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AV女優の裏側をのぞける機会をゲットしたのでバッチリ見てきました!

まだまだ謎の多いAV女優業。

業界関係者に取材を行い、女性がAV女優になり、AVデビューしてからVTRに出演し、プロモーション活動なども行っていくにあたってどのような流れで行われるのかを見てきました。

これからAV女優になりたいと思っている女性はぜひ参考にしてください。

AV女優になるとはどういうことか

AV女優裏側

AV女優になる、とは具体的にはどういうことを指すのでしょうか。

それは「プロダクションに所属する」と言うことです。

AV女優は、プロダクションに所属したその日から引退を表明する日まで、ずっとAV女優と言うことになります。

しかし、一般の会社員のように週に5日、決まった会社へ出社するというようなものではありません。

したがって、数ヶ月の長い間作品に出演せず、営業活動を行わないという女優も存在します。

しかし、そんな女優でもAVモデルプロダクションに所属しており、そして引退を表明していない以上はAV女優であることに違いありません。

ただし、プロダクションに所属してAV女優になったからと言って、メーカーからのオファーがなければAVに出演すると言うことはあり得ません。

例えば、ある女性がAV女優の求人に応募し、プロダクションを訪問して面接を受け、無事採用となってプロダクションのモデルリストに登録されます。

しかし、だからと言って、そこで待っていてもオファーはないのです。

後日メーカーに営業活動をしなければ、仕事がくることはあり得ません。

彼女たちは「デビュー前のAV女優」と呼ばれることとなります。

AV女優裏側

もしくは、プロダクションに所属してAV女優として活動した後、結婚や出産などを機に長期間にわたって出演しなくなるAV女優もいます。

彼女たちも引退表明をしないかぎりはAV女優であり続けることになります。

もっとも、引退表明はしていないにもかかわらず、事実上引退しているAV女優もたくさんいます。

最近では、プロダクションが所属AV女優の作品情報やブログなどを集めてウェブサイトを運営していることも多いです。

このようなウェブサイトには所属女優の一覧が写真付きで掲載されています。

プロダクションに面接に訪れた女性は、宣材写真の撮影が済むと、ウェブサイトの所属女優一覧に登録されることとなります。

そして、引退を表明して最期の出演作品の発売日を過ぎると、ウェブサイトから女優の名前と写真は消去されることとなります。

その時点で、そのAV女優は「AV女優」から「元AV女優」になります。

ただし、AV女優は出演した映像に関して一切の権利を持っていないことがほとんどです。

しかし、引退してからも出演作品が復刻盤、オムニバス盤などとして発売されることはあります。

そのため、実質上「元AV女優」となってからも、世間から見てAV女優のように見えると言うことも起こりえます。

とはいえ、AV女優として活動しているかどうかといった点では、プロダクションから登録を抹消されてしまえば、AV女優としての彼女はこの世に存在しなくなります。

それだけに、プロダクションに所属しているかどうかが、AV女優であるかどうかの一つの定義と考えることができます。

デビューまで

AV女優裏側

以上のように、一般女性とAV女優の違いはAVプロダクションに所属しているかどうかによって決まります。

そして、ほぼすべてのAV女優は、まずプロダクションに面接に訪れることで、AV女優としてのキャリアが始まります。

AV女優になる女性の大半はスカウトを受けてプロダクションを訪れていましたが、最近ではその流れも変わりつつあります。

求人広告を見て自分から応募してくる女性も多くなってきています。

とはいえ、まだまだ自分から応募してくる女性に比べると、スカウトマンによる紹介のほうが多数派のようです。

プロダクションが自社でスカウト担当社員を雇っている場合もあります。

その他、スカウト専門事務所と契約を結び、スカウト事務所のスカウトマンに声をかけられて興味を持ち、プロダクションを訪れる女性も多くいます。

女性がプロダクションを訪ねると、どういった活動が可能であるかを確認し、両者が納得の言った場合にはプロフィールを登録する作業を行います。

最近ではAV女優のボーダレス化が進んでAV女優のレベルが昔に比べると圧倒的に向上しています。

その為、自らプロダクションに応募した女性の中には、そのレベルに達することができずに登録を拒否される場合もあります。

スカウトの場合には一定のレベルをクリアしている女性がスカウトを受けます。

AV女優裏側

この時点でプロダクションから登録を拒否される女性は、未成年や身分証明不可能な場合を除いてあまりいません。

面接が終了すると、そのままの流れで宣伝材料のための写真、つまり宣材写真の撮影を行う日時を調整します。

宣材写真はメーカーへの売り込みに使われる重要なものとなるため、プロダクションは宣材写真の撮影に力を入れいます。

プロのカメラマンとメイク担当者によって行われるため、新しく面接に来た女性何人かの都合を合わせ、土日などに4,5人規模で行われることが多いです。

宣材写真撮影は、プロダクションに登録した女性の初めての仕事と言えるかもしれません。

AV女優にしてもそのような意識は強いようで、あるAV女優はインタビューに対して

宣材を撮った前日が一番緊張した。眠れなかったし。VTRの撮影の時も前日は寝れなかったけど、宣材の前の日は直前まで『やっぱりやめようか』とか考えてた。

宣材撮るよって言われていった日に、初めて同じ事務所の女の子たちを見て、皆これからAV女優になるんだ、あたしもだ、って実感が湧いたよね。

あたしの場合は単体だったからVTRの前にグラビア誌の撮影何かがあったり、専属契約のために二ヶ月ちかく面接回ってたから、VTRのときには緊張はなかったな。

などと、宣材写真の撮影に際しての興奮を語っています。

宣材写真撮影が終わると、撮影した写真を元にプロダクションはAV女優のプロフィール、つまり宣材資料を作成します。

宣材資料が出来上がると、AV女優たちは担当マネージャーに同行してもらって、メーカー面接を行います。

プロダクションの面接を受けてから宣材写真撮影までが大体1~2週間で、宣材写真撮影が完了してからメーカー面接回りが始まるまでがまた1週間程度を要します。

メーカー面接は、単体女優として売り込むか、企画女優として売り込むかによってかなり勝手が異なります。

AV女優裏側

単体女優として売り込む場合には、専属契約に応じてくれるメーカーが見つかるまでひたすら宣材資料をもってメーカー回りを行います。

企画女優の場合には、いくつかのメーカーを営業で回り、好条件の撮影オファーを出してくれるところから、順番に出演依頼を受けていくことになります。

単体女優としてデビューを臨むAV女優が、メーカー面接で単体契約にこぎつけた場合、企画女優に比べて大々的に売り出されることとなります。

VTRを撮影してデビューする前にいくつかの週刊誌やグラビア誌などでグラビア撮影を行うことが義務付けられることが多いのです。

その場合、契約成立から1~2ヶ月の間は、VTR撮影は行われず、グラビア撮影だけを行うこととなります。

何本かグラビア撮影をこなした後、デビュー作の企画内容が通知され、撮影日時の調整をし、実際の撮影の運びとなります。

もちろん、このような義務を課せられない場合もあります。

そのような単体女優は単体契約が成立すると、すぐに撮影日時の調整が行われ、実際の撮影予定が組まれることとなります。

企画女優の場合には、単体女優のようにグラビア撮影を経てデビューとはなりません。

営業面接に訪れたメーカーから出演依頼が来て、それに納得がいって承諾した時点でデビューが決まります。

複数のメーカーから依頼があった場合には、その中で最もギャラが高く、内容が易しいものから承諾していくのが一般的となります。

出演依頼は多くの場合、撮影日時や撮影内容を伴って通知されるため、都合が合えば承諾し、撮影当日に現場に向かい、撮影をこなしていくこととなります。

ちなみに、単体女優も企画女優も、メーカーから出演依頼を受け、撮影当日までは短期間となっているのが普通です。

このことについて、企画女優は以下のように語っています。

この日空いてる?って連絡が来たので、空いてますよって言ったんです。

そしたらハイ、じゃぁ来週うのこの日デビューの撮影だからって。内容はキャットファイトですって言われた。

キャットファイトが何なのかも知らなかったから意味わかんなかったけど、特にこだわりなかったから分かりましたって。

だから、デビュー作はキャットファイトです。6人出演のやつだったから、特にデビューって謳ってるわけでもないよ。

このように、撮影が決定してから撮影終了までは素早いスケジュールで進められることが多いです。

初のVTR撮影が終わるとAV女優のデビューは業務上はすでに済んだようなものですが、単体女優の場合にはデビュー作の発売日がデビューの日と呼ばれることが多いです。

例えば、3月に初めてのVTR撮影を終えて、それ以降も毎月1本のペースで撮影をこなしているAV女優でも、

初めてのデビュー作が発売されるのが7月ならば、5月や6月の期間は「デビューを7月に控えたAV女優」と呼ばれることとなります。

 

 

VTR撮影

AV女優裏側

デビューした単体AV女優は、契約期間中は基本的に月に1本のVTR撮影を必ず行います。

企画女優の場合にはメーカーと専属契約を交わしているわけではないため、月の出演本数は本人のペースに任されます。

しかし、学生でありながら企画女優をやっているような兼業女優の場合には月に3本程度、専業の場合には月に5本程度が平均的なペースとなっているようです。

メーカーから出演依頼を受け、AV女優が承諾するならば撮影が行われます。

多くの場合には監督面接と呼ばれる面接があり、ここで監督と作品内容に就いての打ち合わせを行い、日程調整を行い、就業場所や時間の連絡がプロダクションを通して行われます。

撮影に前もって脚本がFAXなどで送られてくることもありますが、多くの場合はAV女優が脚本を初めて目にするのは早くても前日の夜となります。

では、撮影当日はどのようなスケジュールで何が行われるのでしょうか。

VTR撮影は大抵二日間程度、短いものならば一日で全てが行われるため、スケジュールは過密です。

特に、製作費が削減化傾向にある今となっては、スタジオレンタル料を超過してしまうと赤字になってしまうため、キビキビとしたスケジュールで進められます。

集合時間は朝の8時など早めに賭けられることが多いです。

そのため遠隔地に自宅があるAV女優は撮影前日にプロダクションのオフィスや都内のビジネスホテルに入って集合に備えることとなります。

一般的な集合場所は新宿駅付近のビル前等となっており、製作会社が自社の大型車を止めて待機しています。

この集合時間や集合場所は業界の通例となっているため、この時間のこの場所には何社もの製作会社の車が似通った場所で待機しているという光景が見られます。

AV女優と同時にメイク担当者、照明担当者、AV男優、スチールカメラマンなどの各スタッフが集合し、製作会社の車で監督やADと合流します。

スタジオは都内にあるスタジオが使われる場合もあります。

一軒家を全て使用する撮影や、バスの中や病院など特殊なシチュエーションで撮影が行われる場合には、都内のはずれや埼玉県、千葉県などのスタジオが使用されることが多いです。

AV女優裏側

移動のためには基本的に全て製作会社の車が使用され、移動中の車内では脚本とスケジュールの確認や雑談が行われます。

新人AV女優の場合には移動中や撮影現場にもマネージャーが同伴するのが一般的です。

しかし、半年以上のキャリアを持っている人や、半年を経過しておらずとも作品にたくさん出演して慣れている企画女優の場合には、撮影現場まで同行するのは監督など現場スタッフのみとなります。

スタジオなどの撮影現場に入ると、まずはメイクルームと呼ばれるAV女優の控室が確保されます。

小規模なスタジオでは、控室も撮影に使用すると言ったこともあり得ますが、基本的には一部屋をメイクルームとします。

メイク担当者が鏡の前にメイク道具を広げ、AV女優は出演シーンの撮影以外はその部屋で待機していることとなります。

そのため、メイク担当者とAV女優は撮影当日かなりの時間を一緒に過ごすこととなり、メイク担当者が事実上のお世話係となっていることが多いです。

監督の中には、メイク担当者とAV女優の控室での“女同士の会話”をメイク担当者から聞き、撮影現場に不満が内科などの参考にしている監督もいます。

事前の打ち合わせで自前のメイクをしてくるように言われている場合は別ですが、基本的には撮影当日のメイクやヘアスタイリングはメイク担当者が行うため、集合時のAV女優はすっぴんであることが多いです。

そのため、集合場所でADが女優を探しに行った時、化粧した時の顔とすっぴんの顔との格差が激しい女優の場合には、ADが探すのに苦労するという笑い話もあります。

メイクルームが確保されると、AV女優はシャワーか洗顔を行い、メイクを行います。

絡みと呼ばれるベッドシーンの前後には必ずシャワーを浴びるのが慣例であり、よって進行表の順序によってシャワーのタイミングも決まります。

メイクが行われている間、現場スタッフは撮影シーンに合わせて部屋やスタジオのセッティングを行います。

通常、1本のVTRに対して10シーン以上あるため、いくつもの部屋やスタジオを利用することが多く、そのたびにセッティング作業が迅速に行われます。

ドラマ形式のVTERではシーン数が20以上に分けて行われることもあるため、セッティング非常に大変な作業となります。

ADをはじめ裏方の人たちはバタバタと走り回ってセッティングを行っているのです。

撮影はシーンごとに分けて行われます。

1シーンの撮影には、イメージ・シーンなど短ければ20分程度であり、からみやSMシーンと言った撮影では長い場合で1時間半以上が費やされることもあります。

通常、1シーンごとにAV女優はメイクルームへ戻り、メイク直し、シャワー、着替え、喫煙、軽食などのための20分程度の休憩をとることとなります。

AV女優裏側

ドラマ形式の撮影をのぞくと、AV女優はシーンごとに衣装や髪型などが変わるため、メイク担当者はシーンの撮影が終わるたびに、20分の休憩時間の中で迅速に次のシーンの衣装とメイクの用意をします。

その間にも、スタッフはセッティング作業を行っており、ADは絡みの撮影時間中などわずかな休憩時間しか撮ることができないこともしばしばです。

撮影の形態はスタッフやVTRのジャンル・シーンによって色々です。

例えばハメ撮りならばAV男優がカメラを撮って撮影を行い、絡みの撮影中の部屋の中にはAV女優とAV男優二人きりと言うこともあります。

ドラマシーンなどではスタッフ全員が部屋内の各持ち場に就いているような場合もあります。

また、ドラマシーンやイメージシーンでは脚本も詳細で指示がはっきりと出されることが多いのに対し、絡みのときにはセリフも行為も大まかな指示のみが行われいます。

AV男優とAV女優のアドリブによって行われることがほとんどです。

したがって、現場に慣れない新人AV女優の場合には、絡みのシーンがうまくこなせずに何度もカットが入り、撮り直しになることもよくあることです。

ドラマ形式やシチュエーションがはっきりとした作品ではなく、ドキュメンタリータッチの作品の場合には、脚本に出演者とシチュエーションと大まかな流れのみが描かれていないこともあります。

そのような場合には現場に慣れたAV女優ならば完全なアドリブでこなしていき、慣れない新人AV女優は休憩時間に監督と打ち合わせを行って内容が決定していくという流れの物もあります。

とくにインタビューのシーン等では、本番中に実際にインタビューを行っているものが多く、細かくセリフが決まっていることは少ないです。

あまりしゃべることができない新人AV女優の場合には撮影中にカメラを止めて、監督と相談をしてしゃべる内容を検討していき、撮影を再開するという流れで行います。

VTR一本に対してAV女優が一名出演する作品でも、男優は通常2~3人は出演します。

進行表に応じて途中から合流した利、先に帰ったりするのが一般的です。

AV男優は男優とはいってもスタッフの一員という感じで、メイクルームなどの控室が用意されることはなく、スタッフとともに撮影現場にいることが多くなります。

AV女優が何名も出演する現場の場合には、控室には何名ものAV女優が待機していることとなり、雑談やゲームで時間がつぶされているようです。

撮影が一日で終わる場合でも、二、三日に及ぶ場合でも、撮影当日のスケジュールは丸一日詰め込まれていることが多いです。

特に新人AV女優などはカットも多く撮影に時間がかかるため、深夜0時を越える撮影も珍しくありません。

全てのシーンの撮影が終わると、スタッフタチは迅速にスタジオの撤収作業に取り掛かります。

その間にAV女優はシャワーと着替えを済ませて、睡眠をとったりメイク担当者と雑談をしながら撤収作業が終わるのを待ちます。

撤収作業が終わって車に荷詰めが完了すると、スタッフとAV女優が乗車し、帰ることとなります。

通常、集合場所付近での解散となることが多いのですが、深夜に及ぶ撮影の後やAV女優の自宅やプロダクションの事務所などが近くにある場合にはそこまで送り届けてもらえることもあります。

帰りの車内で睡眠をとるAV女優も多いですが、一日仕事を共にしたスタッフと談笑するAV女優も少なくありません。

二日間以上に及ぶ撮影の場合でも、よほどの遠隔地や海外での撮影をのぞけば一日のスケジュール終了後には一旦解散することとなります。

解散後、マネージャー同伴ではないAV女優はプロダクションやマネージャーの携帯電話に撮影終了の連絡を入れると、VTR撮影は終了です。

ギャラの振り込みは通常は1ヶ月後となることが多いのですが、その期間にVTR撮影に関してはAV女優に何らかの義務が課せられることはありません。

ただし、作品に携わるその他の業務として、パッケージ撮影が残されています。

パッケージ撮影

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パッケージ撮影は、VTR撮影当日に一緒に行われることもあるほか、別の日に改めて予定を組んで行われることもあります。

稀に、メーカーの都合でパッケージ撮影がVTR撮影よりも先に行われることがあります。

しかし、大抵の場合パッケージはVTRの内容に伴ったものが撮影されるため、VTR撮影の後にパッケージ撮影を行われます。

VTR撮影当日に行われる場合、その場だけスチールカメラマンだけ(VTRカメラマン不在の形で)で行われることとなります。

パッケージは製作会社ではなくメーカーのプロデューサー管轄になっていることが多く、VTRと同時に撮影されるときでもプロデューサーが同席して行われることが多くなっています。

パッケージ撮影がVTR撮影と別の日に行われる場合と言うのは、パッケージに特に力を入れているメーカーでよく行われる形です。

多くは都内のスタジオで、半日程度を使って行われます。

AV女優はマネージャー同伴の上、現地スタジオ集合という形式が多くなります。

パッケージ撮影はAV女優がこなす業務の中でも大変なものの一つです。

単にパッケージの表紙に使われる写真を撮影するだけではなく、作品のプロモーションに使われる写真も同時に撮影します。

その為、AV女優は少なくとも三回以上の衣装替えとメイク直しをしながら、数時間に及ぶ写真撮影が行われます。

VTR撮影よりも衣装替えやメイクに時間がかけられ、また、同じポージングや同じ衣装で一時間以上の撮影に耐えなければなりません。

この大変さを多くのAV女優が以下のように語っています。

VTRは別に疲れないんですよ。楽しいし。

でもパッケージ撮影だけは本当につらくて嫌いです。

確かに、普通に自分で撮った写真よりも何倍も可愛く写ってるから嬉しくもなるんだけど、初めてのときはこんなに大変なのか、高がパッケージ一枚のために・・・と思いました。

でもマネージャーもVTRの前の日は別に何を食べたり飲んだりしてもいいんだけど、パッケージとグラビアの前の日はあんまり食べずに良く寝るように。

コンディションをつくっておいて、といわれたから、パケは重要なんだなっていうのはわかったよ。

このような声がよく聞かれます。

VTR撮影とパッケージ撮影がどちらも終了すれば、一つの作品に出演するのに際してのAV女優の全ての業務は終わります。

出演を重ねるAV女優は、以上のようなVTR撮影とパッケージ撮影を繰り返し行っています。

 

 

プロモーション活動

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AV女優はVTR出演だけを行っていればそれで全ての業務をこなしたことにはなりません。

VTR出演以外にも、プロモーション活動を行う必要があります。

プロモーション活動には大きく分けて2種類あり、一つは作品販売プロモーションのためにメーカーが主体となって行うプロモーション活動です。

もうひとつはAV女優自信のプロモーションのためにプロダクションが主体となって行うプロモーション活動です。

ここでは、その両者のプロモーション活動をくわしく見ていきましょう。

メーカー主体のプロモーション活動

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メーカー主体のプロモーション活動の代表的なものはサイン会や握手会です。

基本的には単体女優のみに与えられる任務となりますが、有名な企画女優になると、何人かのAV女優で同時に行うイベントもあります。

秋葉原などの都内で行われることがある他、通常の単体女優は広島・福岡・名古屋などへ一泊程度で出向き、いくつものDVDショップをまわりながらプロモーション活動を行います。

ちなみに、このプロモーション活動は同時期に同メーカーからデビューしたAV女優が二人一組などになって行われることもあります。

このようなプロモーション活動では、AV女優に同行するのはメーカーのプロモーション担当者とマネージャー、そして現地スタッフです。

地方での活動の場合、当日の朝早くに東京駅や羽田空港といった場所で合流し、現地に向かう形となります。

現地では、メーカーのプロモーション担当者の車に乗り、DVDショップやレンタルビデオ店を回り、各店舗とメーカーの共済で1~2時間のイベントが開催されます。

イベントと言うとなんだか大規模なものをイメージしがちですが、その内実は質素なものです。

DVDの陳列棚の前に机を並べて、作品を購入してくれる人に対してサイン、握手、ツーショット写真などの特典が与えられます。

イベント開始に当たってはAV女優が1~2分のごく短いトークを行い、そのごサイン会・握手会に写っていきます。

デビュー直後のAV女優でも通常20名程度の観客が集まるため、販促のための一定の効果が得られることがわかっています。

イベント後は店内ポップ用のスナップ写真の撮影や店内掲示用のサインを行い、次の現場へと向かいます。

AV女優はこの時、基本的には自前の私服と自前のメイクで登場します。

その為、イベント会場に集まるファンたちの中にはサインや握手目当てではなく、AV女優の素顔が見たいからという理由から参加している人もたくさんいます。

熱心なファンになると、全ての地方イベントに出向き、プレゼントや手紙などでコミュニケーションを図ろうとする人もいます。

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しかし、基本的にはファンとの個人的な連絡をとることはプロダクションの方針で禁止されていることも多いです。

また、ファンからのプレゼントも食品類には精液が混入している可能性があるため廃棄します。

家電やぬいぐるみには盗聴器が入っている可能性があるため廃棄となり、結局は手紙や花くらいしか女優の手元には残らないようです。

こういったイベントは、メーカーやプロダクションの方針によってAV女優に対するギャラが発生しない、つまりVTRの出演料に含まれているとされていることも少なくありません。

しかし、一般的な例としては2日間の活動で5万円程度の報酬が与えられるようです。

地方でこのようなプロモーション活動が行われる場合には、通常は泊りがけで行われます。

そのため、複数の女優が一緒にイベントを行った時、女優同士は食事休憩時や夜のホテルなどで友人関係となることもあります。

AV女優の友達なんて基本的にはいませんよ。私は自宅が下北沢だから事務所にも止まらないし。

でも、一緒にサイン会をやった子の番号は知ってるよ。

結局、事務所が一緒でも名前しか知らなくて会ったこともない子も多いよ。

だけど、イベントで一緒になったり、VTRで共演したりするとちょこちょこ友達はできていく。

という声があります。

通常、AV女優は他のプロダクションの女優との交流を禁じています。

これは、他のプロダクションの女優と交流を以て情報交換を行った時、ギャラを聞いて

「自分のプロダクションはこれだけしかもらえない、でもあの子はあんなにもらってる」

などというプロダクションにとって不都合な情報が入るきっかけを防ぐためです。

そのため、通常単体女優は他のAV女優との交流機会を持ちにくいものですが、イベントが起床な交流機会となっていることも多いものです。

プロダクション主体のプロモーション活動

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次に、プロダクション主体のプロモーション活動の場合を見ていきましょう。

プロダクションが主体となって行うプロモーション活動には、グラビア撮影や雑誌取材、または撮影会といったものがあります。

グラビア撮影や雑誌取材は、単体女優の場合にはメーカーからある程度義務付けられることもあります。

しかし、AV女優自身のプロモーション活動となるため、プロダクション側も積極的に行っていることが多いです。

週刊誌やグラビア誌への掲載となるグラビア撮影は、プロダクションがコネを持っている出版社に打診したり、出版社のマネージャーとAV女優が営業に出向くことによって掲載が決まります。

内容はAV女優のタイプによって様々ですが、通常は半日~1日で撮影が行われます。

撮影スタッフとなるスチールカメラマンはVTR撮影やパッケージ撮影と同じスタッフが担当することも多いようです。

ギャラは一般的には5万円が相場となっていますが、2日以上に及ぶロケ撮影や、特殊な内容を含む撮影の場合には、それぞれの場合に応じて増額されます。

撮影場所は都内のスタジオや近隣の公園などが使われることが多いです。

つぎに雑誌取材ですが、雑誌取材は基本的に活動中のAV女優に対して出版社から取材させてくださいといったオファーが来ることが多いです。

ジャーナリストによるインタビュー、雑誌の企画による私服公開などのページの取材、ファンとの交流体験など内容は取材によって様々です。

ギャラはフラビアなどに比べると少額となっており、かかる時間も1~2時間と大がかりなものは少ないものです。

中にはVTR撮影の現場で空き時間を使って行われることもあります。

雑誌取材を受けることが多い女優はVTRの内容が特殊なAV女優、人気AV女優、しゃべるが面白いと評判のAV女優等です。

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その反面、高額のギャラを受け取る単体AV女優でも、雑誌取材を受けたことはほとんどないといったAV女優も存在します。

また、AV女優の存在が一般化して社会に受け入れられている現代では、AV作品の視聴者ではない人の目にふれる一般男性誌や女性誌の取材も多いです。

そのような場合には同性の友人や両親の目を気にして取材を断る女性も多くなります。

プロダクション主催のプロモーション活動の中には、一般の視聴者と交流を持つ機会も存在し、撮影会がそれに当たります。

撮影会とは、首都圏のスタジオなどを貸し切り、昼ごろから夕方にかけて、AV女優が着衣あるいは脱衣の状態で被写体となり、参加者たちが自前のカメラでそれを撮影すると言うものです。

AV女優は自前の衣装やプロダクション所有の衣装を着て、自分のペースで被写体となり、これを10~20人の参加者が囲んで撮影をします。

これもギャラは5万円程度です。

単体女優はVTR撮影が1カ月のうち一回だけなので、パッケージを含めても2~3日でVTR撮影に伴う業務は全て終了してしまいます。

それだけに、プロモーション活動の日数が本業のVTR撮影を上回ることも珍しくありません。

また、雑誌取材を頻繁に受けている人気女優になると、それだけで20万円くらいの収入を得られるといった女優も存在します。

プロモーション活動は、AV女優として成功するための活動として、AV女優の意志で行われるものであり、プロダクションやメーカーがこれをAV女優に強制することは少ないものです。

ただし、プロモーション活動を積極的にこなしている女優はその努力が認められて、良い条件での仕事が続けられる可能性が高くなります。

その為、基本的にはプロモーション活動は促進され、多少なりともこなしていくのがAV女優の慣習的な文化となっていると言えます。

 

 

契約更新と引退

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ここまでの内容から推察できるように、AV女優は業務の大部分をプロダクションに任せており、交渉や契約、営業活動を行う際にAV女優が主体的になって行動することは少ないと言えます。

では、AV女優として活動を継続していくか、休止するか、引退するか、といった意思決定はどのように行われ、プロダクションはそれをどのように受け止めるのでしょうか。

まず企画女優の場合ですが、企画女優には単体女優のような長期間にわたる出演契約は存在しません。

したがって、どれだけ仕事をしていつ休みをとる、と言ったことは出演依頼に対する承諾と断りによって自分自身で調節が可能となります。

たとえば、学生をしながら活動をしている企画女優の場合には、学校の試験や卒業研究といった予定に合わせて数カ月単位で休みを取ることも可能です。

その場合にはプロダクションに連絡をしてマネージャーに全ての出演依頼を断ってもらうようにしておきます。

逆に出演ペースを増やしていきたいと思う場合には、現在来ているオファーを全て承諾し、増量の必要に応じてメーカー面接を積極的に行っていくことになります。

引退に関しても、企画女優の場合にはシンプルです。

基本的には本人の意思によって撮影予定が特に入っていなければ、引退表明後、プロダクションの登録リストからAV女優名を削除します。

そして、それ以降の出演依頼を断るといった方法によって引退が行われます。

ただし、稀なケースではありますが、有名企画女優が引退する場合には、あらかじめ時期を決定してメーカーとプロダクションが相談します。

その後、引退作に出演してAV女優業に終止符を打つというケースもあります。

では、メーカーと契約中の単体女優はどうなるのでしょうか。

基本的には、契約途中の引退はタブーとされています。

しかし、引退を考えるに至る事情が妊娠や体調不良などといったやむを得ないものである場合には、契約本数を残して引退することもあります。

このときには何らかのペナルティが設けられると言うこともなく、基本的にはプロダクションがメーカーに謝罪して引退させることとなります。

実際に、あるAV女優は単体契約を結び、2本目に出演した時点で妊娠が発覚しました。

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それをプロダクション社長に話すと

それじゃしょうがないから辞めなよ、元気な赤ちゃんみせてくれよ。

といってスムーズに辞められたといいます。

基本的に、強引な引きとめが行われたり、ペナルティが課せられたと言うことは聞きません。

業界内での暗黙のルールとして、AV女優を強制的に働かせるということは避けられているのです。

次に業務の継続の場合ですが、これは何らかの意思確認が行われているかと言うとそうではなく、単体女優でも継続は自動的に行われています。

メーカーとの契約を満了したAV女優は、次にまた新しいメーカーと単体契約を結ぶか、もしくは企画女優に転身します。

このような手続きや予定は基本的にプロダクションが行い決定しています。

このことに関する体験談として、

次のメーカー決まってるから何日に顔見せに行くよって言われて、メーカーにあいさつに行ったんだけど、事実上その日はもう監督面接だった。

契約切れたからこれからは月に何本でも出演できるよ、っていわれて営業面接の予定が入ってた。

と言うものがあります。

このように、活動の休止や引退を表明しない以上は、活動の継続はプロダクションによって自動的に実行されています。

いうなれば、彼女たちにゆだねられているのは引退するという決定権と、出演依頼を受けるか断るかの決定権です。

その他の一切の判断は基本的にはプロダクションにゆだねられていると言えます。

AV女優はAV作品に単発的に出演していくのではなく、プロダクションに所属した時点でAV女優となります。

AV女優としての活動を開始し、引退するまでの間は常に眼前に仕事の予定が並べられているのです。

このような流れは、彼女たちが引退を自己申告するまでは切れることなく延々とつづいていきます。

辞めようと思った時にはいつでも辞められるのですが、辞めようと思わない限り続けていくと言う前提のもとに活動を続けていきます。

 

 

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