見ると、プロダクションなどから強要されているのだと考えることがあります。
しかし、AV業界が顔出しを強制することはありません。全てAV女優本人の意志に基づいて公開されているのです。
つまり、AV女優としてとにかく売れたい、たくさん稼ぎたいと思っているならば、多くの人に見てもらい、ファンを獲得するために広く公開していきます。
一方、とにかくバレたくない、できる範囲内でやりたい、稼ぎは少なくなってもいいと考えるならば、規制を設ければよいのです。
AV業界では、このような仕組みが備わっており、AV女優の保護は徹底されています。
もちろん、どのような規制をしても100%バレないという保証はありませんが、規制を徹底してもバレた場合には、AV女優の不注意や運の悪さによるものですから、本人たちも「仕方がない」と考えています。
そして、上記のように性を売ることへのうしろめたさが薄れていること、お金が必要な女性が増えていることなどから、AV女優になりたいと考える女性が増えているのです。
あらゆる世代の女性がAV女優になり、年間何千人もの新人AV女優が誕生している背景には、このようなことがあります。
まとめ
AV女優と一般女性の決定的な違いは、ずばり「バレることへの覚悟があるかどうか」です。
その覚悟がなければ、AV女優になることはできません。
しかし、AV業界はバレることへの対策を徹底しているため、AV女優がバレることを望まないならば、バレるリスクを徹底的に下げていくこともできます。
したがって、バレることは多くの人にとって避けたいことですが、対策によってバレるリスクを下げながら出演することもできます。